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NEWS
京都ダルクに女性のためのホーム
ができました
の開設について
このチラシを手にとっていただき,ありがとうございます。薬物依存症者の回復を支援するNPO法
人京都DARCは,このたび,薬物依存に苦しむ女性のためのホームを開設しました。京都DARCで
は平成15年から薬物依存症からの回復施設の運営,家族への心理ケアの提供,刑務所や学校等の司法・
教育・医療・福祉機関へ回復のメッセージを届けること,ニュースレターによる情報発信等を通じ,薬
物依存症者とその家族を支援してきました。その中で,たくさんの傷つきをもった女性の,安全を守り,
安心して回復していくことのできる場の必要性を強く感じ,たくさんの方のご理解やご支援を得て,こ
のたび,女性ホームの開設に漕ぎつくことが出来ました。まだまだ,よちよち歩きの施設ですが,成長
の可能性もいっぱいと信じています。男性施設ともども,どうぞ末永くよろしくお願いいたします。
京都DARC
へのご支援をお願いします
ワイオリは平成24年秋,京都市内に家を借りてスタートしました。開設の初期費用は助成金をいた
だくことで乗り切りましたが,今後も家賃や光熱費,子育てかたりあいグループワークの事業費,地域
の活動への参加費などのために,お金が必要です。目標金額は600万円です。これは, ワイオリが半
年間に必要とする支出相当額です。ワイオリは,自分たちに与えられた回復のための場所を今度は自分
が作りたいという熱い思いや,帰ることの出来る居場所さえあれば,もっとちがった支援が出来たので
はないかという多くの援助職の忸怩たる思いに後押しされて誕生しました。小さな家ですが,そこに灯
りを燈し続けたいのです。金額はいくらでも構いません。たくさんの方が関心をもって見守ってくださ
ること,そのこと自体を心強く感じます。いただいたご支援は,大切に大切に使わせていただきます。
どうぞ,ワイオリへの寄付をお願いいたします。
ワイオリスタッフ
運営委員一同
※寄付振込先
■銀行振込
■郵便振替
京都中央信用金庫
竹田南支店
口座番号
口座番号0070155
特定非営利活動法人
代表理事
特定非営利活動法人
京都DARC
京都DARC
塚本誠一
特定非営利活動法人
TEL&FAX
00960-7-317977
京都 DARC 〒612-0029
075-645-7105
京都市伏見区深草西浦町 6-1-2 サンリッチ西浦 1 階
URL : http://www.yo.rim.or.jp/~kyo-darc/
ワイオリは
独立行政法人福祉医療機構
社会福祉振興助成事業の助成を受けています。
のこと Q&A
薬物依存症のこと,
Q
薬物依存症って何ですか?
A
薬物依存症は依存性のある薬物(合法,非合法,処方薬全て含む)の使用を,自
分の意志でコントロールできなくなる慢性の病気です。一生付き合い続けなければい
けない病気ですが,薬を使わない生活を続けることは出来ます。わたしたちはこれを
「回復」と呼んでいます。
Q
運営委員(精神保健福祉士)
薬物依存症は自業自得ではないのですか?
A
薬物にはまる理由は人それぞれですが,単に叱責したり,見捨てると脅したり,
排除したりすることでは薬は止まりません。刑務所に入ったとしても,必ずまた社会
に戻ってくるのです。回復の道のりは,薬物でごまかしてきた自分自身に向き合う作
業であり,薬をやめ続けていくための支援が必要です。その支援が薬物を使わなくて
も生きやすい社会作りへつながるのです。
Q
運営委員(弁護士)
どうして女性と男性を分けるのですか?
A
女性の薬物依存症者の中には,性被害やDVなど様々な暴力の被害に遭い,心に
傷を抱えている人がいます。そのことで,人とくに男性に対して, 恐怖心をもってい
ることや適切な距離感が分からないことがあります。社会に出る前に,まず落ち着い
て自分の体験を振り返ることが出来る,安全で安心な場所が必要なのです。また,薬
物依存症を抱えながらの,月経や妊娠,出産,閉経など「自分の身体との付き合い方」
や子どもとの関わり方など,女性に特有の悩みを共有できる場所も必要です。
運営委員(カウンセラー)
施設長からのごあいさつ
これまで,薬物問題とともに,暴力や暴言が当たり前という状況を生き延びてきた中で,
自分の心の傷,また自分を大切にすることや危機感が分からないという仲間にたくさん出
会いました。子どものいる仲間が子どもと一緒にどう回復し,親子関係を修復していくか,
またクリーンになってから出産した仲間が子育てをしながらどう生きていくか,NA(自
助グループ)へのつながり方や,社会で生きていくためのパイプ作りの大切さを見つけて
いけるような居場所,もちろん単身の女性も色々な問題から安全・安心への道を歩んでいけるよ
うな居場所,ワイオリをそんな場所に育てていきたいと思っています。どうぞ,皆様の温かいご
支援で私たちを支えていただきますようお願い申し上げます。
ワイオリ施設長
美沙
京都ダルクニュースレターについて
皆様からの寄付をワイオリの活動にどのように使わせていただいているかは,年
6回発行している「京都ダルクニュース」によりご報告させていただきます。寄付
にあたって記載していただいたご住所へ送付させていただきます。なお,
ニュースレターは継続購読(購読料 2000 円)も受け付けております。