各事業の結果 第15回環黄海経済・技術交流会議 本会議 日時:7月13日14:00∼16:30 『環境に配慮したイノベーションと開放的な融合』をテーマに、九州・韓国・中国の参加者が、環 黄海地域の「貿易・投資」 「科学技術交流」 「教育・人材協力」の促進のための協力提案を行い、 ビジョンの共有、その具体化のための方策等について協議を実施。また、関連事業の総括や九州 側より提案され、第14回の会合にて創設された「環黄海経済・技術交流大賞」の第2回目とな る表彰式を実施。 さらに、4月に九州地方で発生した地震への両国からの支援に対して、深く感謝の意を表すると ともに、九州の観光復興を目指した講演及びPR等も実施。 次回会合は、九州・鹿児島県に決定。鹿児島県担当者より、次回開催地が両国へ紹介された。 ※協力提案・九州側発表者 ・「九州観光・インバウンドの推進」 (一社)九州観光推進機構(九州旅客鉄道株式会社上海事務所 所長) 恋塚 秀和氏 ・「都市・農村交流ビジネスについて」 (公財)九州経済調査協会 常務理事・調査研究部長 田代 雅彦氏 ※環黄海大賞・九州側受賞者 ・企業等法人・個人部門:清本鐵工(株) (宮崎県延岡市) ・地方公共団体・経済団体部門:(公財)西日本産業貿易コンベンション協会 (福岡県北九州市) ※次回開催地紹介 ・鹿児島県観光交流局 次長 倉野 満氏 環黄海ビジネスフォーラム 日時:7月13日9:00∼12:00 エネルギー・環境、スマート・プロダクション、越境ECと流通・物流等の重点分野について、 お互いに情報を共有するとともに、ビジネス交流を推進するための戦略、産学官協力及び人材交 流方案等について講演・事例発表を実施。 また、4月に九州地方で発生した地震によって最も被害を受けた熊本県より、両国の支援に対し て感謝の意を表するとともに、熊本県の復興の現状や観光資源について両国参加者へ紹介した。 ※九州側講演者 第1セッション【エネルギー・環境、スマート・プロダクション】 発表者①:楽しい株式会社 代表取締役 松尾 康志 「資源循環社会と共生した低炭素地域づくり『食品廃棄物の地域循環圏形成』 」 発表者②:東陶(上海)有限公司 製造部長 石澤 元基 「ウォシュレットのプラットフォーム化による生産プロセスの改革」 第2セッション【越境ECと流通・物流】 発表者①:福岡貿易会・国際アドバイザー 小林 修 「越境ECの現状と課題」 特別講演:熊本県上海事務所 所長 垣下 美那子 「熊本県の観光素材」 産業パーク・特区協力フォーラム 日時:7月13日9:00∼11:55 三国・地域の産業団地・経済特区での整備・運営・誘致等のノウハウ及びマネジメントを共有し て、経済・貿易協力の方策等について講演・事例発表を実施。 ※九州側発表者 ・「福岡市グローバル創業・雇用創出特区」 福岡市上海事務所 所長 奥田 聖 環黄海代表者会合(三国局長会議) 日時:7月13日9:30∼12:00 環黄海地域の経済、技術分野の交流推進のため政府の役割及び支援対策等について議論。各国提 案事項について報告するとともに、安心・安全の向上の観点から食や観光ビジネスをテーマとして検討 することを確認。 環黄海産学官連携総(学)長フォーラム 日時:7月13日9:00∼12:20 各大学のイノベーション創出及び実用的な人材の育成について、環黄海地域を始めとして紹介、 意見交換を行った。 また、これまで一定の成果を上げてきたとして、当フォーラムの開催は今回を以て終了し、産 業界及び行政と連携した事業へ発展的に展開していくことを、九州側から提案した。 《環黄海経済・技術交流会議》 3国政府(日本:九州経済産業局、中国:商務部、韓国:産業通商資源部)による合意 のもと、東アジア・環黄海地域の経済圏域の発展と交流の深化を目的に、2001年 3月にスタートし、これまでに九州・韓国・中国の順にて持ち回りで14回開催されました。 (環黄海圏域:大連から上海、仁川から釜山に至る、韓国・中国沿岸部、九州といった黄海 を取り巻く地域経済エリア) 2016 YANCHEN 第1回:福岡市、第2回:韓国全州市、第3回:中国威海市、第4回:宮崎市、 第5回:韓国大田広域市、第6回:中国日照市、第7回:熊本市、第8回:韓国仁川広域市、 第9回:中国煙台市、第10回:北九州市、第11回:韓国大田広域市、第12回:中国連雲港市、 第13回:佐世保市、第14回:韓国釜山広域市、第15回:中国江蘇省塩城市 政府間ハイレベル協議での積極的な評価 第10回日中韓経済貿易大臣会合(2015年10月30日、韓国・ソウル)において、「環黄海経済・技術交流会議」がこれま で成功裡に運営されてきたことについて確認されました。 さらに、3年半ぶりに開催され国際的に注目された第6回日中韓サミットにおける共同宣言(2015年11月1日、韓国・ソ ウル)の付属書においても、三国首脳間で同様の認識が示されました。
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