香川県逓送業務仕様書

別添
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香川県逓送業務仕様書
業務内容
(1) 香川県(以下「県」という。)及び県内市町の行政文書(信書)を、民間事業者による
信書の送達に関する法律(平成 14 年法律第 99 号)第2条第7項第1号の規定に基づ
き、県の本庁と県出先機関及び市町 14 か所(別紙1)との間であらかじめ決められた
順に従って巡回し、文書交換をする特定信書便業務。
(2) 県及び県内市町の文書類(非信書の帳票類及び刊行物等)を、上記(1)の県出先機関
等とで交換をする物品配送業務。
(3) 上記(1)及び(2)の業務を併せて以下「逓送業務」といい、文書等交換対象物を「逓
送物品」という。
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特定信書便事業の許可等
本業務受託事業者(以下「事業者」という。)は、本業務を遂行するため、民間事業者に
よる信書の送達に関する法律第2条第7項第1号に掲げる役務に係る同法第 29 条の許
可を有している者であること。
なお、許可が取り消された場合、取消しの効力が生じた日をもって契約を解除するも
のとし、事業者は県に対してこれにより生じた損害を賠償しなければならない。
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契約期間
平成 28 年 10 月1日から平成 31 年9月 30 日まで
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逓送業務日及び日数
(1) 逓送業務日
次を除く月曜日から金曜日までとする。
① 年末年始(12 月 29 日から1月3日まで。)及び国民の祝日に関する法律(昭和 23
年法律第 178 号)に定める休日。
② 県が定める逓送業務休止日。該当日は各コース、各月によって異なる場合がある。
逓送業務休止日については、該当月の 10 日前までに県から連絡するものとする。
(2) 逓送業務日数(変更する場合がある。)
(3) 平成 28 年度(10 月~3月)
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113 日程度
平成 29 年度
231 日程度
平成 30 年度
231 日程度
平成 31 年度(4月~9月)
118 日程度
逓送業務使用車両の条件
(1) 自動車の種別
一般貨物自動車(ワンボックスタイプ)
(積載容量およそ 500kg 以上)
(2) 用
途
貨物
(3) 自家用・事業用の別
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事業用
逓送経路
県内2コース(別紙2、3、4)の経路を運行する。なお、事業者がより効率的な経
路を提示した場合、協議の上、変更を認める。
(1) 経
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路
別紙2
香川県逓送行程表
2コース
別紙3
香川県逓送行程表(パスポート配送用) 2コース
別紙4
香川県逓送行程表(申請書配送用)
2コース
逓送業務の方法
(1) 逓送物品の形状
行政文書(信書)及び非信書の文書類を入れた施錠した逓送用袋とする。逓送用
袋に入らない非信書物は小包の形状とする。文書館は逓送用箱を、パスポートセン
ター及び各県民センターはアタッシュケース及びスーツケース(以下「アタッシュ
ケース等」という。)を利用することができることとする。
(2) 逓送業務の内容
(ア)
事業者は、午前8時 10 分に県庁本館の守衛室北側ローディングに逓送業務使
用車両を配車し、総務事務集中課文書収発室 (以下「収発室」という。)におい
て、用意された逓送物品(逓送用袋及び小包)の数量を確認し、受領する。逓送
業務使用車両への積込みは事業者が行い、午前8時 25 分に県庁を出発する。
(イ)
別紙2「香川県逓送行程表
2コース」に従い、回収した逓送物品を収発室に
おいて数量を確認し、納品する。
(ウ)
パスポートを配送する日の巡回の行程は、別紙 3「香川県逓送行程表(パスポー
ト配送用)2コース」、パスポート申請書を配送する日の巡回の行程は、別紙4「香
川県逓送行程表(申請書配送用)2コース」のとおりとする。
(エ)
この行程表別紙3において、別に指定する日時に、高松港管理事務所が入居す
る高松港旅客ターミナルビル1階北側駐車場において、パスポートセンター職員
が、交付予定のパスポートを鍵封入したアタッシュケース等を逓送業務使用車両
内へチェーンで施錠固定することによって、事業者は受領し、配送先まで細心の
注意をもって配送を行う。配送先の各県民センターでは、県民センター職員が、
あらかじめ指定された場所において、逓送業務使用車両内にチェーンで施錠固定
されたアタッシュケース等のチェーンを開錠し、事業者から物品の 納品を受ける。
(オ)
この行程表別紙4において、別に指定する日時に、各県民センターでは、あら
かじめ指定された場所において、県民センター職員が、パスポート申請書を鍵封
入したアタッシュケース等を逓送業務使用車両内へチェーンで施錠固定すること
によって、事業者は受領し、配送先まで細心の注意をもって配送を行う。配送先
のパスポートセンターでは、パスポートセン ター職員が、高松港管理事務所が入
居する高松港旅客ターミナルビル1階北側駐車場において、逓送業務使用車両内
にチェーンで施錠固定されたアタッシュケース等のチェーンを開錠し、事業者か
ら物品の納品を受ける。
(3) 文書等交換の方法
あらかじめ定めた逓送業務連絡票により行うものとし、当該逓送立寄箇所の県又は
市町職員が逓送業務連絡票に記載された逓送用袋及び小包の数量を確認のうえ、受領
印を押印するものとする。
(4) 逓送業務時間
午前8時 10 分の配車から、巡回終了後帰庁し、回収した逓送物品を収発室 に納品
するまでとする。
(5) 逓送物品の汚損、破損、紛失等の防止
(ア)
事業者は、逓送物品の配送に当たっては、その汚損、破損、紛失等が生じるこ
とがないように、例えば、逓送業務使用車両に、逓送物品の落下防止のための
柵、網(ネット)又はコンテナ等を設けたり、立寄箇所に立ち寄る都度、 当該車
両の施錠等の確認をするなどの十分な対策をとること。
(イ)
万一、逓送物品の汚損、破損、紛失等の事故が発生した場合、又はそのおそれ
が生じた場合には、直ちにこれを総務事務集中課に報告するとともに、総務事務
集中課の指示により、誠実に問題解決を図らなければならない。
(ウ)
逓送業務実施中に生じた逓送物品の汚損、破損、 紛失その他一切の損害を全て
賠償しなければならない。ただし、天災その他事業者の責めに帰 すことができな
い事由による場合は、損害賠償の責めを負わないものとする。
(6) 事故等発生時の対応
事業者は、各逓送立寄箇所ごとに定められた到着時間に大幅な遅滞が生じる場合、
事故等(逓送物品に被害が生じない物損事故等も含むこととする。)発生の場合は、直
ちに総務事務集中課に連絡し、逓送物品の取扱いについて指示を仰ぐこと。また、車
両故障等事故が生じ業務の遂行が困難になった場合は、必ず速やかに代替車両を配車
し、逓送業務を円滑に遂行すること。
(7) 誤配等の対応
事業者は、逓送物品の宛名の確認ミス等事業者の責任で誤配が生じた場合には、代
替車両の配車等の方法により速やかに対応し、当日中に業務を完了させること。
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契約方法
契約は1日1コース当たりの単価契約とし、支払いは逓送業務報告書により運行
実績を確認した後、月締めで支払うものとする。
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その他
(1)
天災その他、事業者の責めに帰することのできない事由による 運行休止については、
県において判断するので、事前に県から連絡する場合を除き、逓送業務日は、指定す
る時刻に収発室に来ること。
(2)
運行途中における、天災その他、事業者の責めに帰することのできない事由によ
る順路・時間の変更又は運行の中止は、その都度、県と協議し、決定すること。
(3)
(1)及び(2)の場合、必要があると認めるときは、双方協議の上、契約単価を変更
することができる。
(4)
事業者の責めに帰すべき事由により運行の休止・中止・大幅な遅延があった場合
は、未配達の文書を郵便法による第1種郵便により発送する経費に相当する額を損
害賠償すること。
(5)
逓送立寄箇所については、年度途中において変更する場合がある。
(6)
事業者は、逓送業務従事者に対する使用者として、労働関係法令等を遵守し、安
全で確実な運転を指導すること。
(7)
事業者は、運行責任者を定め、逓送業務実施のための連絡調整にあたるものとす
る。
(8)
各コースの逓送業務従事者は専任とする。ただし、やむを得ない事由により変更
する場合には、事前に県の承認を得ること。また、上記 (7) の運行責任者、逓送業
務従事者及び使用する車両については、事前に届け出るものとする。逓送業務従事
者には事業者の社員であることを明らかにする身分証明書を必ず携行させるこ と。
(9)
各逓送業務使用車両は県が用意する表示を行うこと。
(10) 事業者は、県との連絡調整用に、各逓送業務使用車両に、携帯電話等を装置する
こと。
(11) 業務の検査等のため、職員が逓送車両に同乗できること。
(12) 事業者は、逓送業務使用車両に対人賠償無制限及び対物賠償 500 万円以上の任意
保険を掛けていること。
(13) 逓送に使用する袋は県で用意する。民間事業者による信書の送達に関する法律 第
34 条の規定により準用する第 20 条の規定に基づく表示についても県で行う。
(14) パスポート等が入ったアタッシュケース等を逓送用車両にチェーンで固定施錠す
るための鍵を予備として事業者に2個交付するが、緊急時等に総務事務集中課職員
の指示に従い、使用すること。
(15) 逓送業務の従事者は、逓送業務使用車両の駐車、その服装、台車の利用エレベー
ター等について、別紙5「逓送業務契約の履行に係る庁舎管理上の遵守事項」を遵
守すること。
(16) 事業者は、業務の実施に先立ち、業務に従事する者に対して、十分な研修を行う
こと。研修の一環として、事業者が実地での業務体験を希望する場合は、その 実施
方法は県と事業者が協議して定めるものとする。また、当該研修に要する費用は、
事業者の負担とする。
また、現在の事業者が業務を終了する場合は、次の事業者に業務を引継ぎ、円滑
に業務が実施できるよう指導、研修を行うものとする。
(17) その他本仕様書に定めがない事項については、県と事業者が協議して定めるもの
とする。