基本的な考え方 - おしゃれメッセ

資料1
「かなざわ生活工芸ショップ」
(仮称)の開設及び運営に関する基本的な考え方
1.目的
おしゃれメッセ実行委員会では、平成22年度より「生活工芸プロジェクト」を立
ち上げ、2年間にわたり展覧会を開催してきた。
「生活工芸」とは工芸の作り手が、使い手の目線に立ち制作された工芸品のことで
す。そして使い手がそれらのものを日常で使用することにより、日々の生活が一層豊
かになる。
今回「かなざわ生活工芸ショップ」(仮称)を開設することで、作り手にとっては
使い手目線に立ったものづくりを実践する場として、また、使い手には工芸の魅力を
より日常に近いところで知る実験的な場として整備することを目的とする。
2.事業スキーム
おしゃれメッセ実行委員会(以下「実行委員会」という)が金沢市の事業委託を受
け、開設及び管理運営について公募型プロポーザルにより事業者選定を行い、負担協
定の締結及び業務委託契約を締結する。
金沢市
①事業委託
おしゃれメッセ実行委員会
②負担協定
①事業委託
プロポーザル
②負担協定
事業者
3.業務内容
(1)ディレクターの選任
「かなざわ生活工芸ショップ」(仮称)(以下「店舗」という。)のコンセプト
制作、企画、商品セレクト等をディレクションするため、実行委員会は、ディレ
クターを選任する。また、事業者はディレクターが制作したコンセプトを基にし
た店舗仕様に沿った形で事業提案を行い、運営に際しては、ディレクターと調整
しながら実施する。
(2)建築整備
事業者は、整備計画を提案すると共に、構造の補強にも配慮するものとする。
ただし、ディレクターが提示するコンセプトを踏まえ整備を実施する。
[整備箇所]
金沢市広坂 1 丁目 2 番 18 号
[面
約 43 ㎡(店舗部分/全体 243.06 ㎡)
積]
[用 途 等]
商業地域/防火地域
[条例指定]
近代的都市景観創出区域
①意匠等
地域の景観を配慮したうえで、実行委員会が指定するディレクター等との協議の
うえ決定する。
②設備等
電源等必要な設備を安全に配置する。
(3)広報・情報発信
事業者は、「生活工芸」のコンセプトを効果的に発信するための広報計画を作
成し実施する。
①企画展の開催(会期は1回あたり概ね四半期とする)
②ホームページ制作
③各種媒体による PR の実施
(4)施設管理
事業者は、善良な管理者の注意義務により、当該施設を管理する。
4.運営方法
運営方法については、下記を標準とし、より効率的な運営方法及び販売計画の提
案を妨げない。
[営業時間]
10:00~18:00
[休 店 日]
週休1日
[人員配置]
店長1名、店員1名以上
[仕 入 等]
実行委員会が配置するディレクターと協議のうえ、決定する。
5.収支等
(1)収入
販売等事業収益は全て事業者の収入とする。
(2)金沢市負担金等
運営に要する経費は、実行委員会が当該年度の予算の範囲内で負担金を支払う
ものとする。但し、支出が収入額を上回り、差額が生じた場合、事業者の負担
とする。また、事業者の自主的な経営努力を促すためのインセンティブを、両
者協議のうえ、決定する。
6.その他
(1)事業により得た個人情報については、個人情報の保護に関する法律(平成 15
年法律第 57 号)等の法令を遵守し、適正に業務を履行するものとする。
(2)当実行委員会が負うべき事由以外のリスクについては、基本的に受託事業者が
負うものとするが、詳細については両者の協議により決定する。