FAIRY TAIL 孤高の男 ID:90878

FAIRY TAIL 孤高の男
空元気
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︻あらすじ︼
比企谷八幡がFAIRYTAILの世界に存在していたら
そして、ギルドフェアリーテイルの一員だったらと思って書いた作品です
目 次 1話 │││││││││││││
2話 │││││││││││││
1
13
1話
ここは魔法の世界、当たり前のように魔法を売り買いされ、人々の生活に根付いてい
た。その魔法を駆使し生業としてきた者を魔導士と呼ぶ。
魔導士達は様々なギルドに属して、依頼に応じて仕事をする。
ここにも、そんな1人の男がいる
∼
ハルジオンの街
side∼
???
﹁じゃあ、君が腰にぶら下げている銃はなんだ﹂
﹁いや、俺は何もしてませんて﹂
ても不思議ではなかった。現に今、街の警備隊に職務質問をされている
腰に下げている黒い銃、そしてドロドロに腐った目、犯罪者や闇ギルドの一員と見られ
ツを着て、ズボンも上着と同様に黒を着ていた。服装まで、まだ普通の男だったのだが、
1人の男が、だるそうに列車から降りてきた。その男の風貌は、黒い上着に白のシャ
﹁はあ、やっと着いたか﹂
1
﹁これは、仕事道具ですよ。ほら一応、魔導師ギルドに入っているので﹂
男はそう言って首元のギルドの紋章を見せた。
で、名前を﹂
﹁すみません、妖精の尻尾の方でしたか。ですが、なりすましなどの可能性がありますの
と警備隊が言ったので、男は自分の名前を名乗った
﹁比企谷八幡です﹂
﹁はい、今確認してきますので﹂
そう言って、警備隊は近くのテレパシーの魔水晶、公衆電話みたいな形状をした所に
行った。比企谷八幡は、近くの柱に寄りかかる。
降りてすぐ、魔法を使っていればこんなことにはならなかったのにな、いやたられば
の事を考えるより、どうやって﹁ボラ﹂の検挙をするか考えたほうがいいな
比企谷は、このハルジオンの街にボラがいるから捕まえて欲しいと依頼を受けてこの
街に来ていたのだ
しばらくして、確認が取れたようで、警備隊の方が俺の方にやってきて、頭を下げて
謝ってきた。時間を取られたくなかったので、謝罪の途中で抜け出してきた。
普通なら、ここで人に聞き込んだりするのだろうが、この男はコミュ症だ。他人に話
﹁まずは、街を見て歩くか﹂
1話
2
しかける事は、ほとんどない
﹂
比企谷は、知らないこの街にもう1人の妖精がやってきた事を
この街って魔法屋一軒しかないの
side∼ルーシィ∼
﹁えーーっ⁉
?
﹁あ♡白い子犬
﹂
と言って、門の鍵が置いてあるケースを見ていた。
﹁あたしは門の鍵の強力なやつを探してるの﹂
しかし、ルーシィはもうそれを持っている。ルーシィには欲しいものがある
気だ。
の魔法を持ってきた。色替の魔法とは、服の色を変える事ができる魔法で、女の子に人
ルーシィは深いため息をしながら言った。しかし、店主は新商品があると言い、色替
﹁あーあ⋮⋮無駄足だったかしらねぇ﹂
﹁街の者も魔法をつかえるのは1割もいませんので、この店もほぼ旅の魔導士ですわ﹂
そんなRPGのような、設定はないのに
いかと期待していた。
ルーシィは、少し後悔した。新しい街に行けば、強い魔法道具が売っているのではな
金髪の若い女性が、店の店主に大きな声を出していた。
?
3
!!
﹁そんなの、ぜんぜん強力じゃないよ﹂
﹂
店主は、そう言った。それもそのはず、白い子犬は戦闘能力を持たない。ルーシィが
言う強力には程遠い鍵だ
しかしルーシィにはそんなの関係ない
﹁いーの、いーの探してたんだぁー。いくら
﹁2万J﹂
﹁だから、2万J﹂
﹁お、い、く、ら、か、し、ら
﹂
店主がそう答える。しかしルーシィは納得しない。もう一度聞く
?
主に見せてもう一回聞いた。
店主は値切られるつもりはないようだった。そこで、ルーシィは自分の胸を寄せ、店
?
すてきなおじさま﹂
?
とりあえずホテルに行ってゴロゴロするか。うんそうしよう。と俺の脳内会議で決め
大通りを歩き、ボラを探す。もしかしたら、昼間に街にいないのかもしれない。じゃ、
ロしたい。仕事なんかしたくない
少し街を歩いていた。まだ、ボラを見つけられていない。はぁ早く家に帰ってゴロゴ
side∼比企谷∼
﹁本当はおいくらかしら
1話
4
た
比企谷は、ホテルに向かっていた。来てすぐに駅の近くのホテルを取っており、街を
﹂と
﹂って聞くのは
!!!
一周する形で歩いていたので引き返すより一周した方が早いと判断した
初対面の人に﹁頭の病院行く
その時、前を歩いていた。1人の女性が﹁あたしの色気は1000Jかーーーっ
言って、カフェの看板を蹴った
なんだよ、あいつ。情緒不安定なの
?
行ってみたい
をやるって話を耳にした。火竜ってなんだよ。ドラゴンがパーティーすんの、なにそれ
比企谷は、ホテルから出て港の方に行った。港に行くまでに、火竜が船上パーティー
ら行ってみますか
ホテルに行き、夕方まで休んでいた。まだ港の方に行っていなかったな。じゃ、今か
前に人だかりが出来ていた。比企谷はそれを避けるように道を替えた
言うのは失礼だとはちまんは思います
失礼だよな。だよな、初対面で目が腐っているからって﹁目の病院紹介しようか﹂って
?
結局、港でもボラは見つからなかったが、怪しい船を見つけた。いかにもな男達が何
人も乗っていく
﹁船内の確認だな﹂
5
そう言って、比企谷は船の中に入っていった。
side∼ルーシィ∼
にお
ルーシィは船の中にいた。今日の昼、炎の魔導士である火竜と出会い、危うく魅了の
﹁ルーシィか⋮⋮いい名前だね﹂
魔法にかかりそうだったが、1人の少年とネコに助けられた。その後、その2人
黒いドレスを来て、今は火竜と2人きりになっていた。常にニコニコしているのも疲
﹁どぉも﹂
で、この船に乗っていた
一員だと言って、パーティーに来てくれればマスターに話を通してくれると言ったの
礼をして公園で日課である雑誌週間ソーサラーを読んでいた時に、火竜が妖精の尻尾の
?
れる。早くどっかに行って欲しい。外にも、たくさんの女の人がいる。こんなに集めて
なんのつもりなのか
﹂
火竜はグラスにワインを注ぎながら言ってきた
﹁まずは、ワインで乾杯といこう﹂
﹁他の女の子たち放っておいていいの
?
そう言って、指を鳴らして火竜は魔法を使った。グラスに入ったワインを球状にいく
﹁いーのいーの、今は君と飲みたい気分なんだよね﹂
1話
6
つも作り、空中に浮かせる
﹂
?
﹂
?
やってきていた
突如として、火竜の態度が変わり。後ろから腕を掴まれた。後ろからは何人もの男が
﹁え
﹁しょうがない娘だなぁ。素直に眠っていれば痛い目みずにすんだのに﹂
火竜はニヤリと笑った
ないのよ﹂
﹁勘違いしないでよね、あたしは妖精の尻尾には入りたいけど。アンタの女になる気は
﹁ほっほーう、よくわかったね﹂
﹁睡眠薬よね﹂
ルーシィは火竜を睨む、火竜は俯く
﹁これはどういうつもりかしら
口に近づいくる。ルーシィは立ってそれを払う
マンするしかなかったのだ
とてつもなく、うざい。だからルーシィはどうしても妖精の尻尾に入りたかった。ガ
ちゃぷちゃぷと音を鳴らして、ルーシィの元にゆっくりと近づいてくる。
﹁口を開けてごらん。ゆっくりと葡萄酒の宝石が入ってくるよ﹂
7
﹁おーさすが火竜さん﹂
﹁こりゃ久々の上玉だなぁ﹂
アンタたちなに
﹂
!?
こんな事をする奴が、これが妖精の尻尾の魔導士か
た。
誰だ
﹂
!
side∼比企谷∼
れが、その人の魔法だったから
ルーシィは泣きながらそう思っ
そこには、人がいた。さっきまでは誰もいなかった。いや認識出来ていなかった。そ
﹁何を考えているんだ、窓なんか見⋮⋮お前
!
不思議に思い、ルーシィは窓の方をみる。それにつられて火竜も向いた
しかし、いつまで経っても鍵が海に落ちる音が聞こえなかった
!
そう言って、火竜は窓に向かって鍵を投げる。
﹁門の鍵、聖霊魔導師か。この魔法は契約者以外は使えん、僕には必要ないな﹂
火竜はルーシィの腰に手を回し、門の鍵を取り上げる
うよ﹂
顎を掴まれた、前を向けさせられる。﹁ようこそ、我が奴隷船へ。おとなしくしてもら
﹁なんなのよコレ
!!
﹁一部始終、見て聞かせてもらった。お前、妖精の尻尾の魔導士だって言ってたな﹂
1話
8
俺は、最初からここにいた。船に乗り込んだ後、この部屋に入っていた
誰も俺に気づかなかった、それが俺の対象の認識能力を下げる魔法、あまりにも、認
﹂
識されないため俺は﹁ステルスヒッキー﹂と呼んでいる
﹁ああ、そうだ。俺は妖精の尻尾の火竜だ
﹂
!
﹁逃がすかぁっ
﹂
コが少女を引っ張ってこの船から逃げ出した。
やってきた人間の顔を見る。見知った少年だった。空いた穴からは翼を生やしたネ
ったく、誰だよ。仕事の邪魔しやがって、まったく親の顔が見てみたいよ
離が離れた。
俺が、引き金を引こうとした時上から人間が降ってきた。その衝撃で、俺とボラの距
火竜と名乗っていた男の、本当の名はボラだった。
﹁ボラ、お前を逮捕させてもら﹂
﹁な
そう言って、俺は首元の妖精の尻尾の紋章を見せる
﹁俺は、お前なんか見たことねぇな﹂
竜の真横にいて、頭に銃を突きつけていた
そう言って、炎の魔法を使ってきた。しかしそこにはもう、誰もいなかった。すで火
!
9
!!
ボラは、火の魔法を使い逃がすのを阻止しようとするが、軌道がずれて当たらなかっ
﹂
た。続いて、他の乗組員たちが銃で発砲するが、それも軌道がずれる
﹂
﹁とぼけるなーーっ
﹁何のことかな
﹂
そう言って、ボラが俺の方を向く。俺はニヤリと笑う
﹁まさか、お前かーーっ
!
﹁あいつら、俺がもらってもいいか
﹂
?
﹁仕事だよ﹂
﹁おー八幡じゃねーか、何でこんな所にいんだ
﹂
﹂
そして、少年は俺を見て目を見開き笑いながら喋りかけてきた
少年が復活した
突如として大波が来た。船は、港につっ込んだ。揺れが止まり、先程まで酔っていた
まで来た。さっき降ってきた少年は、まだ酔っていて動けるような状態ではなかった
ボラや乗組員の攻撃を、かわしながら一人一人潰していく、あと数人といったところ
!
?
﹁ナツ。あんまり、暴れすぎんなよ﹂
!
?
そう言って、ボラの方に歩いていくが絶対、やりすぎて船全壊させるだろうな。そう
﹁おう
1話
10
思って俺は船からでた
side∼ルーシィ∼
あたしが船の中に入って、ナツを助けようとしに行く、その途中船から誰かが出てき
てあたしとすれ違ったような気がした。
船の中に入り、魔導士ではないナツを助けるためだ
﹁ここは、あたしが﹁大丈夫﹂﹂
火を食べる
?
ネコのパッピーがそう言った直後、ボラの火の魔法がナツに直撃した
﹁ナツも、魔導士だから﹂
死んだかと思った。だけどナツは火を食べていた。ん
﹂
?
ルーシィはある種の恐怖を覚えた。
﹁火の食べたり、火で殴ったり。本当にこれ魔法なの
﹂
ナツは空気を吸い、口から火を吐いた。そして、ボラを火をまとった拳で殴りつけた。
﹁いっくぞぉーーーっ﹂
﹁ふーご馳走様、食ったら力が湧いてきた﹂
驚きのあまり、変な声が出た
﹁はぁ
!!!?
ハッピーはそれを滅竜魔法と言ってきた。自らの体を竜の体質へと変換させる、太古
!?
11
の魔法と言っていた
すごい魔法だが、いやすごいのだかもう港がめちゃくちゃになるくらい暴れていた。
軍隊も駆けつけてきていた
﹂
来いよ。いいだろ、八幡も﹂
ナツは、あたしの腕を掴み軍隊から逃げていた
﹁何で、あたしまでー
﹁だって、俺たちのギルドに入りたいんだろ
引っ張られていた
そう言って、ナツは横を向くそこには船の中で出会った、男がナツのもう片方の腕で
?
!?
暴れんなって﹂
﹁引っ張ってんじゃねーよ。まあそれを決めるのは俺じゃねーからな、別にいいと思う
﹂
ぞ。あと俺言ったよな
﹁そうだっけ
?
?
そう、会話する2人は楽しそうだった。もうあたしの答えは決まっている
﹂
!
描く
そう言って、あたしも一緒に走る。笑いながら、明日からの新しく楽しい生活を思い
﹁うん
1話
12
2話
side∼ルーシィ∼
あらから、どれだけ走ったのだろうか
少なくとも3時間は言っているだろう。明日は動けなくなるほどの筋肉痛に襲われ
るのではないか だが、もう目の前にマグノリアの街があった。マグノリアの街にはギルド妖精の尻尾
の本拠地である。ルーシィが週間ソーサラーを読んで知ったことの1つだった
ナツに案内され、ギルドの前に立つ。
想像していたのより大きい。つい感嘆の声を漏らした
﹁わぁ⋮⋮.大っきいね﹂
﹁ようこそ、妖精の尻尾へ﹂
ルーシィはとても嬉しかった。今まで夢に見てきたギルドに入れることが
しかし、目の前には見たくもない顔が通った。ハルジオンの街で、出会ったナツと同
どこ行ってたんだ
!
﹂
じギルドの比企谷八幡がギルドの前に来た
﹁おー八幡
?
13
﹁お前達も、よく走ってここまで来たな﹂
そう、この男は途中で元々置いてあったであろう魔導二輪車で、私たちを置いていっ
たのだ。体力馬鹿のナツはともかく、あたしだけでも乗せていってくれればよかったの
に
あたしは、その恨みを込めて目標をロックオンして蹴った。が手応えはなかった。避
けられていたのだった。ハルジオンの街から、この男には得体の知れない物があるので
はないのかと少し、怖かった
比企谷八幡は先に行くと言って、ギルドの中に入っていった。ナツも、入っていった
のであたしもそれにつられて入る。
ギルドの中は常に笑い声があり、活気が溢れていた。ナツはギルドに入るや否や﹁た
だいまー﹂と大声を出してある男の元に突っ込んでいった
ナツが暴れ、それを止めに入っていった者も、ナツに殴られる。
ルーシィは入り口の前に立ち尽くし、目の前の光景をじっくり眺めている
﹁すごい⋮あたし、本当に妖精の尻尾に来たんだぁ﹂
﹂
ギルドの中を歩きながら、見回っていた。そこに、何者かがルーシィの元に走ってく
てめェこのあいだの決着つけんぞ
!?
る。
﹁ナツが帰ってきたってぇ
!!
2話
14
走って来たのは、パンツを一枚だけ履き上半身裸の男だった
あたしは声も出ない驚きに襲われた
﹁はっ
しまった
﹂
!!
騒々しいな﹂
?
ハイ、消えたっ
ロキもまたルーシィの期待を裏切ったのだった
その、ロキは女の子を2人も引き連れて、デレデレしていた。
﹁がんばってー♡﹂
﹁まざってくるねー♡﹂
が今見てきた人たちよりはマシだよね
週間ソーサラーの﹁彼氏にしたい魔導士﹂上位のロキがやってきた。彼なら、あたし
﹁ん
に見えるくらいだ。
噂で、聞いていたより変人の集まりだったようだ。これなら、比企谷八幡はまだ普通
いる
とその女性もまた、異質だった。酒の入った樽を軽く持ち上げて、酒を樽ごと飲んで
﹁これだから、品のないここの男どもは。イヤだわ﹂
近くにいた女性が、その男に向かって注意をする
!!
﹁グレイ、あんたなんて格好で出歩いてるのよ﹂
15
!!
新入りさん
﹂
﹁なによ、コレ。まともな人が1人もいないじゃ﹂
﹁あらぁ
?
﹂
?
ルイージ
?
確かそんな名前の奴と2人で話
喧嘩に巻き込まれたくなくて、人が少ない場所に移動していた俺は、その途中でミラ
?
いた
ありがとう﹂
﹁ミラさん大丈夫でしたか
﹁は、八幡
﹂
目の前には、比企谷八幡がいてミラジェーンに当たるはずだった、酒のビンを掴んで
るおそる目を開く。
たる直前で、危ないと思ったが、なにも出来なかった。あたしは一瞬目をつぶり、おそ
ミラジェーンさんの頭部に、お酒の入った瓶が飛んできた。あたしが気づいたのは当
﹁それに﹂
﹁いつもの事だから。放っておけばいいのよ﹂
とあたしは、めちゃくちゃになっている、ギルド内を指差す
﹁ア、アレ止めなくていいんですか
あたしに、ミラジェーンさんが話しかけてくれた。
?
side∼比企谷∼
?
さんとハルジオンの街のなんだったっけ
?
2話
16
していた
ただ、目に入っただけだった。ミラさんに向かって酒のビンが飛んでくるのが見え
た。すると、体が意識とは別に動き出し、いつの間にかそのビンを掴んでいた。
一難去ってまた一難、喧嘩をしていた奴らが魔法を使おうとしていた。ミラさんが、
﹂
!!
総長﹂
?
﹁まーた、やってくれたのう貴様等﹂
握られていた
よろしくねと言った後、ジャンプして二階に上がる。マカロフの右手には大量の紙が
カロフはルイージを見て、体を縮めていった。
その大男は、このギルド妖精の尻尾のギルドマスターであった。ギルドマスターのマ
﹁あらいたんですか
叫んでいた。その瞬間、全員が喧嘩を止めた
大男が大きな声を出して、喧嘩を止める。ルイージがその人を見て﹁でかーーーっ﹂と
﹁そこまでじゃ。やめんか、バカタレ
ズシィと床を鳴り、その人がやってきた
人がいる
れるかもしれないし、最悪死者がでるかもしれない、だが、今までの喧嘩を止めてきた
﹁これはちょっとマズイわね﹂と言うが、ちょっとどころの話ではない、このギルドが壊
17
﹁見よ、評議会から送られてきたこの文書の量を﹂
評議会は、魔導士ギルドをたばねてる機関のことだ。それが、俺たちのギルドに文書
を送ってきたという事はそういうことだ。
﹁まずは、グレイ﹂
﹂
﹂
!!
全員、どんだけやらかしてんだよ
娘に手を出したとか
チャラい奴で、とても苦手とする。多分いいやつなんだろうけど、ロキは評議員の孫
﹁ロキ﹂
酒の入った樽を、樽ごと飲む女で酒場で大樽を15個飲んで、請求先を評議会にした
﹁カナ・アルベローナ﹂
護衛任務なのに護衛対象をなぐったらしい。本当何してんだよ
漢、漢とうるさく、学ランみたいな服を着た、ガタイのいい男だ、否漢だ。こいつは
﹁エルフマン
よく、裸で出歩いている男で今回は下着を盗んで逃走したと、ただのバカだ
﹁あ
?
﹁え
俺
?
﹂
﹁比企谷八幡﹂
2話
18
?
今名前を呼ばれた気がしたけど、気のせいだよね
俺なんかしたっけ
?
?
﹂
?
マスターは肩をぷるぷると震わせて、ギルドメンバー全員に言ってきた
﹁貴様等ァ、ワシは評議員な怒られてばかりじゃぞ﹂
ギルドの全員の話が終わり
たりしたらしい
と言って、ものを壊しまくっているナツの話になる。民家を壊したり教会を全焼させ
﹁そしてナツ﹂
マスターは肩をがっくと落とし
の肩を叩いてくる
街の人から、俺そんな風に思われてたんだ。すげー泣きそう。ナツが笑いながら、俺
﹁え
来てるぞ﹂
﹁あと、夜中に出歩いているのを見ると、驚いて心臓が止まりそうになるといった苦情も
題もない、あるとするならば報酬金が0になっただけだ
したのは俺ということになって、ついでに港を壊したのも俺になっただけだ。なんの問
まあまあ、これはまだ予想の範囲だ。ナツは依頼を受けていなかったから、ボラを倒
﹁ボラを検挙するもハルジオンの港半壊﹂
19
﹁だが、評議員などクソくらえじゃ﹂
マスターは持っていた、紙の束を魔法で燃やし、ナツに向かって投げる。ナツそれを
それが、妖精の尻尾の魔導
!!
食べた
﹂
!!
て行く
俺は、そんな光景を背にあらかじめ、受けていた依頼の紙を手にして、ギルドから出
その言葉を聞き、ギルドメンバー達は笑い出す。また賑やかなギルドに戻った。
士じゃ
﹁評議員のバカ共を、恐れるな。自分の信じた道を進めェい
2話
20