バイオと共生する電子デバイスを目指して

2016 年秋季応用物理学会秋季講演会
有機分子・バイオエレクトロニクス分科会
企画シンポジウムの案内
バイオと共生する電子デバイスを目指して
Electronic devices and biology: towards a prosperous symbiosis
日時:2016 年 9 月 15 日 13:45~
場所:朱鷺メッセ:新潟県新潟市
【趣旨】
現在ウェアラブル機器による生体センシングと適切な刺激が人の健康維持や治療に役立つと
して注目され、その基礎としての臓器・細胞レベルでの生命現象解明にも関心が集まっている。こ
れらを高度に実現するために、細胞や生体物質を認識しかつ信号を細胞に伝達する機能を備え
たデバイスが必須となっている。特に応用物理に関する分野では生体負荷のないデバイス設計と
表面をいかに親和性高く実現するかが重要な課題である。本研究シンポジウムでは、エレクトロ
ニクスのバイオ分野への展開という世界的潮流の中で、その成否を分ける基盤技術である「バイ
オと共生する電子デバイス」の高度な実現を目指して広くその技術について議論する。
本シンポジウムは、下記の 8 名の招待講演者による最新の研究成果の紹介やパネルディスカ
ッションを行う。皆様のご参加を心よりお待ちしております。
【招待講演(敬称略)と講演題目】
太田 淳(奈良先端大):光電子デバイスのバイオ医療応用
古川 一暁(明星大):グラフェンへのバイオインターフェース構築とタンパク質検出応用
松本 和彦(大阪大):グラフェン FET のセンサ応用
高橋 一浩(豊橋科技大):光干渉型 MEMS センサによるバイオセンシング
一木 隆範(東京大):バイオデバイスによる非侵襲生体計測~脳計測からがん診断まで
森江 隆(九州工業大):生体の神経系と共生する電子デバイスと集積回路方式
早水 裕平(東京工業大):2 次元ナノ材料上の自己組織化ペプチドによる電子界面
関野 正樹(東京大):フレキシブル電子デバイスを用いた生体機能計測
パネルディスカッション:バイオとデバイスが共生する未来はいつごろどんな形でやってくるのか?
IoT にバイオデバイスはどう寄与するのか?
【世話人】 山下 一郎(大阪大)、福田 武司(埼玉大)
手老 龍吾(豊橋技科大)、宮本 浩一郎(東北大)