託送供給約款認可申請に係る査定方針 (PDF形式

託送供給約款認可申請に係る査定方針
平成28年12月
四国経済産業局電力・ガス事業室
目 次
はじめに ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2
基本的な審査の方針 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4
四国ガス ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5
1
~はじめに~
【申請の概要】
託送料金原価の内訳(3年平均)
(単位:千円)
四国ガス
比較査定対象ネットワーク費用
2,829,266
需給調整費
287,812
修繕費
507,600
租税課金
479,421
固定資産除却費
208,507
減価償却費
3,017,182
バイオガス調達費
0
需要調査・開拓費
320,553
事業者間精算費
73,800
営業外費用
0
法人税等
45,671
事業報酬(レートベース、事業報酬率)
421,970
控除項目(営業雑益、雑収入、事業者間精算収益)
▲96,726
NW総原価
8,095,056
2
~基本的な審査の方針~
改正法附則第18条第1項の規定に基づき、本年7月に認可申請がなされた託送供給約款について、
算定省令や審査要領、「電気事業法等の一部を改正する等の法律附則第十八条第一項本文の規定に
基づき一般ガス事業者が定める託送供給約款で設定する託送供給約款料金の算定に関する省令の規
定に基づき経済産業大臣が別に告示する値」(以下「告示」という。)等の法令関連規定、総合資源エネ
ルギー調査会基本政策分科会 ガスシステム改革小委員会(以下「ガス小委」という。)での議論の結果
に照らし、申請された料金が「能率的な経営の下における適正な原価に適正な利潤を加えたものである
こと」等の改正法附則第18条第2項の要件に合致したものであるかを審査した。
なお、今回は、100を超える一般ガス事業者から一度に託送料金認可申請が行われること、平成29年
4月に小売全面自由化を遅滞なく施行する必要性に鑑み、一部の費目については比較査定(ヤードステ
ィック方式)を採用することとされた。
営業費⽤
使
労 電 ⽔ ⽤
務 ⼒ 道 ガ
費 料 料 ス
費
た
旅
委 試
消
な
費 通 保 賃 託 験 教
耗 運
卸
交 信 険 借 作 研 育
品 賃
減
通 費 料 料 業 究 費
費
耗
費
費 費
費
営業費⽤以外
⼀
貸
般
倒 雑
管
償 費
理
却
費
需
租
給 修
税
調 繕
課
整 費
⾦
費
固
定
資
産
除
却
費
減
価
償
却
費
バ
イ
オ
ガ
ス
調
達
費
需
要
調
査
・
開
拓
費
事
業
者
間
精
算
費
営
業
外
費
⽤
⽐較査定対象費⽤
法
⼈
税
等
事
業
報
酬
控
除
項
⽬
本報告書において、「託送料金原価」とは、算定省令第2条第1項の原価等を指す。
3
個別査定対象費⽤
<査定結果>
四国ガス
-前提計画(需要想定・設備投資計画)供給計画の数値が誤っていたため、ガス需要計画の需要量を修正する。
・・・863千 m3(3年平均)
863千 m3を需要想定の需要量に追加する
-経営効率化計画原価算定期間における設備投資等(未契約分)に4.0%の経営効率化割合を乗じて得た額に相当する
費用を託送料金原価から減額する。
-比較査定対象ネットワーク費用将来の導管総延長は、過去の供給計画上の計画値の実現率(過去3年平均)を踏まえて算定することと
し、導管総延長が短くなる部分については、託送料金原価から減額する。
・・・28,010千円(3年平均)
計28,010千円託送料金原価から減額する
-需給調整費(調整力コスト)1.過去の最大時ガス量の算定について、平成26年度のピーク日ガス生産実績を見込みから実績に修正
する。
2.適正法人税等の金額を原価算定期間の3年平均額として調整力コストを算定し、これを上回る部分を
託送料金原価から減額する。
・・・1,749千円(3年平均)
計1,749千円託送料金原価から減額する
-修繕費1.レートベースから減額した導管の設備投資等に係る修繕費は、託送料金原価から減額する。
2.平成29年度~平成31年度の期首帳簿原価にガスメーターに係るものが含まれているため減額する。
3.ガスメーターの修繕費について、平成31年度の算定誤りを修正する。
4.未契約分について、経営効率化に係る検討の結果に基づき、託送料金原価から減額する。
・・・17,350千円(3年平均)
計17,350千円託送料金原価から減額する
4
-設備投資関連費用(固定資産除却費、減価償却費、事業報酬)1.固定資産除却費
(1)ガスホルダーの除却費が過去の実績と比較し過大であったため、託送料金原価から減額する。
(2)除却費に係る物価上昇率は認めない。
(3)未契約分について、経営効率化に係る検討の結果に基づき減額した資産に係るものは、託送料金原
価から減額する。
・・・15,033千円(3年平均)
2.減価償却費
(1)工事計画や金額の妥当性に欠けるものとして、レートベースから減額した資産に係るものは、託送料
金原価から減額する。
(2)原価算定期間において保有する設備のうち、入居見込みの無い社宅、非託送関連設備とみなされる
設備及び整圧所で過大に保有していると認められる設備等でレートベースから減額した資産に係るもの
は、託送料金原価から減額する。
(3)未契約分について、経営効率化に係る検討の結果に基づきレートベースから減額した資産に係るもの
は、託送料金原価から減額する。
・・・157,272千円(3年平均)
3.事業報酬
(1)工事計画や金額の妥当性に欠けるものとして、レートベースから減額した資産に係るものは、託送料
金原価から減額する。
(2)原価算定期間において保有する設備のうち、入居見込みの無い社宅、非託送関連設備とみなされる
設備及び整圧所で過大に保有していると認められる設備等でレートベースから減額した資産に係るもの
は、託送料金原価から減額する。
(3)未契約分について、経営効率化に係る検討の結果に基づきレートベースから減額した資産に係るもの
は、託送料金原価から減額する。
・・・34,685千円(3年平均)
計206,990千円託送料金原価から減額する
5
-租税課金、営業外費用、控除項目1.工事計画や金額の妥当性に欠けるものとして、レートベースから減額した資産に係る固定資産税は、
託送料金原価から減額する。
2.原価算定期間において入居見込みの無い社宅、製造設備や販売設備とみなされる設備及び整圧所で
過大に保有していると認められる設備等でレートベースから減額した資産に係る固定資産税等は、託送料
金原価から減額する。
2.未契約分について、経営効率化に係る検討の結果に基づき減額した資産に係るものは、託送料金原
価から減額する。
・・・12,063千円(3年平均)
計12,063千円託送料金原価から減額する
-需要調査・開拓費需要開拓活動の委託に係る公募手続き等について十分な説明がなかったことから、ガス小売事業者間
の公平性の確保が確認できないため、託送料金原価から除く。
・・・320,553千円(3年平均)
計320,553千円託送料金原価から減額する
-事業者間精算費・収益上流の特定ガス導管事業者が平成28年10月末までに提出した事業者間精算料金表の単価を参照し
て、自社の事業者間精算費を更新し、託送料金原価に反映することとする。
・・・63,989千円(3年平均)
計63,989千円託送料金原価から減額する
-その他申請中の託送供給約款記載事項のうち以下の事項については、見直しを行う。
1.逆流方向の託送供給の実現に向けた見直し
○受入地点よりも払出地点の圧力が高い同一区域内の託送について
同一区域内で、受入地点よりも払出地点の圧力が高い託送供給については、当該区域内の圧力ごとの
ガスの需給状況を踏まえて対応できる範囲であれば、実現可能である場合が多いと考えられる。
したがって、ガス導管事業者は、こうした託送供給依頼について、特段の支障がない限り原則として引き
受けるべきであり、託送供給約款においても、こうした託送供給を引き受けないとしている規定は修正す
る。
2.中途解約補償料に関する見直し
増量に伴う契約変更時の中途解約補償料については、各事業者の託送供給約款に、「ただし、個別契
約締結時点で託送供給依頼者が把握できなかった託送供給先需要家の消費機器等の増設等により、契
約期間内に契約最大払出ガス量を増量変更することが合理的と認められる場合には、契約中途解約補償
6
料は申し受けません。」との追記をする。
3.その他
その他、記載誤り等についても修正する。
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