統計研修講義計画書

統計研修講義計画書
研修課程
統計実務者向け入門
(統計入門課程)
講
加藤 耕二
総務省統計研修所教授
師
講義科目 統計調査入門
講義時間
5コマ
※1コマ 70 分
講義のねらい
公的統計は、公的・民的を問わず各種分野・機関における活動の基盤となる情報であり、とりわけ行
政機関では社会経済の実態把握と施策立案・実施の基本資料として欠くことができないもの。
そこで、新たに統計業務に携わることとなった職員に対し、統計の本質や性格・機能や統計作成の中
心となる統計調査の企画・実施の基本的な事柄(主な留意点を含む)について「知る」ことを基本とし、
これらは、統計の利用、調査事務の遂行、調査系統・調査対象等とのコミュニケーションに求められる
「身に付けておくべき基礎知識」であることを理解・認識すること。
指導項目と内容
指 導 項 目
内
容
統計の意味・性格
・統計は社会経済状況を表した身近なものであること
・統計の意味・要件と性格、統計の機能と利用
統計調査の意味・性格
・統計調査は統計作成のために行うものであること
・統計調査の意味と性格
・様々な調査と統計調査の位置付け
統計調査の基本事項
・統計調査の流れと調査の企画
・統計調査の企画・実施の基本となる事柄
統計調査の主な事務
・主な調査事務の要点と留意点
調査目的と調査事項の設定
調査票の設計
調査の実施
調査票の審査・集計
調査結果の公表
※上記の説明・解説と、それに関連するQ&A式を用いた
運営方式による。
参考
講義形態
指導方法
受講に必要な
基礎知識等
公的統計の基本原則、目的、理念
テキスト(PP)を資料とする講義方式
本課程の趣旨を踏まえ、特段の詳しい知識は求めない。