陸前高田都市計画地区計画の変更(陸前高田市決定)案

陸前高田都市計画地区計画の変更(陸前高田市決定)案
都市計画高田地区地区計画を次のように変更する。
名
称
高田地区地区計画
位
置
陸前高田市高田町字大石沖、字荒町、字大町及び字馬場並びに字中川原、字洞の沢、字下和野、字栃ヶ沢、字砂畑、字西和野、字鳴石、字裏田、
字中和野、字長砂、字大石、字川原、字東和野、字寒風、字森の前、字太田、字本宿、字馬場前、字山苗代、字館の沖及び字本丸の各一部
面
積
約130.6ha
地区計画の目
標
区
域
の
整
備
、
開
発
及
び
保
全
に
関
す
る
方
針
関
す
る
方
針
本市は、東日本大震災による津波で甚大な被害を受けた。このため、陸前高田市震災復興計画を定め、復興まちづくりの基本方向と重点目標
を掲げ、早期復興に向けて全力で取り組んでいる。
こうした中で、高田地区被災市街地復興土地区画整理事業及び一団地の津波防災拠点市街地形成施設事業(高田南地区)を推進し、コンパク
トな市街地の形成を図るとともに、調和のとれた魅力あるまちづくりに取り組む。
適切な土地利用の誘導や規制を図り、安全・安心かつ調和のとれた市街地を形成していく。
被災市街地復興土地区画整理事業によって、津波による浸水被害を免れるよう、地盤をかさ上げするとともに、高台部には住宅地を造成し、
安全で快適な市街地の形成を図っていく。
中心市街地には、文化施設、商業施設、広場等を整備し、調和のとれた賑わいのあるまちなみ形成を進め、本市の早期復興を先導していく。
土
地
利
用
に
・
建
築
物
等
の
規
制
・
誘
導
の
方
針
「中心市街地商業地区」は、中心市街地の商業地域の範囲とし、調和のとれた賑わいのあるまちづくりを進めるため、建築物の用途を制限
する。
「中心市街地準工業地区」は、中心市街地の商業ゾーンにある準工業地域として、地元の製造業を生かした賑わいの核となるよう、建築物
の用途を制限する。
「まちなか地区」(中心市街地商業地区、中心市街地準工業地区、中心市街地近隣商業地区)は、賑わいと調和のとれた中心市街地(まち
なか)となるよう、屋外広告物を規制する。
「かさ上げ部」(中心市街地商業地区、中心市街地準工業地区、中心市街地近隣商業地区、かさ上げ住宅地区、かさ上げ準工業地区)は、
造成宅地の安全性確保の観点から、造成した地盤面の高さを維持することとする。
高田地区全体(かさ上げ部と高台住宅地区)について、安全・安心の観点から、震災時に倒壊の危険のあるブロック製やコンクリート製
の塀を設けないこととする。
・
・
・
・
積 地
区
の
区
分
及 中心市街地商業地区
び (約19.9ha)
面
建
築
建
築
物
等
の
用
途
の
制
限
物
地
建
築
等
区
整
備
関
1
⑴
a
b
等
の
c
形
計
す
画
態
⑵
a
又
る
は
事
b
c
意
匠
項
2
の
制
限
構
造
の
制
限
中心市街地準工業地区
(約0.5ha)
中心市街地近
隣商業地区
(約6.8ha)
かさ上げ
住宅地区
( 約 56.1ha
)
かさ上げ準工
業地区
(約2.2ha)
―
―
―
屋外広告物(自家用広告物、自家用広告物以外の広告物を問わない)
建築物利用広告物
屋上広告物は設置してはならない。
広告版(壁面広告)は表示面積を 10 ㎡以下かつ当該広告板が設置される建
築物の各壁面の5分の1以下とする。ただし、延べ床面積 3,000 ㎡以上の建
築物で、市長が特にやむを得ないと認める場合はこの限りでない。
そで看板(突出広告物)は、上端の高さは建築物より低く、かつ下端は地
表から 2.5m以上、建築物の壁面からの突出幅は 1.5m以下とする。
建植広告物等(建植広告物、アーチ広告物)
同一敷地内に設置するものは、表示面積を 10 ㎡以下とする。複数の建築物
がある場合は合計で 20 ㎡以下とする。
広告の対象となる建築物の敷地外に建てるものは設置してはならない。
案内誘導広告物は県条例に適合したものとする。
高台住宅地区(約 45.1ha)
-
―
屋外広告物以外
(1) 造成宅地の安全性を確保するため、宅地の地盤面の高さを下げてはならない。ただし、宅地の出入口、
庭等の造作のための土壌の入替え等の軽易な変更又は一時的な変更及び敷地の形状や構造上、やむを得な
いものについては、この限りでない。
(2) 井戸の設置並びに法令に適合した地下室及び車庫の設置については、制限しない。
垣 ⑴ 道路、公園及び広場に面した敷地境界には、ブロック製又はコンクリート製の塀を設けてはならない。ただし、宅地の地盤面からの高さが
60cm以下の塀及び敷地の形状や構造上でやむを得ないものについては、この限りでない。
又
は ⑵ 門柱、門扉等を設置しようとする場合は、安全に配慮するとともに、周辺環境に配慮した意匠とするよう努めること。
柵
の
そ
の
他
理
かさ上げ部(約85.5ha)
まちなか地区(約27.2ha)
風俗営業等の規制及び業務の
次に掲げる用途の建築物
適正化等に関する法律(昭和23年 は建築してはならない。
法律第122号)第2条第6項に規定 ⑴ 原動 機を 使用す る 工場
する「店舗型性風俗特殊営業」及
で作業所の床面積の合計
び同条第9項に規定する「店舗型
が300㎡を超える自動車整
電話異性紹介営業」の用途に供す
備工場
る建築物は建築してはならない。 ⑵ 建築基準法(昭和25年法
律第201号)別表第2の(り)
の項第4号に掲げる建築物
物
に
高田地区(約130.6ha)
⑴
道路や隣地との境界上に、塀等の工作物等を設置しようとする場合は、生垣、木柵その他網状で透過性の高いフェンス等を設置するよう努
めること。
⑵ 法面も含めた住宅の敷地には、植樹、植栽及び花壇の設置等を行い、自然とのふれあいや共生に配慮するように努めること。
由
高田地区被災市街地復興土地区画整理事業等により整備する市街地について、適切な土地利用規制と誘導により、住民生活の安全・安心を確保するととも
に、調和のとれた魅力あるまちなみ形成をめざし、地区計画を定めてきた。この度、まちなかにおける屋外広告物規制を追加するため、本案のとおり変更す
るものである。