1 地方公営企業法適用移行支援業務委託 公募型プロポーザル実施要領

地方公営企業法適用移行支援業務委託
公募型プロポーザル実施要領
1 業務の目的
常滑市下水道事業への地方公営企業法の適用に必要な移行業務について、受託
候補者をプロポーザル方式により選定するために必要な手続きを定める。
2 プロポーザル方式により受託候補者を特定する理由
下水道事業を取り巻く環境が厳しくなる中、
将来にわたって計画的に維持管理、
施設更新を行うには、地方公営企業法を適用することにより経営状況を明らかに
することが求められているが、
その移行業務は価格のみの競争ではなく、
合理性、
効率性も加味した移行業務となるため、プロポーザル方式で受託候補者を選定す
る必要がある。
3 業務概要
(1) 委託業務名
地方公営企業法適用移行支援業務委託
(2)路線等の名称
常滑市内
(3)委託業務場所
常滑市新開町4丁目1番地地内
(4)業務内容
別添「地方公営企業法適用移行支援業務仕様書」のとおり
(5)履行期限
契約締結日から平成32年3月31日まで
(6)提案限度額
77,403,600円(消費税及び地方消費税を含む。)
4 実施するプロポーザル方式の型
公募型プロポーザル方式
5 受託候補者決定までのスケジュール(予定)
(1) ホームページ掲載
平成28年7月27日(水)
(2) 参加表明
平成28年7月27日(水)から8月4日(木)
正午まで
(3) 提案資格確認通知
平成28年8月5日(金)
(4) 企画提案書提出要請
平成28年8月5日(金)
(5) 質問書受付
平成28年8月5日(金)から8月10日(水)
午後5時まで
1
(6) 質問回答送付
(7) 企画提案書の提出
(8) プレゼンテーション
(9) 審査結果通知
(10) 契約締結
平成28年8月12日(金)
平成28年8月5日(金)から8月19日(金)
午後5時まで
平成28年8月23日(火)
平成28年9月13日(火)
平成28年9月末(予定)
6 参加資格
本提案に応募できる者は、以下のすべての要件を満たさなければならない。
(1) 常滑市の入札参加資格者名簿(平成28・29年度)に登載されていること。
(2) 参加表明書の提出期限において、次の①から⑧のいずれにも該当すること。
① 地方自治法施行令(昭和22年政令第16号)第167条の4第1項の規定に
該当する者でないこと。
② 次の申し立てがされていないこと。
ア 破産法(平成16年法律第75号)第18条又は第19条の規定による破産
手続開始の申し立て
イ 会社更生法(平成14年法律第154号)の規定による更生手続開始の申し
立て
ウ 民事再生法(平成11年法律第225号)の規定による再生手続開始の申し
立て
③ 「常滑市指名停止取扱要綱(平成20年4月1日施行)」による指名停止期
間中でないこと。
④ 「常滑市が行う事務及び事業からの暴力団排除に関する合意書」(平成24年
3月1日付常滑市長・常滑警察署長締結)
に基づく排除措置を受けていないこと。
⑤ 下水道事業における地方公営企業法適用移行支援業務の受託実績が、平成18
年4月1日以降に「同種業務」又は「類似業務」の完了実績又は履行中の実績
を3件以上有していること。なお、「同種業務」又は「類似業務」の定義は次
のとおりとする。
※「同種業務」とは、地方公営企業法適用移行に伴う下記ア~ウの業務をすべ
て含んだ業務とする。
ア 資産調査・評価
イ 移行事務支援
ウ 会計システム導入支援
※「類似業務」とは、地方公営企業法適用移行に伴う上記ア~ウの業務のいず
れかを含んだ業務とする。
ただし、地方公営企業法適用移行支援業務のための基本計画のみの業務は
対象外とする。
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⑥
下水道事業における地方公営企業法適用移行支援業務の受託実績が、平成1
8年4月1日以降に、「同種業務」又は「類似業務」の完了実績又は履行中の
実績契約額が総額1億円以上あること。
なお、受託実績契約額は、業務実績書(様式1-3)に記載する5件以内の
契約額(税込)の総額とする。
⑦
愛知県内に本店、支店又は営業所(事務所を含む)を有し、建設コンサルタ
ント業務を営んでいること。
⑧
平成28・29年度愛知県の設計、測量、建設コンサルタント等の入札参加
資格を有する者で、その業種中、下水道部門の愛知県建設工事請負業者選定要
領に定められた委託業務に係る総合点数が、270点以上を有する者であるこ
と。
7 配置予定者に関する要件
配置予定者は、次の要件を満たさなければならない。
(1) 管理技術者は、技術士(総合技術監理部門―下水道)
、技術士(上下水道部門 ―
下水道)又はRCCM(下水道)のいずれかの資格を有し、平成18年度以降に
同種業務又は類似業務に従事した完了実績又は履行中の実績を有する正社員で
あること。
(2) 照査技術者は、技術士(総合技術監理部門―下水道)
、技術士(上下水道部門 ―
下水道)又はRCCM(下水道)のいずれかの資格を有し、平成18年度以降に
同種業務又は類似業務に従事した完了実績又は履行中の実績を有する正社員で
あること。
(3) 担当技術者は、地方公営企業法適用移行支援業務について、平成18年度以降
に同種業務又は類似業務に従事した完了実績又は履行中の実績を有する正社員で
あること。
(4) 照査技術者は、管理技術者と兼務することはできない。
(5) 公認会計士を選任し、
本業務に係る相談及び指導を受けられるようにすること。
また、
公認会計士は、
公営企業会計移行に関する専門知識と経験を有する者とし、
受託者と直接雇用関係又は協力関係にあること。
8 参加表明
(1) 提出書類
① 参加表明書(様式1-1)
② 会社概要書(様式1-2)
③ 業務実績書(様式1-3)
④ 法人登記簿謄本
⑤ 会社パンフレット
(2)提出書類の留意事項
参加表明書
・必要事項を記入し、社印及び代表者印を押印する。
3
会社概要書
業務実績書
(3)受付期間
(4)提出部数
(5)提出方法
(6)提 出 先
(7)確認通知
・会社概要、従業員数、資格取得者の状況等を記入する。
・平成18年度以降の受託実績(履行中も含むこと可)
を3件以上5件以内で記入する。
・当該実績の内容がわかる契約書等の写しを添付する。
平成28年7月27日(水)から8月4日(木)正午まで
各2部(A4縦綴、片面印刷で)
郵送又は持参(郵送の場合は8月4日必着)
〒479-8610 愛知県常滑市新開町4丁目1番
常滑市建設部下水道課業務チーム宛
平成28年8月5日(金)に参加表明書中の連絡先に記載の電子メ
ールアドレス宛てに「提案資格確認通知書(様式2)」により通知す
る。
なお、提案資格を有すると確認した事業者に対しては、「企画提案
書提出要請通知書(様式3)」を上記通知書に合わせて送付する。
9 質疑応答
この実施要領に関する質問は、次の方法で行うこととし、原則として個別対応
はしない。
(1)提出様式
地方公営企業法適用移行支援業務委託に関する質問書(様式4)
(2)受付期間
平成28年8月5日(金)から8月10日(水)午後5時まで
(3)提出方法
電子メール
なお、送信後は電話により着信確認すること。
電 話 :0569-35-5111 内線212
メール :[email protected]
(4)提 出 先
常滑市建設部下水道課
(5)回
答
提出された質問への回答は、質問者を特定できないようにしたうえ
で、提案資格を有すると確認した全事業者に対し、8月12日(金)
に電子メールにて回答する。
なお、評価基準、審査の詳細に関する質問は受付けない。
10 企画提案書等の提出
A4フラットファイル(色自由)に縦綴、片面印刷で製本し、郵送又は持参で
提出する。
(1)提出書類
① 企画提案書(様式5-1)
② 参加表明書類提出時に提出した書類
ア 参加表明書(様式1-1)
イ 会社概要書(様式1-2)
ウ 業務実績書(様式1-3)
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エ 法人登記簿謄本
オ 会社パンフレット
③ 企画提案書添付書類
ア 実施体制(様式5-2)
イ 実施方針(様式5-3)
ウ 実施工程(様式5-4)
エ 固定資産の調査・評価(様式5-5)
オ 会計システム導入支援(様式5-6)
カ 移行事務支援(様式5-7)
キ 独自提案(様式5-8)
④ 見積書(様式任意)
(2)企画提案書添付書類の留意事項
実施体制
実施体制欄
(様式5-2)
・図表等を使い表示する。
実施担当者一覧
・管理技術者、照査技術者は各1名、担当技術者は
1名以上配置する。
・担当技術者を複数配置する場合は、うち1名を主
たる担当技術者と区分して記入する。
・主な資格欄には、技術士(総合技術監理部門―下
水道)、技術士(上下水道―下水道)、RCCM
(下水道)のいずれかの資格を記入する。
実施担当者担当業務欄
・管理技術者、照査技術者、主たる担当技術者につ
いて記入する。
・平成18年度以降に履行した実績(履行中も可)
を各1件以上記入する。
・各配置予定技術者の資格書の写しを添付する。
実施方針
・業務の目的、着眼点、実施方針、業務のフローチャ
(様式5-3)
ート等を記載する。
・A4縦、片面印刷1枚にまとめる。
実施工程
・業務の実施項目と各年度にわたる実施期間を明示
(様式5-4)
して表示する。
・A3横、片面印刷1枚にまとめ、A4縦に収める。
固定資産の調査・評価
(様式5-5)
・固定資産調査・評価、基礎資料収集から資産デー
タ編集まで、及び、編集された資産データ方の評
価方法を具体的に説明する。
5
・A4縦、片面印刷2枚にまとめる。
会計システム導入支援 ・会計システム導入支援の考え方、固定資産システム
(様式5-6)
との関連、導入後の支援について具体的に説明す
る。
・A4縦、片面印刷1枚にまとめる。
移行事務支援
・移行事務の内容を具体的に提案する。
(様式5-7)
・A4縦、片面印刷1枚にまとめる。
独自提案
・提案した見積額の範囲内で、提案できる。
(様式5-8)
・A4縦、片面印刷2枚にまとめる。
見積書
・書式は任意とする。ただし、下記ア~エごとに金額
(様式任意)
を示し、その内訳も添付すること。
ア 法適化移行に係る計画準備
イ 固定資産調査・評価
ウ 公営企業会計システム導入支援
エ 法適化に伴う移行事務支援
なお、別途導入予定の「企業会計システム」に対
する資産データのコンバートに必要な協議、調整及
び運用開始までの必要業務を含む。
・見積書は参考見積もりとするが、提案内容に対応す
る見積額の妥当性について審査事項のひとつとし
て取り扱う。
・参考見積書に記載された見積額に消費税の8%に相
当する額を加えた金額をもって審査金額とする。さ
らに、最終的な契約金額についてはこの額を上限額
として最優秀者と協議し決定する。
(4)受付日時
平成28年8月5日(金)から8月19日(金)午後5時まで
(5)提出方法
郵送又は持参(郵送の場合は8月19日必着)
(6)提 出 先
〒479-8610 愛知県常滑市新開町4丁目1番地
常滑市建設部下水道課業務チーム宛
(7)提出部数
9部(正本1部、副本8部)
なお、正本には会社印、代表者印を押印する。
11 選考方法
(1) 特定手順
常滑市が、別に設置する審査委員会において、企画提案書及びプレゼンテー
ションにより総合的に評価・審査を行い、最も優れた提案者を受託候補者とし
て特定する。その後、受託候補者と契約に向けた仕様書の調整、手続き等を経
て随意契約する。
6
なお、企画提案者(提案資格を有すると確認した事業者)が5社を超えた場
合は、書面による一次審査を実施し、上位5社から選考する。その場合、一次
審査の結果は、確定後、速やかに企画提案者全員に文書で通知する。
(2) プレゼンテーション
① 日時
平成28年8月23日(火)
常滑市役所
② 会場
なお、詳細は対象者に別途通知する。
③ 進め方及び留意事項
・プレゼンテーションは、1社60分とする。
(内訳:準備5分、説明30分、質疑20分、片付け5分)
・プレゼンテーションは、パワーポイントを用いて企画提案書の説明をする。
従って、その説明は提案した企画提案書の内容に限られ、企画提案書に記載
していない内容の追加提案及びその説明は認めない
・プレゼンテーション時に必要なプロジェクター、電源は市で準備するが、そ
の他必要となる機材
(パソコン等)
については提案者において準備すること。
・ 出席者は最大5名とする。うち、説明者、管理技術者は必ず出席する。
・ 説明者及び質疑応答者は、常滑市を担当する担当者とする。
・ 審査委員会は非公開とする。審査の経過や結果など審査に関する問い合わ
せには一切応じない。また、異議申し立ても受けない。
(3)審査基準
審査は、次の審査基準に基づき、企画内容、企画提案者の能力等を総合的に
評価する。
なお、提案者が1社の場合でもプレゼンテーションは実施し、審査委員会に
て採点し、その総得点が60%以上あれば採択する。
また、総得点が同点の場合は、見積金額が最も低い者を採択する。
審査基準
評価は、概ね下表に基づいて総合的に評価する。
評価項目
評価事項
業務実施体制
必要な有資格者を配置し適切な体制(サポート
体制・チェック体制)をとっているか。
実施方針
常滑市下水道事業をどう分析し、過去の実績・
経験をどう生かして、提案をしているか。
実施工程
期間内に完了できる実現可能な工程か。
固定資産の調査・整理
固定資産調査・評価の方針から資産データ編集
までを具体的に説明できたか。
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固定資産の評価
編集されたデータをどう取りまとめ評価してい
くかを具体的になされたか。
会計システム導入支援及
び移行事務支援
会計システム導入支援の考え方、固定資産シス
テムとの関連、導入後の支援及び移行事務支援
の内容を具体的に説明できたか。
独自提案
仕様書に示す事項のほか、専門的な視点から独
自の提案があったか。
プレゼンテーション
説明が明瞭で取組意欲もあり、質疑応答も適切
であったか。
見積書
全企画提案者中の最低見積額を満点とし、その
割合で案分して評価する。
配点10点×(最低見積金額÷提案見積額)
※少数点以下切り捨て
12 結果の通知及び公表
参加者全員に「特定(非特定)通知書(様式6)」により審査結果を通知する。
また、結果は、市ホームページに掲載する。
13 その他の留意事項
・企画提案は1事業者1提案とする。
・参加表明及び企画提案書等の作成費用、通信費、郵送料、プレゼンテーション等に
係る費用は、提案者の負担とする。
・提出された企画提案書類は原則返却しない。
・提出後の企画提案書の訂正、追加又は再提出は認めない。
・参加表明を取り下げる場合は、8月19日(金)午後5時までに様式7にて常滑市
建設部下水道課へ提出すること。
・受託後の企画提案書に記載された実施体制(管理技術者、技術士等)の変更は原則
認めない。
・提出書類に偽造があったとき、又は、応募資格を満たさないことが判明したときは
失格とする。
・電子メールの通信事故等があった場合でも、常滑市は一切の責任を負わない。
・本プロポーザルに関する情報開示請求があった場合、常滑市情報公開条例に基づき
提案書類を公開することがある。
・企画提案書及びこの事業における成果物はすべて常滑市に帰属する。
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