事業報告書

平成 27 年度事業
団体記入者:「 シニアいきいきサロン 川村 傳 」
行政記入者:「 高齢者福祉課 岡部 裕子 」
事業報告書
事業名
事業主体(名称)
事業費
(市が負担する経費)
シニアいきいきサロン事業
まちづくり活動団体
行政(担当課)
シニアいきいきサロン
高齢者福祉課
予算額
決算額
1,856,100 円
1,767,636 円
(1,816,100 円)
(1,751,277 円)
浦安市では、一人暮らしの高齢者や高齢者のみの世帯が
年々増加している。総体的に、高齢者は孤立しやすく、
地域内のコミュニケーション不足やネットワーク力の
低下が懸念されるため、地域住民同士のふれあいや楽し
みの事業企画による居場所(サロン)を提供することで
高齢者の外出の機会をつくり、地域住民とのコミュニテ
ィ、安否確認及び見守りのしくみづくりにつなげること
を目的とする。
事業概要
サロンに参加して元気になった参加者に対し、次のステ
*事業の概要を記入してくださ
ップとして担い手研修を行い、養成していくことで活動
い。
の広がりを推進する。
(地域課題・事業目的・市民
ニーズを中心に)
また、既存団体や関係機関との協働により情報の共有を
図り、生活に不安を抱える高齢者のみの世帯把握や健康
相談及び介護予防を推進し高齢者が健康で安心と生き
がいを持って住み続けていけるまちづくりを目的とし
ている。
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平成 27 年度事業
団体記入者:「 シニアいきいきサロン 川村 傳 」
行政記入者:「 高齢者福祉課 岡部 裕子 」
事業報告書
まちづくり活動団体
行政
役割分担
・介護予防の指導
・補助金の交付
・サロンの主催
・広報うらやす掲載
*実際に担った役割を記
・サロン運営費用の負担
・事業の後援
細かな役割も含めて、記入してください。
入してください。
・企画・名簿等の作成
・事業相談
・シニアいきいきサロンの PR ・会議室の借用や貸与 etc・・
etc・・
当初
実績
・月1回担当課と定例会議
○サロン:年 18 回(うち1回中止)
4/20 ふれあい囲碁
5/22 太極拳体験
6/12 口腔ケア・スポーツ吹矢
6/26 パークゴルフ体験
7/10 ストレッチと正しい歩き方
7/24 そば打ち体験
8/7 脳トレ
9/28 栄養バランスの良い調理実習
10/5 境川ウォーキング
10/23 フラダンス体験
11/2 絵手紙体験
12/4 口腔ケア・スポーツ吹矢
12/19 うらやす焼き体験
1/15 正月あそび
1/26 そば打ち体験
2/12 セーフティウォーキング
2/26 合気道体験
3/7 パークゴルフ体験
○野外サロン・バスハイク:年 4 回
5/15 コンサートとバラ園
8/31 お台場・科学未来館
11/24 三溪園と山下公園
3/28 隅田川桜船
○担い手研修:年 4 回
4/4 「我孫子市の事例に学ぶ」
9/14 「聞く力をつけよう」
11/24 「聞く力をつけようⅡ」
3/5 「介護予防フェア 講演会」
○毎月 1 回の定例会議を実施
・月2回のサロン開催
・年4回の野外サロン開催
・年4回の担い手研修開催
事業スケジュール
*パートナーとの定例会
等、できるだけ詳細に記
入して下さい。
事業変更理由
当初、月2回、年間 24 回サロンを開催する予定であったが、1回ごとの
*事業内容を変更した場合
サロンの準備に時間を要し、年 18 回のサロン開催、野外サロン(バスハ
や当初スケジュール通りに
イク)、担い手研修を合わせて、年 26 回の活動実績にとどまりました。ま
進められなかった場合、そ
の理由を記入してください。
た、第 18 回サロン(パークゴルフ体験)は、雨天の為、中止しました。
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平成 27 年度事業
団体記入者:「 シニアいきいきサロン 川村 傳 」
行政記入者:「 高齢者福祉課 岡部 裕子 」
事業報告書
協働の相乗効果
下記3段階で自己評価
まちづくり活動団体
行政
市民満足度の向上
広報うらやすにサロンの開催
サロン参加者合計 760 人のう
*市民ニーズにマッチしたサ
内容が掲載されたことで
ち 、 男 性 参 加 者 が 311 人
参加実人数が 300 人を超え
(40.9%)となっています。いか
た。毎回参加するリピーターも
に参加者(特に男性)を集める
おり、ニーズにマッチしたサー
ことができるかを考えながら、高
□あまり向上していない
ビスが提供できていると感じて
齢者の興味・関心に合致したサ
*チェック BOX は、双方の合
いる。今後、実施会場を市内
ロンを実施した成果だと考えま
議で付けてください。
全域に広げることで更に実人
す。定員以上の申し込みになる
数の増加が見込める。
ことも多い人気のサロンです。
*理由を右欄に記入してください
ービスが提供できたか。
☑向上した
□概ね向上した
団体の活性化
担い手研修やサロン運営を行な
*団体の体制や財政基盤の
っていく中で、役割分担が進
強化、活動領域の拡大、他へ
の波及効果。
み、体制が少しずつ整ってきた。
協働により財政基盤が強化さ
れ、また会場の確保等運営が進
☑活性化した
めやすくなり、活動領域が拡大し
□概ね活性化した
た。今後、担い手の育成が進め
□あまり活性化しなかった
ば、より地域ニーズに合った活
動が期待できると考える。
行政効果
男性高齢者を地域活動に引き
*行政サービスの効率化や
込むことは難しく、行政にとって
スリム化、既存事業の見直し
も課題となっていましたが、市
などに繋がったか。
民活動団体が実施することで、
ニーズに合った企画を定期的
に開催することができ、男性参
☑効果があった
加者の増加につながりました。
□概ね効果があった
協働事業の効果として高く評価
□あまり効果が見られなか
できるものと考えています。2年
目は、担い手育成に重点を置
った
き、シニアいきいきサロンの活
動が市内に広がることを期待し
ています。
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平成 27 年度事業
団体記入者:「 シニアいきいきサロン 川村 傳 」
行政記入者:「 高齢者福祉課 岡部 裕子 」
事業報告書
所 見
*協働事業におけるメリット
や課題・改善点などを記入
してください。
まちづくり活動団体
行政
27 年度は、サロン 18 回、野外サ
ロン 4 回、担い手研修 4 回(計 26
回)を実施し、760 人(男性 311 人、
女性 449 人)が参加した。男性参加
率は 40.9%となっている。
企画内容はスポーツ吹き矢や脳
トレ、太極拳、ストレッチ体操など毎
回違う企画で行った。中でも、特に
男性に人気だったのは、「パークゴ
ルフ体験」と「そば打ち体験」で、ど
ちらも 70%以上が男性であった。
サロン終了後に参加者がみんな
でお弁当を囲む昼食懇談会を行う
事で、参加者同士のコミュニケーシ
ョンが図られ、身近な人間関係を
築き、新たなつながりができた。こう
したことが、市民同士で見守り合う
きめ細やかな地域づくりに繋がって
いると考えている。
協働の効果としては、まず 1 つ目
に、広報うらやすに掲載されること
で、市内全域に周知徹底ができ、
市民にとっての信頼度も高まり、新
しい参加者の増加が図れた。
加えて 2 つ目に、シニアいきいき
サロンの役員 7 名のうち 5 名は男性
で、男性目線による発想で、ニーズ
にマッチしたサロン運営を実施する
ことができた。
現在の課題は、高齢化率の高い
中町地域を中心に活動しているた
め、参加者の住まいの地域が偏り
がちとなっている。来年度は、どな
たでも気軽に参加しやすいサロン
を提供するため、開催場所を市内
全域に広げていき、より身近なサロ
ンを展開していきたいと考えてい
る。
<実績と成果>
シニアいきいきサロンは、特に
男性をターゲットとしたサロンの開
催と、担い手育成を行うことで、高
齢者が健康で安心と生きがいを
持って住み続けていけるまちづく
りを形成することを目的としていま
す。
男性をターゲットとしたサロンの
開催については、参加者合計
760 人のうち男性参加者が 311 人
(40.9%)と大きな成果を挙げてい
ます。
男性高齢者を地域活動に引き
込むことは難しく、行政にとっても
課題となっていましたが、市民活
動団体が市民の立場から、高齢
者の興味・関心に合致した企画を
考え、定期的に実施したことが成
果につながったと考えます。
協働事業の成果として、この点
は高く評価できるものと考えてい
ます。
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<課題>
担い手育成については、H27
年度は担い手研修を 4 回実施し
ましたが、担い手育成には至りま
せんでした。
この課題を解決するため、H28
年度(2 年目)は、まずアンケート
調査を行い、参加者の中で担い
手候補となり得る方を発掘するた
めのアンケートを行うことになって
います。
研修内容については、会員の
中で産業カウンセラーの資格を
持つ方が中心となって、座学とサ
ロン体験の 2 本立ての研修を行
います。座学では、グループワー
クで課題に取り組み、仲間意識を
持ち、良好な人間関係を構築す
ることで、担い手としてのやりがい
や生きがいを感じてもらう内容に
なっています。