田子町若者定住・移住促進住宅整備支援事業助成金交付要綱 平成28年1月1日 訓令第5号 (目的) 第1条 この要綱は、田子町の定住人口の増加を図るとともに地域の活性化に資するため、予 算の範囲内において、若者定住・移住者が自ら居住する住宅を建設するための資金借り入れ 利息の一部を助成することについて、田子町補助金等の交付に関する規則(昭和45年田子 町規則第19号)に定めるもののほか、必要な事項を定めるものとする。 (用語の定義) 第2条 この要綱において、次の各号に掲げる用語の定義は、それぞれ当該各号に定めるとこ ろによる。 (1) 若者定住・移住促進住宅 一戸建て住宅で若者定住者又は移住者自らが居住する目 的で新増改築したもので、住宅又は店舗等の一部を部分貸 しするためのものを含む。 (2) 認定住宅 (3) 若者定住者 若者定住・移住促進住宅用として町長が認定した住宅。 ア 次に掲げるいずれかの条件を満たす者 認定住宅に転居し住民登録を行った日を基準に満40才未満の田子町在住者で、就業 等により引き続き田子町に居住するため、認定住宅に居住している者。 イ 認定住宅に転居し住民登録を行った日を基準に満50才未満の田子町在住者で、婚姻 の日から5年以内に認定住宅に転居し、婚姻した両者ともに住民登録を行い居住してい る者。 ウ 認定住宅に転居し住民登録を行った日を基準に満50才未満の田子町在住者で、高校 生までの子ども又は養護学校、施設等に入所の子どもを養育し、認定住宅に転居し子ど もと共に住民登録を行い居住している者。 エ その他諸般の事情を勘案し町長が定住者と認め、認定住宅に転居し住民登録を行い 居住している者。 (4) 移住者 ア 次に掲げるいずれかの条件を満たす者 平成28年1月1日以降に田子町に転入し、認定住宅に住民登録を行い居住している 者。 イ その他諸般の事情を勘案し町長が移住者と認め、認定住宅に住民登録を行い居住し ている者。 (認定住宅) 第3条 この要綱による助成金の交付対象とする若者定住・移住促進を図るための認定住宅 は、次の各号に掲げるすべての要件を満たす住宅とする。 (1) 若者定住・移住促進住宅の新増改築の工事開始日が平成28年1月1日以降で、工事竣 工日が平成30年12月末日までのもの。 (2) 毎年1月1日を基準に、若者定住・移住促進住宅にその所有者である若者定住者又は移 住者が住民登録を行い継続的に居住していること。 (3) 若者定住・移住促進住宅が、基準日の前年1年間空家となっていないこと。 2 3 4 5 6 若者定住・移住促進住宅を認定住宅として認定を受けようとする者は、毎年1月1日現在の 当該若者定住・移住促進住宅における居住者の名簿を記載した田子町若者定住・移住促進 住宅認定申請書(様式第1号)に当該若者定住・移住促進住宅の平面図を添えて、毎年1月末 日までに提出しなければならない。この場合において申請者は、若者定住・移住促進住宅の 所有者であって、かつ、第5条に規定する金融機関からの融資・借入契約者でなければならな い。また、初回の認定申請は、原則として対象住宅の工事竣工の日以後直近の1月末日まで に行わなければならない。 若者定住・移住促進住宅住宅に、自らが居住、使用せずに賃貸等事業目的の家屋部分が ある場合は、その面積按分等が判別できる家屋の図面及び面積計算書等の書類を添付しな ければならない。 町長は、前項2の規定による認定申請書の提出があったときは、内容を審査し、認定住宅に 適合していると認められたときは、これを決定し、田子町若者定住・移住促進住宅認定通知書 (様式第2号)を、適合しない場合は、その理由を記した田子町若者定住・移住促進住宅不認 定通知書(様式第3号)を、当該申請者に交付するものとする。 前項の規定による認定住宅の認定期間は、申請日の前年の1月1日より12月31日までの 1年間とする。 第2項及び第3項に規定する家屋の平面図等は、変更が無い限り初回の認定申請のときに 添付することで足りるものとする。 (助成金の交付対象の貸付) 第4条 この要綱による助成金の交付対象とする貸付は、次の各号に掲げるすべての要件を満 たすものとし、貸付の種類においては、変動金利又は固定金利、元金均等返済又は元利均等 返済及び融資期間の長短は問わない。 (1) 貸付事業者が、田子町指定金融機関、収納代理金融機関のほか、金融庁により免許又 は許可を受けている預金取扱等金融機関であること(以下「金融機関」という。)。 (2) 金融機関からの貸付の目的が、認定住宅に係る土地・建物の取得資金、増改築・改装資 金、外構工事資金等であって、当該認定住宅に係る火災保険料、担保関連費用、設計料、 解体工事費用、印紙税、仲介手数料、付帯工事費用等を含むものとする。 (3) 貸付の契約者である借入者と認定住宅の所有者が同一であること。この場合において一 部又は共有名義での所有も含むものとするが、持ち分割合により交付対象とする貸付額を 算定する。 (4) 金銭消費貸借契約日が平成28年1月1日以降で平成30年12月末日までのもの。 2 認定住宅のうち、自らが居住、使用せずに賃貸等事業目的の家屋部分がある場合は、その 事業目的の家屋部分については、その面積按分又は建築価格内訳により算定し助成の対象 としない。 3 金融機関の貸付における貸主、借主及び連帯保証人の間に生じた事象について、町長は 一切の責を負わない。 (助成金の交付対象者) 第5条 この要綱による助成金の交付対象者は、次の各号に掲げるすべての要件を満たす者と する。 (1) 申請人が認定住宅の所有者(一部又は共有を含む。)であって、かつ、金融機関からの融 資・借入契約者であること。 (2) 申請人が申請日が属する当該年の1月1日に認定住宅において住民登録を行い、かつ、 継続的な居住の実態があること。 (3) 申請人及び子どもを除く同居人(分離世帯等の者も含む。以下同じ。)が田子町の全ての 公租公課を助成の申請日において滞納していないこと。 (5) 申請人及び及び子どもを除く同居人の公租公課の納付情報を調査することに同意できる こと。 (6) 申請人及び及び同居人全てが暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律(平成3 年法律第77号)第2条第6号に規定する暴力団員でないこと。 (助成金の額) 第6条 町長は、助成対象者から助成金の交付申請があった場合、第4条の規定による交付対 象の貸付に係る約定利息の2分の1に相当する額を助成する。ただし、この額に1円未満の端 数が生じた場合は切り捨てるものとする。 2 前項に規定する約定利息は、毎年1月1日から12月31日までの1年間に支払われたもの を対象とし、延滞利息、増徴利息、延滞損害金その他これに類する利息、損害金は助成の対 象としない。 (助成金の交付期間) 第7条 助成金を交付する期間は、当該認定住宅が最初に認定された日の属する年度を起算 に10年間とする。 2 前項に規定する期間内において、公租公課の納付状況、同居人の状況等により認定住宅と ならなかった場合は、助成金を交付しないが、前項に規定する期間には通算する。 (助成金の交付申請) 第8条 助成金の交付を受けようとする者は、田子町若者定住・移住促進住宅整備支援事業助 成金申請書兼請求書(様式第4号)に以下に掲げる必要な書類を添えて、3月15日までに町 長に提出しなければならない。 (1) 貸付に係る抵当権設定金銭消費貸借契約証書及び融資金返済予定明細書又はそれに 類する契約書及び明細書の写し。 (2) 融資・借入契約者が金融機関に申請して金融機関が発行する、前年の1月1日から12月 31日までに支払った第4条に規定する貸付に係る約定利息の合計が記載された受取利息 証明書又はそれに類する証明書(様式第5号)。 (3) 申請日における当該年度の申請人及び子どもを除く同居人全ての納税証明書。 (交付決定及び交付) 第9条 町長は、前条の規定による交付申請書の提出があったときは、内容を審査し、助成対 象に適合していると認められたときは、これを決定し、田子町若者定住・移住促進住宅整備支 援事業助成金決定通知書(様式第6号)を、適合しない場合は、その理由を明記した田子町若 者定住・移住促進住宅整備支援事業助成金不交付決定通知書(様式第7号)を、当該申請者 に交付するものとする。 2 前項の規定による決定通知書を交付した場合は、交付決定をした日から40日以内に助成 金を支払うものとする。 (助成金の返還) 第10条 町長は、助成金の交付申請者が、虚偽等により不当に助成金の交付を受けた場合 は、助成金の全額の返還を命ずるものとする。 (他の助成等との重複交付) 第11条 本要綱による支援事業助成金の交付については、他の移住、定住促進対策、子育て 支援対策、就労支援対策等の助成金等との重複交付を妨げないものとする。 (その他) 第11条 附 この要綱に定めるもののほか、必要な事項は別に定めるところによる。 則 1 この要綱は、公布の日から施行し、平成28年1月1日から適用する。 2 第3条第2項の規定に基づく初回の認定申請は、平成31年1月末日をもって受理を終了す る。 3 第8条第1項の規定に基づく助成金申請書兼請求書は、平成40年3月15日をもって受理を 終了する。
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