平成28年7月20日版 中小企業越境ECマーケティング支援事業に係る補助金Q&A 目 次 赤字は平成 28 年 6 月 30 日版以降の追加分 Ⅰ.定義・目標について Ⅰ-1.越境 EC の定義 ············································· Ⅰ-2.TPP 協定参加予定国の範囲 ··································· Ⅰ-3.本補助事業の売上目標 ······································ Ⅰ-4.常時使用する従業員数の定義について ························ 4 4 4 4 Ⅱ.申請・採択について Ⅱ-1.複数申請 ·················································· Ⅱ-2.事業計画書の添付の必要性 ·································· Ⅱ-3.事業計画書の記載量による採択への影響 ······················ Ⅱ-4.採択件数 ·················································· Ⅱ-5.業種の採択割合 ············································ Ⅱ-6.個人事業主の採択の可能性 ·································· Ⅱ-7.第 1 期募集で不採択の場合の第2期募集での申請の可否 ········ Ⅱ-8.審査で優遇される案件 ······································ Ⅱ-9.勉強会に参加していない企業の応募 ·························· 4 4 5 5 5 5 5 5 5 Ⅱ-10.勉強会参加者への加点等 ·································· Ⅱ-11.主たる対象国が中国(TPP交渉国以外)の場合 ············ Ⅱ-12.第 2 期募集の採択者の事業実施期間 ························ 6 6 6 Ⅲ.補助対象者について Ⅲ-1.個人の申請 ················································ Ⅲ-2.農業者の申請 ·············································· Ⅲ-3.海外で事業を営む個人や本社を海外に置く会社の申請 ·········· Ⅲ-4.他の補助金の採択を受けている場合 ·························· 6 6 6 6 Ⅳ.補助対象事業について Ⅳ-1.既存サイトをリニューアルする場合 ·························· Ⅳ-2.既存ドメインを活かして新規にECサイトを制作する場合 ········ Ⅳ-3.購入代行の場合 ············································ Ⅳ-4.出品代行の場合 ············································ Ⅳ-5.モール出店事業者が新たに独自ドメインで取り組む場合 ········ Ⅳ-6.アメリカの楽天に出店する場合 ······························ Ⅳ-7.楽天グローバルマーケットに出店する場合 ···················· 1 7 7 7 7 7 7 7 平成28年7月20日版 Ⅳ-8.独自サイトとモールに両方取り組む場合 ······················ Ⅳ-9.独自にモールを構築する場合の費用 ·························· 8 8 Ⅳ-10.BtoBを目的とした取組み ································ Ⅳ-11.国内で商品・サービスを提供する場合 ······················ Ⅳ-12.事業実施期間内にサイトを開設しない場合 ·················· Ⅳ-13.2 か国を対象国とする場合のサイト制作数 ··················· Ⅳ-14.対象国向けの EC サイトであることの判断基準 ··············· Ⅳ-15.TPP 対象国以外の国から購入があった場合 ··················· 8 8 8 8 8 9 Ⅴ.補助対象経費について Ⅴ-1.補助対象経費一般 ·········································· Ⅴ-2.補助対象経費の割合等 ······································ 9 9 Ⅴ-3.追加的に事業実施した場合 ···································· Ⅴ-4.社内で内製した場合の経費 ···································· Ⅴ-5.ECサイトをアメリカの支社に制作させた場合 ·················· Ⅴ-6.補助対象にならない経費①(補助対象経費) ···················· Ⅴ-7.補助対象にならない経費②(越境 EC サイト出店・構築費用) ····· Ⅴ-8.補助対象にならない経費③(越境 EC プロモーション費用) ······· Ⅴ-9.プロモーション費用の証憑① ·································· Ⅴ-10.プロモーション費用の証憑② ······························ Ⅴ-11.従たる対象国へのプロモーション費用 ························ Ⅴ-12.動画プロモーション費用について ···························· 9 9 9 9 10 10 11 11 11 11 Ⅴ-13.採択前のECサイト制作について ···························· Ⅴ-14.海外企業への発注について ·································· Ⅴ-15.対象国向けのプロモーション費用であることの判断基準 ········ Ⅴ-16.法人化の費用について ······································ Ⅴ-17.権利、資格等の取得のための費用について ···················· Ⅴ-18.FDAの許可取得にかかる費用 ······························ Ⅴ-19.コンサルタント費用 ········································ Ⅴ-20.翻訳費用について ·········································· Ⅴ-21.越境ECサイト運用マニュアルの翻訳について ················ 11 11 11 12 12 12 12 12 12 Ⅵ.事業計画の作成、提出書類等について Ⅵ-1.CD-Rの提出について ···································· Ⅵ-2.確定申告書類の提出について① ······························ Ⅵ-3.確定申告書類の提出について② ······························ Ⅵ-4.申請時の見積書添付の要否 ·································· Ⅵ-5.事業計画書にあるアクセス状況の記載について ················ Ⅵ-6.事業計画書の販売計画欄(様式 2 P2)の記載方法 ·············· 2 12 13 13 13 13 13 平成28年7月20日版 Ⅶ.補助金の支払いについて Ⅶ-1.事業実施期間内にすべきこと ································ 13 Ⅶ-2.補助事業の開始と完了報告について ·························· 13 Ⅶ-3.補助金請求の留意点 ········································ 14 Ⅶ-4.補助金の前払い ············································ 14 3 平成28年7月20日版 Ⅰ.定義・目標について Ⅰ-1.越境 EC の定義 Q 本事業における「越境 EC」の定義を教えてください。 A: 「越境 EC」とは、 「日本国内に居住し、日本国内で事業を営んでいる個人事業主または 日本国内に本社を置き、日本国内で事業を営んでいる会社等と、日本以外に居住して いる消費者との電子商取引(購買)」をいいます。 Ⅰ-2.TPP 交渉参加国の範囲 Q: TPP 交渉参加国の範囲はどこの国までですか。 A:アメリカ、オーストラリア、カナダ、シンガポール、チリ、ニュージーランド、ブルネ イ、ベトナム、ペルー、マレーシア、メキシコです(日本を除く)。TPP に関心を示し ている段階等、TPP 協定の交渉に参加していない上記以外の国・地域は、主たる対象国 には該当しません。 Ⅰ-3.本補助事業の売上目標 Q:国として、採択企業が新たに出品又は構築した越境 EC サイトを通じてどの程度売上げ をあげることを期待していますか。 A:売上額そのものに目標値はありませんが、できる限り実現性が高い計画をお持ちの事 業者を採択したいと考えています。 Ⅰ-4.常時使用する従業員数の定義について Q:中小企業者の定義で「常時使用する従業員の数」にパートは含まれますか。 A:従業員の数は、社会保険の対象となっている従業員数になります。パート、正社員等 の種類は問いません。 Ⅱ.申請・採択について Ⅱ-1.複数申請 Q:1社で2件申請することはできますか。 A:複数の申請は認められません。 万が一、複数の申請が判明した場合には、すべて不採択となります(採択後に複数申請 が判明した場合も、遡って採択を取り消します)。複数の屋号を使用している個人事業 主も申請できるのは1件のみです。 複数の越境ECサイトの構築をお考えの場合は、1件の計画として申請してください。 Ⅱ-2.事業計画書の添付の必要性 Q:申請にあたって事業計画書を添付する必要がありますか。 A:事業者の計画の実現可能性を評価させていただくため、申請にあたっては事業計画書 を提出いただきます。 4 平成28年7月20日版 Ⅱ-3.事業計画書の記載量による採択への影響 Q:事業計画書は記載量が多い方が採択されやすいのでしょうか。 A:事業計画書の記載が多いという理由で採択されやすいということはありません。 事業計画書により計画の実現性を評価しますので、計画書は第3者がみて、目的、内 容等がはっきりわかるように、簡潔かつ明確に事業計画をご記載ください。 Ⅱ-4.採択件数 Q:採択件数は何件予定していますか。 A:第 1 期募集、第 2 期募集を合わせて 150 件程度を予定しています。1 期 2 期の内訳は 特に決まっておりませんが、1 期募集においては 50 件を上限として採択する予定です。 第1期の募集対象者については、すでに越境 EC に関する知識を持ち、計画づくりが進 んでいる方を想定しており、特に事業計画の熟度が高い方の採択を予定しています。 Ⅱ-5.業種の採択割合 Q:採択される業種などの割合はありますか。 A:特にありません。 Ⅱ-6.個人事業主の採択の可能性 Q:個人事業主の場合、採択されにくいことはありますか。 A:個人事業主という理由で採択に不利になることはありません。ただ、本補助金は、越 境ECを進める体制が構築できているかなどの観点からも審査されますので、法人と 同様に、個人事業主の方も越境ECを推進する体制が求められます。 Ⅱ-7.第 1 期募集で不採択の場合の第2期募集での申請の可否 Q:第 1 期申請で採択にならなかった場合、第 2 期への申請は可能ですか。 A:第 1 期募集分で不採択になった案件につきましては、原則として自動的に第 2 期の申 請案件となります。なお、申請内容を変更した上で、第 2 期募集期間に改めて申請す ることも可能です。 Ⅱ-8.審査で優遇される案件 Q:審査で優遇されるような案件はありますか。 A:国の方針として、新たに海外展開を行う中小企業を増やしたいという意向があります ので、過去3年間海外展開していない方は、政策的観点から審査の際に加点されます。 Ⅱ-9.勉強会に参加していない企業の応募 Q4.勉強会に参加していない企業でも応募できますか。 A4.応募できます。 5 平成28年7月20日版 Ⅱ-10.勉強会参加者への加点等 Q:勉強会参加者は採択に有利になりますか。 A:補助金の採択にあたって、勉強会参加者を特別有利に取り扱うことはありません。 Ⅱ-11.主たる対象国が中国(TPP交渉国以外)の場合 Q:主たる対象国が中国の場合は採択されないのでしょうか。 A:主たる対象国が中国の場合は不採択になります。従たる対象国が中国である場合は 構いませんが、事業計画書を精査させていただいた際に、従たる国がメインター ゲットと判断されれば、不採択となることも考えられます。 Ⅱ-12.第 2 期募集の採択者の事業実施期間 Q:第 2 期募集で採択を受けた場合、事業実施期間はいつまでですか。 A:第1期募集と同様、平成29年1月31日までです。 Ⅲ.補助対象者について Ⅲ-1.個人の申請 Q:個人でも申請できますか? A:事業を営んでいる個人事業主の方であれば申請可能です。 Ⅲ-2.農業者の申請 Q:農業者でも応募は可能ですか? A:募集要項「Ⅰ.2.補助対象者」の要件を満たしていれば対象となります。なお、農事 組合法人については、要件を満たさないため、対象外となります。 Ⅲ-3.海外で事業を営む個人や本社を海外に置く会社の申請 Q:海外で事業を営む個人や海外に本社を置く会社は、本補助事業の対象になりますか? A:対象になりません。本事業は、日本国内に居住する個人又は本社を置く法人であるこ とを条件としております。 Ⅲ-4.他の補助金の採択を受けている場合 Q:他の国等の補助金に採択されている場合、本補助金は受けられますか。 A:本補助事業期間内に、同一の事業計画で国(独立行政法人を含む)の他の補助金、助 成金の交付を受けている、又は受けることが決まっている場合は対象外となります。 具体的には WEB 構築等を補助対象とする補助金等であって、WEB 構築等費用が対象経 費に含まれているものは、対象外となります。例えば、国の「JAPANブランド育成支 援事業」や中小機構の「海外ビジネス戦略推進支援事業」などに採択されている場合は、 対象外となる場合がありますのでご注意ください。 6 平成28年7月20日版 Ⅳ.補助対象事業について Ⅳ-1.既存サイトをリニューアルする場合 Q:既に構築している越境ECサイトをリニューアルする場合補助対象になりますか。 A:既存のサイトのリニューアルは補助対象外です。新たに越境ECサイトの出店・構築 する場合が対象です。 Ⅳ-2.既存ドメインを活かして新規にECサイトを制作する場合 Q:既存ドメインをそのまま活かし、ECサイトを新たに制作する場合は、補助の対象 になりますか。 A:新規にECサイトを構築される場合は、既存ドメインを利用される場合でも対象に なります。 Ⅳ-3.購入代行の場合 Q:購入代行は補助の対象になりますか。 A:購入代行は、新たに越境ECサイトを出店又は構築することにならないため、対象に なりません。 Ⅳ-4.出品代行の場合 Q:出品代行は補助の対象になりますか。また、出品代行で出品を継続するための費用は 補助の対象になりますか。 A:海外モールへの出品代行等自体は補助の対象となりますが、通常月額でかかる継続的 な出品代行費用や運営代行費用といったランニングコストは補助対象となりません。 あくまでもサイト構築費等が補助対象となります。 Ⅳ-5.モール出店事業者が新たに独自ドメインで取り組む場合 Q:アメリカを対象に海外モールでECに取り組んでいるが、新たに独自ドメインで越境 ECに取り組む場合は補助金の対象になりますか。 A:これまでモールで越境ECに取り組まれている事業者が、新たに独自ドメインで越境 ECに取り組まれる場合は、同じ商材であっても補助の対象になります。 Ⅳ-6.アメリカの楽天に出店する場合 Q1.新たにアメリカの楽天(Rakuten.com Shopping)に出店する場合、補助対象になりま すか。 A1.アメリカの Rakuten.com Shopping に新たに出店する場合は補助の対象になります。 Ⅳ-7.楽天グローバルマーケットに出店する場合 Q:日本の楽天に出店しているところ、楽天グローバルマーケットを利用する場合は、 補助対象になりますか。 A:楽天グローバルマーケットは、国内向けモールの付随サービスと考えられます。 7 平成28年7月20日版 楽天市場への出店費用は補助の対象になりません。一方、楽天グローバルマーケッ トに開設された店舗のプロモーション費用が TPP 対象国向けであると認められる場 合は、補助の対象になります。 Ⅳ-8.独自サイトとモールに両方取り組む場合 Q:独自サイトとモールに両方取り組む場合は補助の対象になりますか。 A:補助の対象になります。その際は一つの事業計画書に両方の計画を盛り込んで申請 してください。 Ⅳ-9.独自にモールを構築する場合の費用 Q:ECモールを独自に構築する場合、補助の対象になりますか。 A:モール構築そのものはサービスの提供であり、補助の対象になりません。また、購 入代行も補助の対象になりません。 Ⅳ-10.BtoBを目的とした取組み Q:本補助事業はBtoCを目的とした商材のみが補助の対象か。 A:本事業は、主として海外消費者向け販売を前提としていますが、BtoBを排除してい るものではありません。 Ⅳ-11.国内で商品・サービスを提供する場合 Q:専ら国内で商品・サービスを提供する場合は、補助の対象になりますか。 A:補助の対象になりません。今回の補助事業は、海外の消費者向けへの販売を想定する 商材を取り扱った、海外が仕向地の物販ECサイトであることが要件です。そのため、 国内での商品・サービスの提供を目的とした事業は対象になりません。 Ⅳ-12.事業実施期間内にサイトを開設しない場合 Q: 事業実施期間内にサイトを開設する必要はありますか。サイト制作のみ完了させるも のは対象になりますか。 A:補助事業実施期間内にサイトを開設する必要があります。 Ⅳ-13.2 か国を対象国とする場合のサイト制作数 Q:TPP 交渉参加国中2か国を対象とした越境 EC の実施を予定していますが、サイトを2 つ構築する必要がありますか。 A:必ずしも 2 つのサイトを構築する必要はありません。 Ⅳ-14.対象国向けの EC サイトであることの判断基準 Q:新たに構築した越境 EC サイトが TPP 交渉参加国への EC サイトであると判断するため の詳細な基準等はありますか。 A:TPP 交渉参加国を対象とした EC サイトであるかどうかは、対象国の主たる言語等を用 いて越境 EC サイトを構築されているかだけでなく、その国の制度・特性等を意識した 8 平成28年7月20日版 販売計画となっているか等、ご提出いただく計画書の記載内容を基に総合的に判断い たします。 Ⅳ-15.TPP 対象国以外の国から購入があった場合 Q:対象とする国は TPP 交渉参加国ですが、広く華僑圏をターゲットとし、簡体字繁体字 両方で越境 EC サイトを立ち上げようと考えています。意図せず、TPP 交渉参加国以外 の中国からの購入も想定されますが、その場合でも補助対象となりますか。 A:TPP 交渉参加国を主たる対象として越境 EC サイトを構築していることが認められる場 合、結果として中国等の TPP 交渉参加国以外の国から購入されても問題ありません。 Ⅴ.補助対象経費について Ⅴ-1.補助対象経費一般 Q:補助対象となる経費を教えてください。 A:越境 EC サイトの出店・制作に係る初期費用及びプロモーション費用が対象です。 詳しくは募集要項12ページを参照してください。 Ⅴ-2.補助対象経費の割合等 Q:補助金申請額のうち Web プロモーション費用が大半となっても構わないのか? A:Web プロモーション費用が多いか少ないかを判断するわけではなく、事業計画全体を 審査して評価します。 Ⅴ-3.追加的に事業実施した場合 Q:採択後、事業計画に記載しなかった事業を実施した場合、100万円の範囲であれ ば補助対象になりますか。 A:採択を受けた補助事業の内容を変更する場合は、事前の承認が必要です。 Ⅴ-4.社内で内製した場合の経費 Q:越境 EC サイトを内製した場合、作成した社員の人件費は補助の対象になりますか。 A:対象になりません。 Ⅴ-5.ECサイトをアメリカの支社に制作させた場合 Q:越境ECサイトをアメリカの支社に制作させた場合、補助の対象になりますか。 A:自社内部の取引は、社内人材を活用した際の人件費に当たりますので、補助の対象 になりません。 Ⅴ-6.補助対象にならない経費①(補助対象経費) Q:補助対象経費であっても、補助対象にならないことはありますか。 A:補助対象経費であっても補助対象とならない経費の例をお示しします。 ・採択・交付決定日以前に発注・契約・支払がされているもの 9 平成28年7月20日版 ・事業実施期間内に発注・契約・支払がされていないもの ・当該事業に使用したものとして明確に区分できないもの ・証拠書類等によって金額や支出等が適正であることが確認できないもの ・自社内部の取引によるもの Ⅴ-7.補助対象にならない経費②(越境 EC サイト出店・構築費用) Q:越境 EC サイト出店・構築費用で、補助対象にならない経費はどのようなものですか。 A:越境 EC サイト出店・構築費用で、補助対象とならない経費の例をお示しします。 (1)越境 EC サイト出店初期費用で対象とならない経費の例 ・越境 EC モールヤカート等の利用に係る月額費用等 ・越境 EC モールやカート等の利用に係るシステム利用料、決済サービス利用料、月 次で課金されるオプションサービス利用料等 ・自社人材を活用した際の人件費 (2)越境 EC サイト制作費で対象とならない経費の例 ・Web 解析レポート作成費用 ・サーバ、PC 等取得費用(リース、レンタル含む) ・ドメイン取得費用 ・ソフトウエア開発費用 ・越境 EC サイト運営代行費用 ・自社人材を活用した際の人件費 (3)翻訳費で対象とならない経費の例 ・顧客対応に係る翻訳費用 ・サービス申込等に係る翻訳費用 ・翻訳ソフト購入費用 ・自社内人材を活用した場合の人件費 (4)コンテンツ制作費で対象とならない経費の例 ・画像・動画等撮影用のカメラ・ビデオカメラ等購入費(リース、レンタル含む) ・画像・動画編集用ソフト等の購入費、ライセンス料 ・自社内人材を活用した場合の人件費 Ⅴ-8.補助対象にならない経費③(越境 EC プロモーション費用) Q:越境 EC サイトプロモーション費用で、補助対象にならない経費はどのようなものです か。 A:越境 EC サイトプロモーション費用で、補助対象とならない経費の例をお示しします。 ・本事業で構築した越境 EC サイト以外への誘客等を目的としたプロモーション費用 ・新聞・雑誌・テレビ等の web 以外のメディアを利用したプロモーション費用 ・展示会の出展費用や出展に係る旅費等 ・自社内人材を活用した場合の人件費 10 平成28年7月20日版 Ⅴ-9.プロモーション費用の証憑① Q:モール内で実施したプロモーションの実施に係る証憑はどのようにすれば良いか。 A:見積や料金表に相当する証憑としては、管理画面のキャプチャー等を保存いただ き、ご提出していただきます。 Ⅴ-10.プロモーション費用の証憑② Q:フェイスブックやリスティング広告をした場合、見積書や証憑はどのようにすれば よいですか。 A:広告出稿の際、代理店へ依頼する場合は、見積書、請求書等証憑は発注先より取得 してください。 直接 Facebook やリスティング広告を実施する場合は、管理画面より取得できるも の(請求等)の画面キャプチャーを取得するとともに、支払の事実が確認できる資料(銀 行振込記録、引き落としの事実がわかる通帳の写し等(クレジットカード払いの場合も 同様))を添えて、提出してください。 Ⅴ-11.従たる対象国へのプロモーション費用 Q:カナダ(主たる国)とフランス(従たる国)をターゲットとしている。この場合、フ ランスへのプロモーション費用も補助対象になるか。 A:主たる対象国が、TPP 交渉参加国(カナダ)である場合は補助対象となります。 プロモーション費用についても、主に TPP 交渉参加国(カナダ)向けの費用が対象に なりますが、従たる国に対してのプロモーション費用についても補助対象となります。 ただし、主たる対象国とその他国とのバランスは、事業計画書に基づき審査で確認い たしますのでご注意ください。 Ⅴ-12.動画プロモーション費用について Q:ECサイトに誘導する広告動画は補助の対象になりますか。 A:対象となります。構築した越境ECサイトへの誘客を目的とした Web プロモーショ ン費用として計上してください。 Ⅴ-13.採択前のECサイト制作について Q:既にECサイトの制作を始めており8月には完成見込みであるが、この場合は補助 金の対象になりますか。 A:採択・交付決定日以前に発注・契約・支払がされている場合は、補助対象になりま せん。 Ⅴ-14.海外企業への発注について Q:越境ECサイトの制作を海外の企業に依頼しても、補助対象になりますか。 A:補助の対象になります。ただし、補助金の交付は日本円での支払いになります。 Ⅴ-15.対象国向けのプロモーション費用であることの判断基準 11 平成28年7月20日版 Q:TPP 対象国へのプロモーション費用であると判断するための基準等はありますでしょ うか? A:TPP 対象国へのプロモーションであるかどうかは、対象国に対してプロモーションが 実施されたかどうかで判断させていただきます。広告画面やブログのキャプチャー等 の関係画面を保存していただき、証憑として提出していただきます。 Ⅴ-16.法人化の費用について Q:法人化の費用は補助の対象になりますか。 A:対象になりません。 Ⅴ-17.権利、資格等の取得のための費用について Q:越境ECサイトで販売を始めるため、権利や資格等の取得が求められ、そのために講 習会等への参加が必要である場合、これらの費用は補助の対象になりますか。 A:対象になりません。 Ⅴ-18.FDAの許可取得にかかる費用 Q:越境ECでアメリカに向けて食品等を販売する場合の、FDAの許可取得にかかる費 用は対象になりますか。 A:対象になりません。 Ⅴ-19.コンサルタント費用 Q2.コンサルタント会社に委託した場合の費用は補助対象になりますか。 A2.越境ECサイトの出店・制作に係る初期費用及びプロモーション費用が補助の対 象です。コンサルタント費用は補助の対象になりません。 Ⅴ-20.翻訳費用について Q:国内ECサイトの言語をTPP対象国向けの言語に変更する場合は、補助の対象にな りますか。 A:既存ECサイトの言語を、TPP対象国向けに変更される場合は補助の対象になりま す。 Ⅴ-21.越境ECサイト運用マニュアルの翻訳について Q:越境ECサイトを運用するためのマニュアルの翻訳費用は補助の対象になりますか。 A:補助の対象になりません。翻訳に係る補助対象経費は、越境ECサイトのコンテン ツ部分の翻訳費用に限ります。 Ⅵ.事業計画書の作成、提出書類等について Ⅵ-1.CD-Rの提出について Q:提出必要書類として求められている電子記録媒体(CD-R)は必ず提出する必要 12 平成28年7月20日版 がありますか。 A:必要です。 Ⅵ-2.確定申告書類の提出について① Q:創業して間もないため、確定申告書類が提出できないが。 A:一度も決算期を迎えていない方は提出不要です。この場合、個人事業主の方は確定 申告書類に代えて、開業届をご提出ください。 Ⅵ-3.確定申告書類の提出について② Q:法人化したばかりの場合、前年の個人事業での確定申告書類を提出すれば良いか。 A:そのとおりです。 Ⅵ-4.申請時の見積書添付の要否 Q:申請時に発注先の見積書を添付する必要はありますか。 A:申請時に見積書を添付していただく必要はありませんが、必要額を予めお調べの うえ、事業計画書に反映させてください。 Ⅵ-5.事業計画書にあるアクセス状況の記載について Q:越境EC事業計画書 Ⅰ企業概要の「EC・越境EC等の状況のアクセス状況」は、 PV、UUどちらの指標を記載すればよいですか。 A:現在運用されているEC・越境EC等の状況のアクセス状況を分かりやすく記載下 さい。PVやUU等の指標を可能な限りご記載ください。 Ⅵ-6.事業計画書の販売計画欄(様式 2 P2)の記載方法 Q:事業計画書の「販売計画」欄は国別に記載する必要がありますか。 A:合算した販売予想金額で作成していただいて結構ですが、『Ⅱ 越境EC実施概要』の 「定量的な目標」欄(様式 2 P2)(適宜拡張・追加して頂いて結構です)等で内訳 が分かるよう、ご記載願います。 Ⅶ.補助金の支払いについて Ⅶ-1.事業実施期間内にすべきこと Q:事業実施期間である 1 月 31 日までに支払い等を完了している必要がありますか。 A:その通りです。補助対象事業を平成 29 年 1 月 31 日までに実施し、且つ、支払いを完 了する必要があります。 Ⅶ-2.補助事業の開始と完了報告について Q:採択された場合、いつから事業を開始できますか。また、事業が完了した時はどのよ うに報告すればよいですか。 A:補助事業の開始は、中小機構から補助事業の採択・交付決定書の通知があった時か 13 平成28年7月20日版 ら開始していただけます。 また、採択させていただいた補助事業のすべてが完了した時に、別途お示しする完了報 告書を提出ただくことにより、報告していただきます。 Ⅶ-3.補助金請求の留意点 Q:補助金の交付請求をする際の証憑類で留意すべき点はありますか。 A:補助事業における発注先の選定にあたっては、原則として2社以上から見積もりを取 ることが必要となります。2社以上から見積もりを取れない場合は、理由書を提出い ただきます。 また、見積、請求、支払等の資料のほか、WEB 画面等の成果物を証憑としてご提出いた だく必要がございますのでご留意ください。 Ⅶ-4.補助金の前払い Q:補助金を概算払い(見積額での事前支払い)でもらうことは可能ですか。 A:できません。精算払い(事業完了後、支払の証憑を確認した後の事後払い)となりま す。 14
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