深川市地域公共交通網 形成計画 を策定 基本方針 市では、路線バスの利用者数の減少や住 民の移動ニーズに対応しきれていないバ ス路線網などの現状と課題を踏まえ、市 民の足となる公共交通網の望ましい姿を 明らかにするため、本年3月に地域公共 交通網形成計画を策定しました。 今月は、その概要をお知らせします。 ◆問合先 計画の目標 す(3ページに記載) 。しかし、長期 的に維持できる公共交通網を形成す るためには、効率的な運行の視点も 企画財政課企画係 (☎26・2246) 通 網 を 充 実させる 必要性が高まって 担 することによ り 運 行が確 保されて います。 現状と課題 道の便数も減少し、利便性の低下を いる ため、 利 用 者の 減 少に 伴い、 市 策定の趣旨 招いています。一方で、高齢化により、 の 財 政 負 担 は 増 加 していま す。この 市 内 を 運 行 する 路 線バスは、いず れ も 利 用 者 が 減 少 傾 向にあ り ま す。 公共交通に頼らざるを得ない市民の ため、 利 用 者の減 少に歯 止め をかけ 立 病 院 を 発 着 点 とする 現 在のバス路 自家用車の普及や人口減少、少子 高 齢 化 な どによ り、 本 市では、バス 増 加が予 想され、 公 共 交 通の維 持・ る 対 策 が 課 題 と なっていま す が、 市 市内の公共交通網に係る現状と課 題 を 踏ま え、 深 川・一已 地 区のまち この 路 線バスの 運 行に 係る 費 用の 不 確保の必要性が増しています。 線網は、通学や買い物、通院などで なかの公共交通の利便性を図るとと や鉄道などの公共交通の利用者が減 このような中、地域公共交通の活 性化及び再生に関する法律が平成 利 用 する 際、バスの乗 り 継 ぎが必 要 もに、まちなかと音江・納内・多度 基 本 方 針に基づき、3つの目 標 を 設定し、それぞれの目標を達成する めました。 ◆基◆本◆方◆針 68 %で、バスをはじめ とする 公 共 交 年度に改正され、公共交通網の再構 であった り、J R 深 川 駅 を 経 由して 志地区を結ぶ公共交通網の整備を進 ため、施策や事業を推進していきま 80 足分は、国や北海道、沿線市町で負 築 は、 地 方 公 共 団 体が 中 心 とな り、 いないなど、利用しづらい現状となっ めるため、次のとおり基本方針を定 27 26 少しています。これにより、バスや鉄 まちづくりと連携して行うこととな ています。 %の方が車を運転して りました。 男性のうち ま た、 平 成 年 度に 実 施 し た 市 民アンケ ー トによる と、 歳 以 上の 年 重要となります。このため、市では、 こ う し た 法 改 正の 趣 旨 を 踏ま え、 持続可能な公共交通網の構築を目指 し、計画期間を本年度から平成 地 域の 暮 ら し を 支 える 持 続 可 3 ①高齢者バス利用料金助成事業による利用促進 ③深川市版公共交通ガイドの作成など ②遠距離通学生に対する交通費負担の軽減 ④バス体験乗車会の実施 管理者などと十分な連携を取り、協 目標達成のため の 施 策・ 事 業 を検証し、バスの運行ダイヤなどの見直しを検討すると ともに、普段バスをあまり利用しない方を対象とした バス体験乗車会の実施など、利用促進・活性化に向け た取り組みを展開します。 JR深川駅のバリアフリー化や拠点となるバス待合所 の在り方についても、公共交通の利用促進策として検 討を進めます。 議を行いながら計画を推進します。 公共交通の利用を促進するため、高齢者や遠距離通 学生に対して交通費を助成します。 現在、バス・JR・タクシーの運行事業者がそれぞれ 利用者に向けて公開している情報(運行ダイヤ・路線 図・料金など)の一元化を図るとともに、買い物、通 院などの利用目的に応じた情報を、市のホームページ やパンフレットの作成などを通じて公開します。合わせ て、現状の公共交通の利用のしやすさや分かりやすさ 62 市民、交通事業者、関係市町、道路 公共交通の利用を促進し、活性化させる 32 能な公共交通網を形成する ○公共交通空白地域におけるデマンド型乗り合いタクシーなどの導入検討 ※デマンド型乗り合いタクシーとは、自宅や指定の場所から目的地まで、利用者の要望(デ マンド)に応じて運行する公共交通サービスです。基本的に予約が必要で、予約がない 場合は運行されません。予約した利用者を順に回って乗り合いで運行するタクシーです。 目標達成のため の 施 策・ 事 業 目標 3 より、どこからどこまで、どのくらいの方が利用するか を把握した上で実証実験を行い、移動手段の確保に向 けた検討を進めます。 おり、高齢者による交通事故が懸念 路線バスや鉄道がない公共交通空白地域の移動手段 ※ を確保するため、デマンド型乗り合いタクシーなどの導 入などについて、公共交通空白地域の住民との協議に さ れていま す。一方で、 車 を 運 転で 公共交通空白地域における移動手段を確保する き な く なった 場 合の移 動 手 段 は、バ ①移動ニーズに対応した市内バス路線網の再編 ②広域で運行する公共交通の維持確保に向けた広域的な協議の場づくり ③収支率・乗車密度を踏まえた路線網の検討 ス を 利 用 す る と 答 え た 方 が 全 体の 目標達成のため の 施 策・ 事 業 また、周辺市町との公共交通網についても、関係市 町をはじめ国や北海道、交通事業者と連携しながら路 線維持のための協議を進めます。 これらにより、市民の移動手段を確保するとともに、 公共交通の利用者数を維持・改善して、市の負担額増 加を抑制するなど、持続可能な公共交通網を形成します。 度までの5年 間 とする、 地 域 公 共 交 持続可能な公共交通網を形成する 平成 27 年度に行った、公共交通に関する市民アンケー トの結果や市内循環バスなどの試験運行の結果を踏ま え、市民の市内移動の足を確保するため、市内の主要 施設をつなぐバスの運行方策について、さらなる実証 実験を実施し、検証を行った上で路線網の再編を図り ます。 目標 2 通網形成計画を策定しました。 目標 1 2
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