平成28年度鹿児島県子育て支援員研修事業の企画提案公募に係る業務仕様書 1 事業の目的 地域において子育て支援の仕事に関心を持ち,子育て支援分野の各事業等に 従事することを希望する者に対し,多様な子育て支援分野に関して必要となる 知識や技能等を修得するため創設された全国共通の子育て支援員研修を実施し, 子育て支援員の養成を図ることを目的とする。 2 委託業務の概要 子育て支援員研修の企画・運営 (1) 子育て支援員研修の日程,会場等の設定・確保 (2) 子育て支援員研修の企画及び講師の選定・確保 (3) 子育て支援員研修の開催要綱等の作成 (4) 参加申込の受付及び決定通知の作成 (5) 子育て支援員研修で使用する資料(テキスト等)・機器等の準備 (6) 子育て支援員研修当日の運営 (7) 研修修了者等の管理 (8) 研修実施後の実績報告書等の作成 (9) その他 3 事業の内容 本研修は,厚生労働省が定めた「子育て支援員研修事業実施要綱」に基づき実 施するものであること。 (1) 子育て支援員研修の日程,会場等の設定・確保 ア 研修の規模 次の3箇所で実施する。 ・鹿児島市内で1回(定員約200名) ・鹿 屋 市 内で1回(定員約80名) ・奄 美 市 内で1回(定員約50名) ただし,申込者が定員を超過した場合,研修会場の受入可能な範囲でなる べく多数の者が受講できるようにする。 イ 研修会場の設定・確保 ・ 対象者が研修に参加しやすいよう公共交通機関等を利用しやすい会場, 又は自家用車での参加に支障がない規模の駐車場のある会場を設定し,確 保する。 ・ 会場に駐車場がない場合は,近隣の迷惑にならないよう,自家用車での 来場はできない旨を受講者に周知すること。 ウ 日程の設定 ・ 契約締結の日から事業実施期間中に設定する。 ・ (2) 受講者が研修を受講しやすい日程,時間を設定すること。 子育て支援員研修の内容及び講師の選定・確保 ア 研修の内容 研修内容は,厚生労働省が定めた「子育て支援員研修事業実施要綱」5 (3)研修内容に定められているものとし,詳細な内容は,厚生労働省が定 めた「子育て支援員研修の研修内容等の留意点について」を参考に行うも のとする。 各会場ごとの研修内容は次のとおりである。 【鹿児島市内会場】 ① 基本研修(8科目8時間) ② 専門研修 (ア) 放課後児童コース(6科目9時間) (イ) 地域型保育コース a 共通科目(12科目15時間) b 選択科目 (a) 地域型保育(5科目6時間+見学実習2日間) (b) 一時預かり事業(5科目6時間+見学実習2日間) (c) ファミリー・サポート・センター(4科目6.5時間) (ウ) 地域子育て支援コース a 利用者支援事業基本型(7科目8時間+事前学習8時間+見学実習8時間) b 地域子育て支援拠点事業(6科目6時間) 【鹿屋市内会場】 ① 基本研修(8科目8時間) ② 専門研修 (ア) 放課後児童コース(6科目9時間) (イ) 地域型保育コース a 共通科目(12科目15時間) b 選択科目 (a) 地域型保育(5科目6時間+見学実習2日間) (b) 一時預かり事業(5科目6時間+見学実習2日間) 【奄美市内会場】 ① 基本研修(8科目8時間) ② 専門研修 (ア) 放課後児童コース(6科目9時間) (イ) 地域型保育コース a b イ ウ エ 共通科目(12科目15時間) 選択科目 (a) 地域型保育(5科目6時間+見学実習2日間) (b) 一時預かり事業(5科目6時間+見学実習2日間) 補講研修 基本研修及び専門研修の講義をやむを得ず欠席した者に対して,受講状 況に応じて,県と連絡・調整の上,録画による補講研修を実施する。 当該年度に録画した講義の内容で,補講研修を行うこと。 なお,補講研修を行う場合の会場の確保については,可能な範囲で県も 協力する。 講師の選定・確保 研修内容に関する専門的な知識又は経験を有する者を講師として選定し, 確保する。 講師との連絡調整 研修における講義日程,講義で使用する資料,機器等について講師と調 整を行う。 (3) 子育て支援員研修の開催要綱等の作成 本 研 修 に 係 る 参 加 者 募 集 の た め の 開 催 要 綱 ( 研 修 日 時 , 内 容 , 場 所 等 ), 参加申込書を作成する。なお,送付については,県から市町村宛て行う。 (4) 参加申込の受付及び決定の通知 ア 参加申込書の受付を行う。 イ 各会場ごとに参加者の集約を行う。 ウ 参加申込書を提出した者に対し,受講決定通知を作成し,送付する。 (5) (6) 研修で使用する資料(テキスト等)・機器等の準備 ア 厚生労働省が定めた「子育て支援員研修の研修内容等の留意点」及び『「子 育て支援員研修に係る「指導略案」及び「標準的な履修・指導内容の教材 例」』を参考に研修資料を作成する。 イ 資料を研修会場まで搬送する。 ウ 講師等が研修で使用する機器等を準備,研修会場まで搬送する。 子育て支援員研修当日の運営 ア 会場との連絡調整,会場の 設営(後片付け含む),司会進行,講師へ の 対応,受講料の受領及び領収書の交付等,研修を運営するために必要な業 務の全てを行う。 イ 会場に駐車場がない場合は,近隣の迷惑にならないよう,自家用車での 来場はできない旨を受講者に案内・誘導すること。 ウ (7) 研修科目の都度,受講申込書の写真との照合により,本人確認を実施する。 研修修了者等の管理 ア 基本研修及び専門研修について,研修の全科目を修了した者(以下「研 修 修了者」という。)について,修了年月日,修了コース等,氏名,連 絡 先等の事項を記載した名簿を速やかに作成し,県に報告する。 イ 基本研修のみ修了した者や研修の一部を修了した者についても,研修修 了者と同様に,必要事項を記載した名簿を速やかに作成し,県に報告する。 ウ (8) 県は,研修修了者に対して,修了証書を交付する。 研修実施後の実績報告書の作成 ア 各回研修の実施後,14日以内に実施状況報告書を県に報告する。 イ (9) その他 ア 多くの人が参加できるよう,研修会場や日程設定には十分な配慮を行う こと。 イ 業務の運 営にあた っては,業務 上知り得た 情報を漏洩してはならな い 。 ウ 研修会参加者等の個人情報を適切に管理すること。 エ 特定商品の宣伝又は斡旋,情報の収集等営業活動に類する行為は行わな いこと。 オ 本業務において作成した資料等に関しては,全て著作権は県にあるもの とすること。 カ 4 実績報 告書を提出 する際,受講 者へのアン ケート結果 に関する報告 書 を 作成し,県に報告する。 業務の過程において,県と十分な協議,連携を行うこと。 事業費等 (1) 研修参加費用 受講者の教材費に要する費用は2,000円とする。 なお,研修参加費用は,研修初日に受講者から徴収し,領収書を交付する。 また,研修会場までの受講者の旅費及び宿泊費等については,受講者が負担 する。 (2) 対象経費 本業務の対象経費は,研修実施に必要な共済費,賃金,報償費,旅費,需用 費 ( 消 耗 品 費 , 印 刷 製 本 費 ), 役 務 費 ( 通 信 運 搬 費 ), 使 用 料 及 び 賃 借 料 と す る。 (3) 委託料の支払い 委託料の支払いは,精算払いとする。 (4) 経理区分 本業務の経理は,他の経理と明確に区分し,会計帳簿,決算書類等収支を明 かにする書類として整備し,本業務の完了の日の属する年度の終了後5年間保 管すること。 5 留意事項 ・ 業務遂行にあたっては,総括責任者を定めること。 ・ 業務を処理するための個人情報の取扱については,別記「個人情報取扱特記 事項」を遵守すること。 ・ 業務の全部又は一部を第三者に委託し,又は請け負わせてはならない。ただ し,あらかじめ県の承認を得た場合はこの限りでない。 ・ 見学実習等については,安全対策を十分に講じるとともに,必要に応じて適 切な保険に加入すること。 ・ 本業務の実施にあたっては,次の資料の内容を十分理解した上で,事業実施 の参考とすること。 (1) 子育て支援員研修事業実施要綱 (2) 子育て支援員研修の研修内容等の留意点について(研修シラバス) (3) 子育て支援員研修事業FAQ (4) 子育て支援員研修の充実等に関する調査研究事業報告書 (5) 子育て支援員研修に係る「指導略案」及び「標準的な履修・指導内容の教 材例」
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