課題研究テーマ提案 (提案者) 氏 名: 角田 智彦 所属役職名: 公益財団法人笹川平和財団 海洋政策研究所 主任研究員 (提案内容) テーマ 海洋政策学的アプローチを用いた地方沿岸域の活性化に向けて 地方の沿岸域に係る取組は、各地の水産試験場等、自治体の関連部署、漁協 等との連携により、産業育成と沿岸管理が適切に行われようとしてきた。しか し、地方自治体の予算の限界、沿岸海洋における課題の多様化等により、従来 の仕組みを超えて、例えば海洋観光や学校教育を含む様々な主体間の連携がま すます必要になっている。 米国では 50 年前からシーグラントプログラム(Sea Grant Program, SGP)で、 大学へのグラントを通して地方に適した海洋産業の支援や環境保全に係る取組 が分野横断で行われている。2000 年には韓国シーグラントプログラム(KSGP) が開始され、米国と韓国との間で定期的に相互訪問やシンポジウムを実施して 趣 旨 いる。現在はグラントがあることの他、地域のネットワーク化による海洋産業・ (400 字以内) 研究・教育の技術共有や共同研開発・研究、先進事例の経験共有などが有効に 機能しているところへの評価が高い。 日本では、地方大学の疲弊・地方自治体の予算削減といった状況のなかでも、 東北における震災復興だけでなく、長崎の海洋産業、富山などの海洋観光の取 組等、各地方での頑張りが多数の事例としてみることができる。これらの沿岸 域における成功事例を拾い上げ、また共通する課題を総合的な視点で整理する こと、さらに海外事例を参考にした支援とネットワーク化の方策を検討するこ とで、日本に適した沿岸域の活性化に向けた仕組みの提案を目指す。 (ファシリテーター) 神田穣太(東京海洋大学副学長) メンバー構成 (氏名、所属) (参加予定メンバー) 5~10 名程度 佐々木(東京海洋大学) 、窪川(東京大学) 、古川・角田(OPRI) 備 考 注1:参加申し込みは 8/19(金)までメールでお願いします 注 2:非会員の参加予定者は、これを機に会員になっていただくことが必要です。
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