インドネシア:Resources Prima Group 森林地域借用許可を取得 2016 年 7 月 21 日掲載 7 月 15 日付けの地元報道によると、シンガポール株式上場の石炭会社 Resources Prima Group は、石 炭採掘子会社 Rinjani Kartanegara 社が、東 Kalimantan にて面積 897.56 ha の区域の森林地域借用許可 (IPPKH)を取得したと発表した。 同グループは、今回の IPPKH は、現在操業中の IPPKH(区域面積 308.54ha)の 2 倍以上であるとした。 今回の IPPKH の取得にて、更なる資源探査が開始され、グループの石炭埋蔵量と石炭資源量の増加に寄 与することになると付け加えた。また、露頭データに基づき、今回の IPPKH 区域では、既取得の IPPKH 区域よりも、高発熱量炭が期待され、不測の事態がなければ、グループの石炭平均単価の改善につながる 可能性があるとした。 同グループは、探査作業や森林地の土地整備が完了すると、既存の石炭採掘設備を利用し、早期の生産 立ち上げを予定している。既存の設備には、石炭輸送道路、石炭貯炭場、石炭破砕機、コンベヤシステム、 桟橋施設があり、既取得の IPPKH 区域と今回取得の IPPKH 区域の両方にて活用する予定である。 Rinjani Kartanegara 社は、東 Kalimantan 州 Kutai Kartanegara 県の Loa Janan 地区、Loa Kulu 地 区にて、鉱区面積約 1,933ha の鉱業事業許可(IUP)が付与されている。IUP にて許可された鉱区の有効期 間は、2009 年 11 月 24 日から 2021 年 11 月 24 日である。 (石炭開発部 辻 誠) おことわり:本レポートの内容は、必ずしも独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構としての見解を示すものではありません。正確 な情報をお届けするよう最大限の努力を行ってはおりますが、本レポートの内容に誤りのある可能性もあります。本レポートに基づきとら れた行動の帰結につき、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構及びレポート執筆者は何らの責めを負いかねます。なお、本資料の 図表類等を引用等する場合には、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願 い申し上げます。
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