北海道大学情報基盤センター 新学際大規模計算システム 移行支援

北海道大学情報基盤センター 新学際大規模計算システム
移行支援・チューニング支援要領
1. 支援の概要
北海道大学情報基盤センター(以下「本センター」という)では,平成 30 年稼働予
定の(新)学際大規模計算システム(以下「新システム」という)の導入作業を実施中
です。新システムにおけるスーパーコンピュータは,現有の HITACHI SR16000(以
下「現有システム」という)からプロセッサアーキテクチャやオペレーティングシステ
ムが変更される見込みです。
そこで,本センターでは,現ユーザのプログラム資源を円滑に新システムに移行する
ための「移行支援」
,新システムにおいてユーザが有するプログラムを高性能化するた
めの「チューニング支援」を実施します。本支援の対象となるプログラムは公募により
選定いたします。
2. 支援の内容
(1) 移行支援
移行支援事業では,公募により選定したプログラムを対象に,新システムの稼働開始
までに,新システムにおけるプログラムの動作確認とそれに必要なプログラムの改修
を行います。なお,外部のライブラリや特殊な関数の利用等により,新システムにおけ
る動作確認ができない場合,問題点を記述したレポートをユーザに送付します。その
際,可能な限り新システムにおける動作に必要な代替手段を提示します。
(2) チューニング支援
チューニング支援事業では,新システムの稼働以後に,公募により選定したプログラ
ムを対象として,その高性能化に関して支援を行います。各々の採択プログラムに対し
て,ユーザ,新システム落札ベンダ,本センターの三者が協議し,最大で約 3 年間に亘
り,その高性能化について継続的に取り組みます。本支援事業では,単なるプログラム
チューニングに留まらず,解法や並列化アルゴリズム,実装方式などの変更についても
検討を行います。
3. 応募対象プログラム
本支援事業の対象とするプログラムは,本センター現有システムにて稼動中の大型
計算プログラムで,新システム稼働後も引き続き運用予定であり,対応の遅れが今後の
研究に支障をきたす恐れがあるもの,または,新システムにおいて,高性能化を図るこ
とにより,一層の成果が期待できるものとします。
4. 申請方法
「移行支援・チューニング支援事業申請書」を本センターに郵送または持参してくだ
さい。なお,申請者が複数のプログラムを有し,その各々について申請したい場合,個
別に申請を行ってください。申請書はプログラム単位に必要となります。
5. 採択後の手順
本事業に採択された場合,定められた期日(2016 年 11 月頃を予定)までに,入力デ
ータを含むプログラム一式と現有システムにおける出力結果,性能情報(使用ノード
数,使用プロセッサ数,計算時間等)を本センターに提出いただきます。
6. 審査の方法,採択予定数
審査は申請書に記載の事項に基づいて行います。特に,研究の目的,平成 27 年度の
本センタースパコンシステムの利用実績を重視いたします。
(利用実績は,申請書記載
のユーザ ID に基づいて本センターで査定いたします。
)
採択予定数は以下の通りです。
移行支援:10 件程度
チューニング支援:4~5 件程度
7. 申請申込み期間・申請書提出期限
別紙 1 の申請書に必要事項を記載の上,以下の期間内に応募申請してください。
平成 28 年月 8 日 1 日(月)~平成 28 年 9 月 30 日(金) 期限厳守
なお,応募書類に記載された個人情報は,下記の目的以外で利用することはありませ
ん。ただし,法令等により提供を求められる場合を除きます。
(1) 本センターにおける審査
(2) 採択プログラムに関して,本センターの広報誌及びホームページに当該プログラ
ム名,代表者の所属・職名・氏名を掲載
(3) 特定の個人を識別できない状態に加工した統計資料等への利用
(4) 支援事業実施のための新システム落札業者への連絡
8. 郵送及び問い合わせ先
〒 060-0811 札幌市北区北 11 条西 5 丁目 北海道大学情報基盤センター
(総務企画部情報企画課 共同利用・共同研究担当)
TEL:011(706)2956
FAX:011(706)3460
E-mail:[email protected]