神戸空港条例施行規則の一部改正(案)の概要

神戸空港条例施行規則の一部改正(案)の概要
1.目的・理由
神戸市では、民間事業者に神戸空港の運営に係る公共施設等運営権を設定し、神戸空
港を運営することができるようにする(コンセッション※)ため、神戸空港条例(平成
17 年4月条例第1号。以下、「条例」という。)の一部を改正しました。本件は、条例
の施行に必要な事項を定めるため、施行規則の一部改正を行うものです。
※コンセッション
民間資金等の活用による公共施設等の整備等の促進に関する法律(平成 11 年法律第 117 号)
では、空港や上下水道、道路などの公共施設について、民間事業者が一定期間運営する権利を設
定し、自治体はその対価を得ることができることとされています。この運営権を設定することを
「コンセッション」と言います。土地・施設などの所有権を民間事業者に売却してしまうもので
はなく、自治体が所有権を保有し、一定の関与をしながら、民間事業者には知恵や発想、資金を
生かしてもらい公共施設の活用を図るものです。
2.改正(案)の概要
(1)
条例では、神戸空港の運営を行おうとする事業者は、市長に対して申請を行う必
要があることを定めており、申請に必要な書類について、規則で定めることとしてい
ます。そこで,同申請に必要な書類について,本施行規則で定めることとします。
・申請者の住所、氏名、定款等を記載した書類
・神戸空港運営の事業計画に関する書類
(2)
等
条例では、空港機能施設事業(航空旅客及び航空貨物の取扱施設の管理等を行う
事業)についての必要な規制は、条例に定めるもののほか、空港法施行令の基準に従
い、規則で定めることとしています。そこで,必要な規制について,本施行規則で定
めることとします。
・航空旅客取扱施設の利用料の上限認可に必要な書類は、申請者の住所、氏名、対
象施設、利用料金の上限額、実施予定日等を記載した書類とする
・上限認可を受けた範囲内で旅客取扱施設利用料を定め、又は変更する場合は、あ
らかじめ、市長に届出をする
3.規則の施行予定日
平成 28 年 8 月施行予定
等