平成28年度京丹後市ストレスチェック業務仕様書(PDF:172KB)

平成28年度京丹後市ストレスチェック業務仕様書
1
業務名
平成28年度京丹後市ストレスチェック業務
2
業務の目的
本業務は、労働安全衛生法第66条の10等法令に基づき、メンタルヘル
ス不調となることを未然に防止する一次予防を目的に、職員等のストレスの
状況について検査を行い、本人にその結果を通知して職員自身のストレスへ
の気付きを促し、個々の職員等のストレスを低減させるとともに、検査結果
を集団ごとに集計・分析し、職場におけるストレスの要因を評価し、職場環
境の改善につなげることで、ストレスの要因そのものを低減するよう努める。
3
実施体制
(1)
実施者
ア
実施管理者
総括安全衛生管理者
イ
市側実施者
市産業医、人事課保健師
ウ
受託者側実施者
労働安全衛生規則(以下「規則」という)第52条
の10に定められた「医師等」の資格を有する者
4
エ
実施代表者
市と受託者の協議により決定する。
オ
実施事務従事者
人事課職員
対象者
(1)
京丹後市職員等(特別職含む)
平成28年度
約
1,570人
対象職員の情報は、市が受託者に提供する。
(2)
人材派遣会社から派遣されている派遣職員
個人結果は把握しないが、集団ごとの集計及び分析ために実施する。
5
委託業務の内容
(1)
ア
調査票の作成及び調査の実施
ストレスチェック票は、「職業性ストレスチェック簡易調査票」(57
項目) に基づくものとする。
イ
本市からストレスチェック対象者のデータを事前に提供する。
ウ
調査は、受託者がインターネット上に設置する Web サイト(以下 Web
サイト)を通じて行うか、紙媒体で実施する。
エ
Web サイトへは Windows7のインターネットエクスプローラー11 で入力
できるものとすること。
オ
紙媒体の調査票の納品及び回収
受託者が作成する実施案内・調査票・提出用封筒は、個人ごとに封筒
に入れ納品する。納品の際は、所属名
職員番号
氏名
を表示し、市が
指定する順序により、所属ごとにまとめ、各所属又は市人事課に納品す
ること。送料は委託料に含む。
市では、職員等個人が封入密閉し提出した調査票を、実施事務従事者
がとりまとめた後、受託者が回収する。送料は、委託料に含む。
カ
未受検者について、Web サイトによる調査対象者に受検勧奨を行う。
(2) 未受検者名簿の作成及び納品
ア
所属名
職員番号
職名
氏名が記入された未受検者の名簿を作成し
納品する。
(3)個人結果の評価及び結果通知(結果一覧表作成含む)
ア
個人結果の評価
結果の見方の説明を含めること。また、①から③の内容を記載すること。
(提案書提出時に帳票サンプルを提出)
①
ストレスの特徴や傾向の数値、図表等で示したもの。規則第52条
の9記載の次の3つの項目ごとの点数を明記すること。
a
職場における当該労働者の心理的な負担の原因に関する項目
b 当該労働者の心理的な負担による心身の自覚症状に関する項目
c
職場における他の労働者に よ る当該労働者への支 援 に関する項
目
②
セルフケアのアドバイス
各個人の結果に応じ、ストレスの軽減、不調の予防のために必要と考
えられるセルフケア(食事・睡眠・運動等の改善、ストレス対処法等)
についての個別アドバイス
③
相談窓口の情報
a 庁内の相談窓口の情報
市の人事課保健師が実施する相談等についての情報、苦情の申立
てを行う場合についての情報を結果通知に含める。具体的な情報の
内容については市から受託者に提供する。
b 受託者が開設する相談窓口についての情報
職員からの問い合わせに適切に対応できる窓口を 示すこと。
イ
ストレスチェック実施要領第14条による面接指導の申し出方法に
ついては個人結果の報告と同時に通知すること。
ウ
個人結果通知は個人情報が保護された状態で通知する。
エ
個人結果通知は、書面で実施する。
オ
個人結果通知は個別封筒に封入、封緘して納品する。
納品の際は、所属名
職員番号
氏名
を表示し、市が指定する順序
により、所属ごとにまとめ、各所属又は市人事課に納品すること。送料
は委託料に含む。
カ
結果一覧表を作成し納品すること。
(4)高ストレス者の選定及び通知(高ストレス者リスト作成含む)
ア
高ストレス者の選定は、
「労働安全衛生法に基づくストレスチェック制
度実施マニュアル」に示されている「評価基準の例(その1)」に準拠し
て選定する。
イ
高ストレス者のリストを作成し、実施者宛てに納品する。
ウ
結果の評価が高ストレスとされた職員等に対し、その旨を通知すると
ともに、産業医による面接指導(以下「面接」という)の対象となる職
員に 対しては、面接を勧奨する文書を作成する。
(提案書提出時に帳票サンプルを提出すること)
エ
面接を申し出た職員等の結果の取り扱いについては、面接勧奨文書を
受領した職員等が、面接を申し出た場合、当該職員は、市への結果提供
に同意したものとみなす。市側実施者は、面接申し出のあった職員から
提出された申出書とともに、当該職員個人結果について市人事課長に提
供する。
(5)集団分析結果の作成及び納品
ア
市の集団としての評価については、
「労働安全衛生法に基づくストレス
チェックマニュアル」を踏まえ、ストレスの特徴及び傾向について次の
とおり分析を行う。
①分析する集団の規模は次の3階層とする。
a
市が指定する部または課等の組織別
集計の結果、当該課等の組織の分析対象者数が10人未満の場合には、
市が、当該対象者全員から組織別分析の実施について同意を得た場合
に行う。全員からの同意を得られない場合、市の指示により、当該組
織の対象者を別組織に編入し10人以上の規模とした上で分析を実施
するか、
または分析対象としない。
イ
b
a の集合体としての事業場等の組織別(男女別・年齢階層別)
c
市全体(男女別・職務別、年齢階層別)
集団分析は、「労働安全衛生法に基づくストレスチェックマニュアル」
に示されている仕事のストレス判定図を用いて行う。
ウ
市への集団ごとの分析結果の報告
分析の結果について、市が指定した集団ごとの分析結果と分析結果に
ついてのアドバイスの記載事項を含む報告書を作成し、 実施管理者に報
告すること。報告書は、紙及び電子媒体の両方により提出する。
(提案書提出時に帳票サンプルを提出すること)
①電子媒体については、他者に閲覧されないような加工を行うこと。
②京丹後市職員安全衛生管理規程に基づき、市が実施する安全衛生委員会
において、市が指定する集団単位の組織分析結果について、報告会を実施
すること。
③分析結果報告については、職場環境改善に向けてのアドバイスを含むこ
と。
6
ストレスチェック等関係資料の保存について
ストレスチェック等関係資料は、ストレスチェック実施年度の翌年から5
年間は適切に管理・保管し、保存期間終了後は速やかに廃棄すること。
7
業務の履行について
(1)受託者は、労働安全衛生法に基づくストレスチェックの実施事務従事者
であることを念頭に厚生労働省が示す指針等に沿って着実に業務を遂行し、
実施効果を高めるよう努めること。
(2)
受託者は、ストレスチェックの企画、結果の評価等について積極的に案
提示または確認を行い、本市と十分な協議を行うこと。
8
個人情報の取り扱いについて
本市提供データ及び結果データ等当該委託業務の履行に必要な一切の情
報について、外部に漏えいすることがないよう厳重な措置を講じた上で業
務を遂行すること。
9
実施日程
※実施状況によって日程を変更する場合がある。
(1)事前打ち合わせ
実施内容
8月下旬~9月上旬
委託業務すべてについて十分な打ち合わせを行う。
(2)ストレスチェックの実施
Web サイトまたは紙媒体を使用
実施内容
9月中旬
ストレスチェック対象者名簿の提供(市)
10月中旬
ストレスチェック調査票の作成・納品
10月中旬~10月下旬
ストレスチェック調査実施
11月中旬~随時
結果通知
(3)集団分析
実施内容
1月中旬
集団分析データの作成、納品
1月下旬~2月上旬
集団分析結果
報告会
(問い合わせ先)
〒627-8567
京丹後市峰山町杉谷889番地
京丹後市企画総務部人事課
電話
0772-69-0150