声をいかす みなさまの声を番組などに反映 寄せられた声をもとに WEB連動企画 チエノバ 要 望 E テレの福祉番組「ハートネット TV」では、ホームページに寄せら れる年間 1万件以上の声をもとに、みなさんの興味・関心のあること について考え、誰もが生きやすくなる「知恵」に変えていこうというシ リーズをお届けしています。その名も「WEB 連動企画 チエノバ 」 。 月1回の生放送です。不登校や精神障害などその声はさまざま。2 月 の放送では、元プロ野球選手の逮捕をきっかけに、 「薬物依存」を取り 上げました。あらためてご意見や体験談を募集したところ、薬物依存 症の本人や家族の方を中心に 60 件以上の声が寄せられました。 ホームページで体験談・メッセージを募集 ● 依存症は病気なので、きちんと治療が必要だ。好奇の目や排除、罰ではなく、見守る気持ち を持ってほしい。 (50 代 女性) ● 私はギャンブル依存で、覚せい剤を使うようになり、刑務所にも行った。しかし、リハビリ 施設の存在を知り、自助グループに出会うことができた。依存症になっても治療や回復の 道が用意されていることをもっと多くの人に知ってほしい。 (40 代) 対 応 放送では、薬物依存症に詳しい精神科医を招き、依存症 の本質や回復のヒントについて考えました。依存症は「病気」 であり、意志の力や根性でどうにかできるものではないこと、 罰や叱責、反省では治らないこと、回復には専門的な治療 や支援が必要であることなどについて、視聴者の体験談を 交えて紹介しました。放送中は 480 件近いツイートがあり、 放送後も多くの感想が寄せられました。 ● 今回の放送で、薬物依存になる背景には、悩みや生きにくさがある事を知った。 (20 代 女性) ● 勝手に差別的な感情を抱いていたがそれは間違っていたことに気付かされた。 (10 代) ● 正しい知識が広まって、依存症に対する社会的な偏見がなくなることを願う。 (30 代) ● すばらしい番組だ。学校の授業でも流してほしい。 (40 代 女性) 「ハートネットTV」 では今後もさまざまなテーマでみなさまの声に耳を傾け、 番組で一緒に考えていくことにしています。 24
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