託送料金原価の概要 1.前提諸元(需要量・設備投資計画) ・原価算定期間は平成 29~31 年度の 3 年間とし、以下の前提諸元に基づき算定しました。 H29 年度 H30 年度 H31 年度 申請原価 (H29~31 年平均) 需要量(百万 m3、45MJ) 3,757 3,764 設備投資計画(億円) 278 267 (注)需要量は卸供給分を除く。設備投資計画は託送供給に係る設備投資額。 3,779 3,767 260 268 2.託送料金原価の概要 ・託送料金原価は、新たな託送料金算定省令(※)に基づき、算定しております。 (※)「電気事業法等の一部を改正する等の法律附則第十八条第一項本文の規定に基づき一般ガス事業者が定める 託送供給約款で設定する託送供給約款料金の算定に関する省令」 (単位:億円) 項 目 金 額 営 業 費 比較査定対象費用 労務費 93 委託作業費 44 消耗品費 38 賃貸料 4 雑費 3 その他(旅費交通費、通信費等) 6 一般管理費 小 85 計 277 252 減価償却費 個別査定対象費用 修繕費 76 租税課金 55 固定資産除却費 29 事業報酬 36 △5 その他(控除項目等) 設備費用 443 6 需給調整費 19 需要調査・開拓費 制度変更に伴い新たに追加される費用 小 計 25 468 合 計 745 (裏面へ) -1- 1.各項目の金額の端数は切り捨てのため、計と一致しない場合がある。 2.比較査定対象費用は、託送供給に係る労務費や委託作業費などの諸経費総額(過去実績)を導 管延長で除した単価(実績単価)と、同規模のガス事業者平均単価とを比較し、低い方の単価 に原価算定期間の導管延長を乗じて算定。 3.個別査定対象費用は、設備費用(減価償却費、修繕費等)および制度変更に伴い新たに追加さ れる費用(需給調整費、需要調査・開拓費)。原価算定期間における設備投資計画等に基づき 個別に算定。 4.導管部門に係る労務単価 導管部門に係る労務単価(計算値) 712 万円/人・年 (注)本単価は、導管部門(兼務している場合は主たる所属により判断)に係る従業員の基準内賃金(基本給) 、 賞与、基準外賃金(家族手当等(超過労働給与額を除く) )の合計額から、比較査定対象ネットワーク 費用において減額された額および経営効率化控除額の合計額(労務費相当分)を控除した額を、導管部 門に係る従業員数で除して計算したもの。 5.事業報酬率は経済産業大臣告示に定められた 2.18%を適用。 6.制度変更に伴い新たに追加される費用の内容は以下のとおり。 (1)需給調整費 ・ガスの受入・払出しに関する運用ルールの変更に伴い、ネットワーク全体の需給調整に必要と なる供給力の調達および振替供給により生じる製造設備の稼働増減に要する費用。 (2)需要調査・開拓費 ・需要調査費は、新たな都市ガス導管網の整備を検討する地域における潜在需要の調査等に要 する費用。 ・需要開拓費は、新たな都市ガス導管網の整備を検討する地域や、過去5年以内に敷設された 既存の都市ガス導管網の周辺地域における都市ガス化の提案等に要する費用。 (参考)競争発注比率の拡大目標 以 -2- 上
© Copyright 2024 ExpyDoc