= 普 及 情 報 = N o. 1 1 平成28年7 月19日 西部農林振興セ ンター益田事務所農業普及部 集落営農 組織で の放牧始まる ! 標題 (ダ イジェスト) 益田市内の 2 か所の集落営農組織において、放牧が開始されました。それぞれの集 落内の耕作放棄地に電気牧柵を設置し、中山間地域研究センターまたは管内の畜産農 家からレンタルした繁殖牛を放牧しています。 今年度、管内では 2 か所の集落営農組織において、耕作放棄地を活用した放牧の取り組 みが開始されました。益田市上黒谷町の(農)横尾衛門では 7 月 4 日から、昨年度に引き 続き津和野町の(農)京村牧場より繁殖雌牛 2 頭をレンタルして、約 1.2ha の耕作放棄地 に放牧されました。また、益田市美濃地町の城九郎アグリランド営農組合では、今年度初 めて中山間地域研究センターより繁殖雌牛 2 頭と電気牧柵等の放牧用資材をレンタルし て、6 月 28 日から約 1ha の耕作放棄地を活用した放牧を開始されました。 どちらの集落営農組織も、牛の放牧により耕作放棄地を管理し、近接した農地へのイノ シ シ 被 害 を軽 減 す る 目 的で 、 こ の 取り 組 み を 行っ て い ま す 。特 に 、( 農) 横 尾 衛 門で は、 平成 27 年度末に県補助事業を活用して放牧のための繁殖雌牛 1 頭を導入しており、導入 した繁殖雌牛は 5 月 27 日に雄子牛を分娩しました。この雄子牛が順調に育ち子牛市場で 販 売できれば法人の新た な収入源となります。 今後、稲刈りが終了 する 10 月頃ま で、放 牧地の草量や牛の体調を見ながら、放牧を行っていく予定です。 益 田 農 業普 及 部 で は、(農 ) 横 尾衛 門 を モ デル に 、 集 落営 農 組 織 の 経営 多 角 化 の一 環と して、集落放牧の取り組みが普及定着することを期待しています。さらに、来年度以降に 向けては、関係機関と連携して、集落放牧の継続支援と他の集落への普及を図り、放牧に よる耕作放棄地の解消、景観保全及び草資源の有効活用の取り組みを進めていきたいと考 えています。 (農)横尾衛門での放牧の様子 城九郎アグリランド営農組合での 放牧の様子 53 担 当者 益田 北 地域 振 興課 中村亮一 TEL 0856-31-9615
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