運営会議資料NO.1-⑤ 参考資料 ニュースリリース 2 0 1 6 年 7 月 2 8 日 株式会社日本政策金融公庫 中 小 企 業 事 業 本 部 保 険 企 画 部 第189回 信用保証利用企業動向調査結果の概要 (2016年4~6月期実績、7~9月期見通し) [概況] 信用保証利用企業の資金繰りは、やや改善している ~景況は一部に弱い動きが見られるものの、持ち直しの動き。先行きについては、慎重な見方~ 【金融関連】 ○ 資金繰りD.I.は、マイナス幅がやや縮小し、▲12.0となった。 ○ 借入難易感D.I.は、マイナス幅がやや縮小し、▲1.5となった。 ○ 今期(16年4~6月)に借入を実施した企業の割合は、やや増加した。 【保証利用】 ○ 今期に借入を実施した企業のうち、保証を利用した企業の割合は、横ばい。 ○ 来期(16年7~9月)における保証利用要請D.I.は、やや低下し▲0.9となり、3期連続で過去最低を更新した。 ※ 保証利用要請D.I. ・・・金融機関による保証利用要請が「強くなると思う」企業の割合-「弱くなると思う」企業の割合。 【生産等】 ○ 生産・売上げD.I.は、マイナス幅がやや縮小し、▲10.4となった。先行きについては、マイナスとなり慎重な見方となっている。 ○ 採算D.I.は、マイナス幅がやや縮小し、▲12.2となった。 【特別調査】 「事業承継への意識等について」 ○ 事業承継時期については、経営者の年齢層が高くなるにつれて「今後10年以内」に事業承継をする企業が増加する傾向にあり、 60歳以上では50%超 となっている。 一方で、60歳以上であっても「明確な時期は決めていない」との回答が20%超となっており、 「まだ事業承継について考えていない」と合わせると30%超を占めている。 ○ 事業承継における課題として、経営の承継問題では「事業承継者を教育すること」(42.0%)及び「取引先との関係を維持すること」(37.6%)、 後継者の選定問題では「事業承継者の候補を確保すること」(27.6%)、資産・負債の承継問題 では「借入に対する現経営者の担保等を 解除すること」(21.5%)の比率が高くなっている。 <調査の要領> 調 査 時 点 調 査 対 象 2016年6月中旬 9地域(北海道、宮城、東京、愛知、石川、大阪、広島、香川、福岡)の信用保証協会利用先 16,000企業を対象としており、回答企業の約77%が従業員20人以下の小規模企業となっています。 有効回答企業数 4,800企業 回 答 率 30.0% <お問い合わせ先> 日本政策金融公庫 中小企業事業本部 保険企画部 Tel:03-3270-2384(担当:前田、宮本、野口) 〒100-0004 東京都千代田区大手町1-9-4 大手町フィナンシャルシティ ノースタワー 本資料は日本銀行内金融記者クラブ、経済産業記者会に同時配布しております。 本資料は日本銀行内金融記者クラブ、経済産業記者会に同時配布しております。 運営会議資料NO.1-⑤ 参考資料 (1)資金繰り (2)借入難易感 ・借入難易感D.I.は、マイナス幅がやや縮小し、▲1.5となった。 ・資金繰りD.I.は、マイナス幅がやや縮小し、▲12.0となった。 7-9 10-12 2016/1-3 4-6 7-9 ▲ 11.4 ▲ 10.0 ▲ 10.4 ▲ 13.3 ▲ 12.0 ▲ 10.1 ▲ 8.5 ▲ 9.9 ▲ 6.4 ▲ 9.3 ▲ 10.1 2015/4-6 資金繰りD.I. 実 績 見通し 2015/4-6 実 績 借入難易感D.I. 見通し (注) 前期比。資金繰りD.I.は、「好転」企業の割合-「悪化」企業の割合。季節調整値。 4-6 ▲ 1.5 ▲ 6.4 7-9 ▲ 7.0 借入難易感D.I.の推移 ()は前期値 (D.I.) ()は前期値 (D.I.) 20 20 9.2 11.3 10 10 0 ▲ 5.7 ▲ 11.2 -10 ▲ 18.4 ▲ 8.5 異次元金融緩和 (13年4月) -30 ▲ 35.9 ▲ 26.8 -30 ▲ 35.1 -40 東日本大震災 (11年3月) -50 ▲ 32.2 -50 景気後退期 ▲ 52.6 資金繰り(実績) 資金繰り(見通し) ▲ 22.6 ▲ 33.8 ▲ 37.7 景気後退期 ▲ 2.7 -20 ▲12.0 (▲13.3) -40 0.2 -10 ▲ 14.4 ▲ 30.4 ▲1.5 (▲3.4) 木材・家具 0 -20 -70 7-9 10-12 2016/1-3 ▲ 1.5 ▲ 0.3 ▲ 3.4 ▲ 6.6 ▲ 6.5 ▲ 8.1 (注) 前期比。借入難易感D.I.は、「容易」企業の割合-「困難」企業の割合。原数値。 資金繰りD.I.(季節調整値)の推移 -60 ▲ 2.5 ▲ 8.1 -60 金融円滑化法施行 (09年12月) 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 (暦年・四半期) 借入難易感(実績) 借入難易感(見通し) -70 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 (暦年・四半期) 1 (3)借入れ状況 ・一社あたりの借入金額別構成比は、「1千万円以下」がやや増加、 「5千万円超」がやや減少した。 ・今期(16年4~6月)に借入を実施した企業の割合は、やや増加した。 ② 一社あたりの借入金額別構成比(季節調整値) ① 借入を実施した企業の割合(季節調整値) 2015/4-6 借入れ企業の割合 0-20人 21人以上 26.4 23.5 40.7 7-9 25.7 22.7 41.1 借入れ企業の割合 (%) 10-12 27.2 23.4 41.5 0~20人 2016/1-3 22.9 20.4 35.5 4-6 2015/4-6 1千万円以下 1千万円超~5千万円 5千万円超 25.6 23.5 35.8 21人以上 ()は前期値 70 景気後退期 (%) 65 60 60 7-9 40.4 44.4 15.0 39.7 43.1 17.0 10-12 2016/1-3 41.1 42.2 17.6 平均借入金額(右軸) 1千万円以下 1千万円超~5千万円 5千万円超 4-6 39.7 41.2 18.6 42.2 40.2 17.4 (万円) 木材・家具 6,000 景気後退期 55 50 50 5,000 42.2 4,060 4,000 45 40 40 35 35.8 (35.5) 30 30 25 25.6 (22.9) 20 23.5 (20.4) 10 3,000 40.2 17.4 20 15 1,000 10 5 99 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 (暦年・四半期) 2,000 0 99 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 (暦年・四半期) (注) 「借入」は、信用保証を利用した借入と信用保証を利用していない借入を合計したものである。 2 ・資金使途については、運転資金及び設備資金ともに横ばい。設備資金については、9.2%と引き続き高水準で推移している。 ③-2 運転資金の内訳 ③-1 資金使途の構成 (原数値) 運転資金 運転・設備資金 85.9 85.8 86.7 84.3 88.8 88.5 89.3 88.1 87.9 84.3 87 87.9 88.1 89.8 90.3 90.1 87.4 86.8 89.6 87.7 88.6 91.5 16年4-6月期 16年1-3月期 15年10-12月期 15年7-9月期 15年4-6月期 15年1-3月期 14年10-12月期 14年7-9月期 14年4-6月期 14年1-3月期 13年10-12月期 13年7-9月期 13年4-6月期 13年1-3月期 12年10-12月期 12年7-9月期 12年4-6月期 12年1-3月期 11年10-12月期 11年7-9月期 11年4-6月期 11年1-3月期 0% 20% 40% 設備資金 4.9 5.5 3.8 5.1 3.2 4.1 3.5 4.1 3.6 5.2 4.3 5.1 3.8 3.8 4 3.6 6 5.3 5 6 4.8 4.6 60% 80% 9.2 8.8 9.5 10.6 8.1 7.4 7.3 7.8 8.5 10.6 8.7 7.0 8.1 6.3 5.7 6.3 6.6 7.9 5.4 6.3 6.7 3.9 100% 16年 15年 60 4-6月期 1-3月期 10-12月期 7-9月期 4-6月期 既往借入れ の借換資金 36.5 43.7 38.8 38.0 40.5 売上増加 運転資金 26.0 24.1 24.9 23.7 24.2 売上減少・ 赤字補てん資金 21.1 22.3 19.8 18.7 21.5 季節運転資金 20.8 14.9 29.2 23.9 18.8 在庫積み 増し資金 支払条件 短縮資金 7.5 5.8 6.4 8.7 7.8 回収条件 悪化資金 5.7 4.7 5.7 5.8 5.1 過剰在庫 対応資金 4.9 5.2 5.9 5.5 6.3 1.7 2.4 2.0 2.0 3.1 (%) 15年4-6月期 15年7-9月期 50 15年10-12月期 40 16年1-3月期 16年4-6月期 30 木材・家具 20 10 0 売 在 支 回 過 赤 季 上 庫 払 収 剰 字売 節 増 積 条 条 在 補上 運 加 み 件 件 庫 て減 転 運 増 短 悪 対 ん少 資 転 資 ・ し 縮 化 応 金 資 金 資 資 資 資 金 金 金 金 金 (注) 1.複数回答のため、合計は100を超える。 2.「資金使途」は、信用保証を利用した借入と信用保証を利用していない借入を合計した借入金に係るものである。 既 借往 換借 資入 金れ の 3 (4)-2 金融機関からの保証利用要請 (4)-1 保証利用状況 ・今期に借入を実施した企業のうち、保証を利用した企業の 割合は、横ばい。 2015/4-6 保証利用企業の割合 全額利用 一部利用 プロパーのみ利用企業の割合 51.3 37.8 13.5 48.7 7-9 48.9 35.6 13.3 51.1 10-12 2016/1-3 51.6 38.2 13.4 48.4 50.8 37.1 13.7 49.2 ・来期(16年7~9月期)における保証利用要請D.I.は、 やや低下し▲0.9となり、3期連続で過去最低を更新した。 4-6 2015/4-6 50.4 37.0 13.3 49.6 5.2 ▲ 1.5 10-12 4-6 2016/1-3 4.7 ▲ 0.3 2.2 ▲ 3.4 0.2 ▲ 1.5 7-9 ▲ 0.9 (注) 1.前期比。要請D.I.は、「強くなると思う」企業の割合-「弱くなると思う」企業の割合。季節調整値。 2.借入難易感D.I.は、「容易」企業の割合-「困難」企業の割合。原数値。 金融機関からの要請D.I.(季節調整値)及び借入難易感D.I.の推移 借入企業に対する保証利用企業の割合(季節調整値) (%) 100 7-9 5.1 ▲ 2.5 要請D.I. 見通し 借入難易感D.I. 実績 借入難易感D.I.(原数値、正負反転)(右軸) (難易感D.I.) 40 (要請D.I.) 60 90 緊急保証 金融安定化保証 ( )は前期値 (難易感D.I.) 20 景気後退期 木材・家具 要請D.I. 20 50 80 70 11.3 10 40 0 50.4(計) 51.8 借入難易感D.I. 0.2 37.0 0 60 50 ▲1.5 (▲3.4) 30 一部保証利用 -20 -10 22.9 13.3(一部保証利用) 20 40 -40 -20 30 10 8.7 20 10 37.0(全額保証利用) -60 全額保証利用 0 -30 3.8 ▲0.9 (0.2) ▲ 32.2 ▲ 35.1 0 -80 8889 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 1516 (暦年・四半期) -10 -40 8889 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 (暦年・四半期) 4 (5)生産・売上げ (参考) ・生産・売上D.I.(業種別)は、製造業、建設業、小売業でマイナス幅が 縮小した。 ・生産・売上げD.I.は、マイナス幅がやや縮小し、▲10.4となった。 先行きについては、マイナスとなり慎重な見方となっている。 2015/4-6 実 績 生産・売上げD.I. 見通し ▲ 7.9 3.2 7-9 10-12 2016/1-3 4-6 ▲ 5.7 ▲ 10.1 ▲ 14.2 ▲ 10.4 5.0 3.6 5.4 3.3 7-9 ▲ 0.9 (注) 前期比。生産・売上げD.I.は、「増加」企業の割合-「減少」企業の割合。季節調整値。 生産・売上げD.I.(季節調整値)の推移 業種別生産・売上げD.I.(季節調整値)の推移 ()は前期値 (D.I.) 20 (D.I.) 製造業 建設業 卸売業 小売業 サービス業 20 15.9 10 10 3.2 0 ▲ 2.0 ▲ 1.2 ▲0.9 (3.3) 4.4 ▲ 17.0 -10 ▲9.2 -20 -30 ▲2.9 ▲8.9 ▲ 10.4 -10 3.7 ▲0.3 ▲2.1 0 ▲14.8 ▲12.7 ▲10.4 (▲14.2) -20 ▲ 27.0 ▲ 34.9 ▲25.4 ▲ 34.9 ▲ 38.0 -40 -30 -50 景気後退期 -60 生産・売上(実績) -40 ▲ 56.0 生産・売上(見通し) -50 -70 Ⅰ 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 (暦年・四半期) Ⅱ Ⅲ 12 Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ 13 Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ 14 Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ 15 Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ 16 (暦年・四半期) 5 (6)収益 ・採算D.I.は、マイナス幅がやや縮小し、▲12.2となった。 採算D.I. 2015/4-6 7-9 10-12 2016/1-3 4-6 実 績 ▲ 13.7 ▲ 12.0 ▲ 12.4 ▲ 15.3 ▲ 12.2 見通し ▲ 4.4 ▲ 2.9 ▲ 3.8 0.5 ▲ 3.4 7-9 ▲ 5.1 (注) 前期比。採算D.I.は、「好転」企業の割合-「悪化」企業の割合。季節調整値。 (D.I.) 20 ( )は前期値 17.6 10 0 ▲ 5.0 ▲ 4.7 ▲ 9.3 -10 ▲ 13.5 ▲ 21.0 -20 ▲ 29.0 -30 ▲ 12.4 ▲ 17.6 ▲ 24.7 ▲12.2 (▲15.3) ▲ 29.1 ▲ 36.9 -40 ▲ 36.2 ▲ 41.2 -50 -60 景気後退期 採算(実績) 採算(見通し) ▲ 59.5 -70 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 (暦年・四半期) 6 特別調査 1.経営者の年齢と事業承継の時期について ・本調査における経営者の年齢層は、60歳以上が約5割を占めている。 ・事業承継時期については、経営者の年齢層が高くなるにつれて「今後10年以内」に事業承継をする企業が増加する傾向にあり、 60歳以上では50%超となっている。一方で、60歳以上であっても「明確な時期は決めていない」との回答が20%超となっており、 「まだ事業承継について考えていない」と合わせると30%超を占めている。 (1)経営者の年齢層 (2)事業承継時期(年齢層別) 0% (%) 40歳未満 4.4 70歳以上 15.8 60歳以上 49.8% 60~70歳 未満 34.0 40~50歳 未満 18.8 50~60歳 未満 27.1 10% 40歳未満 2.1 2.1 1.0 20% 18.6 40~50歳未満 2.01.03.9 21.2 60~70歳未満 14.3 全体 6.5 17.0 5.7 40% 9.5 50% 60% 18.6 22.3 80% 90% 26.0 35.9 32.8 4.5 22.8 20.4 12.0 2.3 23.5 100% 1.5 45.0 17.9 22.1 70% 56.2 23.8 50~60歳未満 1.32.8 70歳以上 30% 22.2 2.0 26.2 4.6 10.6 31.9 24.7 7.2 22.6 6.0 5.6 4.6 ①今後2年以内 ②今後3~4年以内 ③今後5~10年以内 ④10年より先 ⑤明確な時期は決めていない ⑥まだ事業承継について考えていない ⑦廃業予定 7 2.事業承継にあたっての相談相手と承継相手先について(その1) ・事業承継にあたって相談する(相談済み、または相談する予定も含む)相手については、「家族、親族」(39.0%)が最多、次いで 「税理士、公認会計士」(38.3%)、「役員、従業員」(25.2%)と続いている。 ・事業承継をする(予定の)相手先については、 「家族、親族」(49.6%)が最多、次いで「明確に決めていない」(24.9%)、「役員、従業員」(22.4%) と続いている。 45.0 40.0 (3)事業承継にあたっての相談相手 (%) 39.0 60.0 38.3 50.0 35.0 30.0 30.0 20.0 15.0 24.9 22.4 20.0 10.0 7.3 6.5 5.0 4.7 2.6 1.5 1.2 1.0 0.4 0.2 0.1 0.0 2.1 1.8 0.6 0.6 その他 相手先を探しているが 見つける手段がない 第3者( M&A等) 役員、従業員 0.0 明確に決めていない (注)複数回答(3つまで)のため、合計は100%を超える。 10.0 家族、親族 その他 中小企業基盤整備機構 信用保証協会 国、県、市等の公的機関 事業引継ぎ支援センター 中小企業診断士 商工団体( 商工会議所等) 弁護士 コンサルタント、ファイナンシャルプランナー 相談する相手がいない( わからない) 取引先金融機関 相談する必要がない 役員、従業員 税理士、公認会計士 家族、親族 0.0 49.6 40.0 25.2 25.0 (4)事業承継をする相手先 (%) 8 2.事業承継にあたっての相談相手と承継相手先について(その2) ・事業承継相手を「明確に決めていない」と回答した企業(24.9%)の経営者の年齢層は、60歳以上が41.3%を占めている。 ・「経営者年齢が60歳以上かつ事業承継をする相手先を明確に決めていない」と回答した企業では、「相談する相手がいない(わからない)」と 回答した企業の比率が高くなっている。 (6)承継相手が未決定(相談相手別) (%) 45.0 (5)承継相手が未決定(年齢層別) 40.0 39.0 38.3 37.0 全体 60歳以上かつ明確に決めていない 35.0 (%) 40歳未満 3.4 70歳以上 9.5 40~50歳 60歳以上 未満 41.3% 21.8 60~70歳 未満 31.9 承継相手を 「明確に決めていない」 企業の経営者年齢 28.9 30.0 25.2 25.0 21.1 20.0 15.0 11.4 10.0 4.7 0.20.3 事業引継ぎ支援センター 国、県、市等の公的機関 0.1 0.0 (注)複数回答(3つまで)のため、合計は100%を超える。 0.0 0.0 2.1 1.5 その他 0.40.9 中小企業基盤整備機構 1.21.5 信用保証協会 1.50.9 商工団体(商工会議所等) コンサルタント、ファイナンシャルプランナー 取引先金融機関 相談する必要がない 相談する相手がいない ( わからない) 役員、従業員 家族、親族 1.8 1.0 弁護士 2.62.4 税理士、公認会計士 0.0 7.5 6.5 中小企業診断士 5.0 50~60歳 未満 33.5 10.2 7.3 9 3.事業承継における課題 ・事業承継における課題として、経営の承継問題では「事業承継者を教育すること」(42.0%)及び「取引先との関係を維持すること」(37.6%)、 後継者の選定問題では「事業承継者の候補を確保すること」(27.6%)、資産・負債の承継問題では「借入に対する現経営者の担保等を 解除すること」(21.5%)の比率が高くなっている。 ・「経営者年齢が60歳以上かつ事業承継をする相手先を明確に決めていない」と回答した企業では、「事業承継者の候補を確保すること」 (51.3%)の比率が高くなっている。 (7)事業承継における課題 (%) 60.0 51.3 全体 50.0 60歳以上かつ明確に決めていない 42.0 37.6 40.0 32.7 30.0 27.6 26.1 23.9 18.2 20.0 11.6 10.1 10.4 8.0 10.0 5.7 3.9 8.2 2.5 2.23.1 その他 資産・負債の承継 3.63.8 事業承継者が事業用資産 を買取 ること (注)複数回答(3つまで)のため、合計は100%を超える。 資産・負債の承継 親族間の相続問題を調整 す ること 後継者の選定 7.4 4.4 事業承継者が相続税、贈与税を負担 す ること 後継者の選定 事業承継者が株式を買取 ること 借入に対する現経営 者 の担保 等 を解 除 すること 複数の候補者から事業承 継者 を絞 りこむこと 事業承継者の候補を確保 す ること 経営の承継 事業承継計画を策定する こと 経営の承継 金融機関との関係を維持 す ること 役員や従業員から協力 、支持 ・ 理解 を得 ること 取引先との関係を維持 する こと 事業承継者を教育すること 0.0 23.9 21.5 23.5 19.8 その他 その他 10 4.廃業する理由 ・廃業(予定)の理由として、「現在の代で事業をやめようと決めていた」(56.7%)が最多、次いで「現在の事業に将来性がない」(42.8%)、 「適当な事業承継者が見つからない」(23.1%)と続いている。 (8)廃業する理由 (%) 60.0 56.7 50.0 42.8 40.0 30.0 23.1 20.0 13.5 11.1 11.1 10.0 6.3 その他 事業資金が調達できない (注)複数回答(3つまで)のため、合計は100%を超える。 競争激化のため、 事業継続が見込めない 事業承継者候補に 承継の意思がない 従業員が確保できず、 事業継続が見込めない 適当な事業承継者が見つからない 現在の事業に将来性がない 現在の代で事業を やめようと決めていた 0.0 6.7 11
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