農地中間管理事業 推進方針 - 公益社団法人 静岡県農業振興公社

平成 28 年度農地中間管理事業の推進方針
静岡県経済産業部農業局農業ビジネス課
(公社)静岡県農業振興公社(農地中間管理機構)
高齢化等により農業従事者が減少する中で、優れた経営感覚を備えた担い手
を育成、支援することにより農業生産を維持、発展させていくためには、効率
的な農業経営が行えるよう、地域の中心となる経営体に農地を集積、集約化し
ていくことが必要である。このため、農地中間管理機構を最大限活用する。
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担い手への農地集積目標面積の設定
・県が定めた農地中間管理事業の推進に関する基本方針等のほか、各市町で
定めた農業経営基盤の強化の促進に関する基本構想の目標に基づき、各市
町の平成 28 年度の担い手への農地集積目標面積を設定
・県、市町、農業委員会、JA等の関係機関が一体となって、目標達成に向
け取り組む
(参考)
集積目標面積
県経済産業ビジョン
(H29)33,500ha
県農地中間管理事業の推進に関する基本方針
(H35)41,000ha
県農業経営基盤の強化の促進に関する基本方針
(H35)41,000ha
市町農業経営基盤の強化の促進に関する基本構想
(H35)39,697ha
2 農業委員会、市町等との連携を強化した推進
(1)農業委員会との連携
・農業委員会は、農業委員会法の改正により必須業務となった「農地利用の
最適化の推進」を農地中間管理機構と緊密に連携し、担い手への集積、集
約化を推進
・県と本県の農業会議は、「農地利用の最適化の推進」の考え方を示し、農業
委員会に対し「農地利用の最適化の推進」に関する研修会等を実施し、農地
利用最適化推進委員や農業委員の現場での推進を支援
・農業委員会は、遊休農地に関する措置に取り組み、利用意向調査で農地中間
管理機構への貸出希望のある農地は、別に定める「受け手の決まっていない
農地の借り受けスキーム」に基づき対応
・農業委員会は、農用地等貸付申込書で借受希望者とのマッチングができて
いない場合も、同様に「受け手の決まっていない農地の借り受けスキーム」
により実施
(2)市町等との連携
・市町は、公募区域の設定を農業委員会で設置する農地利用最適化推進委員
の配置区域と一致させるよう努める
・市町、JAは、借受希望者とのマッチングができていない農用地等貸付申
込書の提出を受けた場合、
「受け手の決まっていない農地の借り受けスキー
ム」で実施するよう、農地中間管理機構、農業委員会と連携
・市町、JAは、農業経営基盤強化促進法で実施している農地の貸借につい
て、農地中間管理事業への切替を積極的に推進
(3)農地の借受希望者と機構が借り受けた農地のマッチング
・機構は、借り受けた農地を当該農地の受け手が見つかるまで、機構が定め
た管理基準に基づき適切に管理
・農業委員会は、機構が借り受けた農地について、農地台帳(農地ナビ)に
反映させ、ホームページで受け手が見つかっていない農地の一覧を公表
・農業委員会、市町等は、公募区域内の借受希望者や認定農業者等の担い手
へのマッチングを進め、公募区域内でマッチングできない場合は、市町域
でのマッチングを進める
・機構は、市町域内で受け手が確保できないと判断した農地について、借受
希望者に積極的に情報提供を行い、受け手の確保に努める
・機構は、農地耕作条件改善事業等を活用し、借り受けた農地を必要に応じ
て条件整備を行った上で、借受希望者に貸し付ける
3 重点実施区域の設置による着実な農地集積の推進
・市町は、農業基盤整備事業と連携して人・農地プランの話合いを進める地
域など、農地中間管理事業を重点的に進める区域を設定
・担い手の農業経営の効率化を図るため、農業基盤整備事業と農地中間管理
事業は一体的推進を図る
・重点実施区域に設定する場合は、農地中間管理事業を担当する部署と農業
基盤整備事業を担当する部署が密接な連携を図り、農地中間管理事業によ
る担い手への農地集積のスケジュールを明確にした上で重点実施区域を設
定
・農業基盤整備事業を実施しなくても、人・農地プランの話合いが進んでい
る地域や機運が高まっている地域、市町やJA等が戦略的に集積を進める
地域など、具体的に集積が見込まれる地域も重点実施区域に設定
・県は、市町が作成した重点実施区域について、農業・農地連携推進会議等
で検討し、機構が指定
・県は、重点実施区域の取組成果を取りまとめ、市町、農業委員会等に情報
提供し、参考になる取組の横展開を図る
4 人・農地プランと農地中間管理事業を連動させた推進
・市町は、重点実施区域の取組を、
「人・農地プランの作成、見直し」に従い、
人・農地プランとして位置付ける
・市町は、人・農地プランに位置付けた地域について、着実に担い手への農
地集積が進むようスケジュール管理するとともに、随時、見直しを実施
・市町は、市町内外の取組成果を広くPRし、新たに取り組む地域の掘り起
こしを進める
・県は、市町が作成する人・農地プランの地域の話合いの場への参加や作成
したプランを実行支援
5
茶園集積の推進
・共同管理等による茶業経営の効率化を進めるため、茶工場等への茶園の集
積を推進
・茶園の耕作放棄地を未然に防ぎ、茶工場等の担い手への茶園集積を促進す
るため、茶園集積推進事業を積極的に活用
・このほか、ニーズにあわせて、茶園を効率的に管理できるよう、農地耕作
条件改善事業、茶改植等支援事業、耕作放棄地解消総合対策事業等を活用
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新規参入者等の担い手による農地中間管理事業の活用促進
・就農を目指す研修中の新規就農予定者や農業参入企業等に対して、農地中
間管理事業の情報提供を積極的に実施
・地域農業の担い手として期待される場合には、借受希望者の公募に応募す
るよう働きかける
・新規参入の情報を得た場合は、静岡県農業振興公社に提供し、農業振興公
社は関係機関に情報提供
・特に企業においては、農地中間管理事業を活用できた案件が対応遅れで活
用されないことにならないよう十分に注意し、スピード感を持って対応
・機構は、意欲ある担い手からの応募促進と手続の簡素化を図るため、公募
時期、有効期間等の公募方法を改善