歩道設置の道路排水構造物 歩道部の構造(長野県 設計基準)設計基準(1)〔共通・道路 土木構造物標準設計図〕第6編 道路附属施設事業 第2節 歩道部の構造 (1)歩道の形式等 ①歩道の形式 歩道の形式は、高年齢者や視覚障害者、車いす使用者等を含む全ての歩行者にとって安全で円滑な移動が可能となる構造とすることが原則であり、視覚障害者の歩車道境界の識別、車いす使用者の円滑な通行等に十分配慮したものでなけ ればならない。このため、歩車道を縁石によって分離する場合の歩道の形式は、歩道面を車道面より高く、かつ縁石天端高さより低くする構造(セミフラット形式 セミフラット形式)とすることを基本とする。 セミフラット形式 ②歩道面の高さ 高低差を5cmとすることを原則として、当該地域の地形、気象、沿道の状況及び交通安全施設の設置状況等を考慮し、雨水等の適切な排水を勘案して決定するものとする。 歩道面の高さは、歩道面と車道面の高低差を5cm 高低差を5cm ③縁石の高さ 歩道に設ける縁石の車道等に対する高さは、歩行者の安全な交通を確保するため15cm以上 15cm以上とし、交通安全対策上必要な場合や、橋又はトンネルの区間において当該構造物を保全するために必要な場合には25cmまで高くすることができる。 15cm以上 なお、植樹帯、並木又はさくが連続している等歩行者の安全な通行が確保されている場合であって、雨水等の適切な排水が確保できる場合には、必要に応じて5cmまで低くすることができる。 ④歩道面の勾配等 歩道の縦断勾配は、5%以下とする。ただし、沿道の状況等によりやむを得ない場合に 歩道面に設ける勾配は、地形の状況その他の特別の理由によりやむを得ない場合を除き、車いす使用者等の円滑な通行を考慮して以下の通りとする。(イ)歩道の縦断勾配は、5%以下 歩道の縦断勾配は、5%以下 2%を標準とする。また、透水性舗装等を行った場合は、1%以下とする。なお、縦断勾配を設けることにより雨水等を適切に排水できる箇所には、横断勾配 は、8%以下とすることができる。(ロ)歩道の横断勾配は、雨水等の適切な排水を勘案して、2%を標準 2%を標準 を設けないものとする。 (2)縁石構造 15cmを標準とする。 ①縁石を設置する場合には、その高さは歩行者及び自転車の安全な通行を確保するとともに、沿道の状況等を配慮して15cmを標準 15cmを標準 ○歩道 部がセミ フラ ット 型の場合 車両乗り入れ部を設けない場合又は交通安全対策上必要な場合20cmとする。 ②歩道等を設置する一定区間において車両乗り入れ部を設けない場合又は交通安全対策上必要な場合20cm 車両乗り入れ部を設けない場合又は交通安全対策上必要な場合20cm ③橋梁及びトンネルの区間においては、構造物を保全するため25cmとする。 交通量 区分 L 交 通 1 0 0未 満 ( 台 / 日 ・ 一 方 向) A 交 通 1 0 0以 上 2 5 0未 満 ( 台 / 日 ・ 一 方 向) 種 別 L4-B200-H100-T200 L4-B200-H100-T150 歩道等の形式の比較 C 交 通 1 0 00 以 上 3 0 00 未 満 ( 台 / 日 ・ 一 方 向) D 交 通 3 0 00 以 上 ( 台 / 日 ・ 一 方 向) B 交 通 2 5 0以 上 1 0 00 未 満 ( 台 / 日 ・ 一 方 向) タイプ別構造 L4-B200-H100-T250 530 530 530 155 155 10 150 15 150 15 10 150 15 200 200 200 ○ 発生しない ○ 歩道等 50 × △ 250 CR40-0(再生) 530 50 530 580 △ 発生する場合がある 名 称 規 ブ ロ ッ ク 580 L4-B200-H100-T200 10m当り 格 歩車道境界 ブロックA(片面) コンクリー ト 単 位 数 量 個 16.5 3 18-8-25BB 名 称 規 コンクリート 数 量 単 位 数 量 個 16.5 ブ ロ ッ ク 歩車道境界 ブロックA(片面) 個 16.5 0.97 コンクリー ト 18-8-25BB m m m 1:3 m ○ 称 規 格 3 2 m CR40-0(10cm厚)再生 名 10m当り 単 位 3 18-8-25BB 2 基礎材 L4-B200-H100-T250 10m当り 格 ブ ロ ッ ク 歩車道境界 ブロックA(片面) 0.70 m 5.8 基礎材 3.4 型枠 0.02 調整モルタル 2 3 m 1:3 m 2 3 5.8 基礎材 4.4 型枠 0.02 CR40-0(10cm厚)再生 調整モルタル 1:3 5.8 m m 製品参考重量 46kg(L=0.6m) L4-B200-H150-T150 1.23 2 m CR40-0(10cm厚)再生 製品参考重 量 46kg(L= 0.6m) 視覚障害者 10 488 50 L4-B200-H100-T150 調整モルタル 縁石の構造によっては横断 歩道接続部等との区別がつ かない場合もある 178 CR40-0(再生) 530 型枠 歩車道境界の確認がしづら いる 100 100 18-8-25BB 18-8-25BB 車道 車道 発生しない 200 10 438 128 150 CR40-0(再生) 100 100 200 100 100 200 100 388 10 18-8-25BB 78 A 種 6% 6% 6% 100 15cm~ 15cm~ 車道 マウンドアップタイプ 150 歩道等 マウンドアップ 580 歩道等 5cm 略図 波打ち セミフラット 15cm~ フラット 200 100 155 10 m 2 5.4 3 0.02 製品参考重 量 46kg(L= 0.6m) L4-B200-H150-T200 L4-B200-H150-T250 570 570 15 180 20 名 称 規 250 100 単 位 数 量 個 16.5 名 称 規 ○ △ フラットと比較すると通行性 が劣る(段差) △ 段差と勾配により通行性が 劣る 高齢者 ○ △ 段差によりつまづく可能性が ある △ 段差と勾配により通行性が 劣る 2 コンクリート 6.2 基礎材 m 3 型枠 調整モルタル △ 雨水が車道側から流入する 場合がある。 ○ m 100 250 10 178 18-8-25BB m CR40-0(10cm厚)再生 数 量 m 16.5 1.31 2 6.2 2 4.4 3 型枠 0.02 5.4 m 調整モルタル 1:3 m 3 0.02 製品参考重 量 69kg(L= 0.6m) L4-B200-H200-T250 155 180 25 20 180 25 200 300 200 588 100 538 10 128 150 100 18-8-25BB CR40-0(再生) 580 規 格 歩車道境界ブロックA(片面) 18-8-25BB CR40-0(10cm厚)再生 型枠 50 10m当り 580 50 580 数 量 個 16.5 ブ ロ ッ ク 0.74 コンクリー ト m 3 630 L4-B200-H200-T200 単 位 名 称 規 格 歩車道境界 ブロックA(片面) 18-8-25BB 10m当り 単 位 数 量 個 16.5 m 2 m 製品参考重 量 85kg(L= 0.6m) 3 1.03 L4-B200-H250-T250 名 称 規 格 ブ ロ ッ ク 歩車道境界 ブロックA(片面) コンクリート 18-8-25BB 10m当り 単 位 数 量 個 16.5 m 2 6.3 m m 1:3 18-8-25BB CR40-0(再生) 630 基礎材 3.4 型枠 0.02 調整モルタル CR40-0(10cm厚)再生 m 2 基礎材 4.4 型枠 0.02 調整モルタル CR40-0(10cm厚)再生 m 1.32 6.3 m m 3 1:3 製品参考重量 85kg(L=0.6m) 3 2 6.3 m 3 調整モルタル 25 6% 300 488 100 18-8-25BB CR40-0(再生) コンクリー ト 180 200 6% 78 10 C 種 20 200 300 20 6% 名 称 △ 基礎材 200 155 ブ ロ ッ ク ○ 単 位 580 基礎材 △ 6.2 580 2 総合評価 10m当り 格 個 コンクリー ト L4-B200-H200-T200 L4-B200-H200-T150 雨水ます等の設置が必要である。 2 m 1:3 630 ○ 規 歩車道境界 ブロックA(片面) 580 50 対策 称 3 1.02 製品参考重量 69kg(L=0.6m) L4-B200-H200-T150 フラットタイプ 名 ブ ロ ッ ク 2 3.4 0.02 m 1:3 製品参考重 量 69kg(L= 0.6m) 100 ・横断歩道接続部等に視覚障害者誘導用 ブロックを適切に設置する。 ・縁石の構造による工夫が必要である。 m CR40-0(10cm厚)再生 2 型枠 調整モルタル 150 ・横断歩道接続部等に視覚障害者誘導用 ブロックを適切に設置する。 ・縁石線により適切に区分する。 ・縁石の構造による工夫が必要である。 16.5 m 18-8-25BB 155 ・横断歩道接続部等に視覚障害者誘導用 ブロックを適切に設置する。 ・縁石の構造による工夫が必要である。 ・勾配緩和や波打ち歩道とならない工夫が 必要である。 数 量 個 250 車いす使用者 m CR40-0(10cm厚)再生 単 位 3 0.74 m 18-8-25BB L4-B200-H150-T250 10m当り 格 ブ ロ ッ ク 歩車道境界 ブロックA(片面) 3 コンクリー ト 570 620 L4-B200-H150-T200 10m当り 格 歩車道境界 ブロックA(片面) 基礎材 対策 50 620 L4-B200-H150-T150 ブ ロ ッ ク 100 488 128 150 538 100 250 100 438 50 620 ○ CR40-0(再生) 570 200 歩車道境界の確認がしづら い場合がある 50 100 △ 570 10 歩車道境界の確認がしづら いる 有効幅員外に車両乗入れ部を設ける 50 18-8-25BB CR40-0(再生) 178 △ 縁石の構造による工夫が必要である 18-8-25BB CR40-0(再生) 18-8-25BB 100 視覚障害者 縁石の構造による工夫が必要である 150 B 種 対策 10 ○ 200 6% 6% 6% 78 ○ 20 150 セミフラットタイプ 100 高齢者 180 200 200 △ すりつけ勾配が発生するた め、通行性が劣る 155 15 200 200 すりつけ勾配が発生するた め、通行性が劣る 20 150 △ 180 250 ○ 15 10 ○ 155 155 150 車いす使用者 570 2 5.4 3 1:3 m 0.02 製品参考重 量 85kg(L= 0.6m)
© Copyright 2024 ExpyDoc