福島県 福島県 1.商 品 名 等 商品名 郡商カレー 商品写真(イメージ等) 商品説明(コンセプト等) 福島県郡山市の豊かな大地の恵み を生かし、こだわりの「里の放牧豚」 と「御前人参」を使い、旨みと甘味 のあるレトルトカレーを製作。福島 県教育委主管「子どもがふみだす ふくしま復興応援事業」の補助を得 て、郡山グリーンカレー愛好会の監 修のもと、カレーの試食を重ね、デ ザイナーとパッケージデザインを考 え、グリッシュと命名したキャラク ターも作り、福島の風評被害の払拭 と食の安全を全国に発信するプロジ ェクトとして、地域から多くのアド バイスを受けて完成させました。 平成 27 年 12 月より県内外で販売。 2.学 校 紹 介 学 校 名 福島県立郡山商業高等学校 電 住 福島県郡山市菜根五丁目6番7号 F 所 担 当 者 U R L E-mail 鈴 木 政 直 黒 話 024-922-0724 A X 024-922-5059 澤 政 弘 円 谷 和 久 http://www.koriyama-ch.fks.ed.jp [email protected] 本校では、校訓である「自治・勤労・感謝」の精神のもと、二万余名の卒業生を世に送り出し、地 元経済界はもとより、政財界・教育界など全国各地で活躍する多くの有益な人材を育成してきました。 現在も商業に関する高い知識と技術を身に付け、豊かな心とたくましい力を持って激動する経済社 会に貢献できる人材の育成に努める教育方針のもと、生徒一人一人を大切にする教育を基本姿勢とし ている。日商リテールマーケティング(販売士)検定2級合格者数高校日本一や珠算部、チアリーデ ィング部の全国優勝など文武両道を成し遂げている。商品開発については、大商大ビジネスアイディ ア甲子園等で全国に評価された。また、高校生のアイディアを活用して地域活性化に役立つ喜びを知 り、特に流通・サービス等のビジネスに関する知識・技術習得に取り組んでいる流通経済科の生徒を 中心に「課題研究(調査研究)」や「商品開発(流通経済科3年選択) 」の授業で取り組んでいる。 3.実施科目等 科 目 名 対象生徒 課題研究(調査研究) 単 位 数 3年生選択(9名) 担当教員数 3単位 3名 4.予算関係(費用) 福島県教育委員会社会教育課主管「子どもがふみだす ふくしま復興応援事業」補助による。 5.開発経緯等 (1)郡山グリーンカレー愛好会との連携 課題研究(調査研究)を選択した3年生9名は、地元「福島県郡山市のB級グルメと地域活性化」を テーマに商品開発することにしました。すると、郡山の B 級グルメに「こおりやまグリーンカレー」 があることを知り商品開発の協力連携を4月下旬に依頼しました。 (2)外部講師の招へい 郡山グリーンカレー愛好会の協力により、5月に多くの講師を学校に招き商品開発に向けて起業家 教育講座を開いていただきました。そこで、ライブハウスCLUB#9の店長から、郡山に歌手のグ リーンがいたことにあやかって、郡山産のホウレン草を使った「グリーンカレー」をまかないで出し たことが好評だったことから、レストラン12店舗の協力を得て愛好会を立ち上げたこと。日本調理 技術専門学校の先生からは、カレーはお母さんのカレーには勝てないことや、売れるものをつくれば 高くても売れること。デザイナーさんからはわかりやすいインパクトのある広告について教えていた だきました。さらに、グリーンカレー愛好会会長からは、郡山にも仙台の牛タンのような自慢のB級 グルメを作りたいという熱い想いで始めたことを知ることができました。 (3)グリーンカレーの開発 レストランで食べるだけでなく、お土産として県内外に広く販売することができるレトルトパック の「グリーンカレー」を作ることで商品自体が広告塔になり認知度も上がると想定し商品開発を進め ていくことにしました。 そこで、日本調理技術専門学校の協力を得て開発を重ね。パッケージデザインはDENYAクリエ イティブワークスのデザイナーさんと何度も打合せして、自分たちでグリッシュ(グリーンとムッシ ュのイメージで)のキャラクターを作り、着ぐるみを製作して販売に備えました。 (4)完成 11 月の時点でホウレン草は旬ではなく、おいしくない野菜を使っておいしいカレーはできない結論 に達し、こだわりの地元ブランド野菜の「御前人参」とストレスなく育った「里の放牧豚」を使い甘 味と旨みのあるカレーが出来上がりました。そしてついに、福島県郡山市の新しいB級グルメ「郡商 カレー(レトルト)」として 12 月に完成しました。パッケージデザインには、商の口の部分にグリッ シュのイラストを用い、グリッシュを囲んで自分たちの写真を入れ、メッセージを添えました。 6.販売形態・期間 有 ○ ・ 無 平成27年12月より福島県立郡山商業高等学校(教諭 鈴木政直)で販売。 地域商店街(郡山市の大町、中町)や郡山ビックパレットにおいて催された郡山産業博、い ただきますふくしまと郡山総合体育館でのBJリーグの販売ブースでの販売。大阪市において 全国物産展での販売で3000個売り上げた。継続して販売中である。 7.協力者等 有 ○ ・ 無 郡山グリーンカレー愛好会、日本調理技術専門学校、DENYAクリエイティブワークス、 CLUB#9、鈴木農場。 福島県教育委員会社会教育課主管「子どもがふみだす ふくしま復興応援事業」 。 8.商標登録の有無 有 ・ 無 ○ 9.今後の課題・展望等 賞味期限は2年間あり、レトルトにした利点を生かし、季節に左右されず、気温の変化や保存方 法に気遣いなく安心して販売することができるので、いかに発売し続けていくことができるかが課 題である。また、地元農協とタイアップしてブランド米である「あさか米」を使ったカレー弁当に 発展させたいと生徒が考えて進めている。
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