0623kinnyu2_partE

梅津 直紘
大西 慶
木下 怜央
出来 大和
堀内 亘
村瀬 哲平
プレゼンの流れ

歴史
 債券とは?
 公共債
 国債
 地方債
 社債
制度・法律
 現状
 数量的側面

債券とは?
債権者⇔債務者の関係
 公共債

 国債
 地方債
社債
 利払い方式

 利付債
 割引債
国債とは

国が発行する最も信
用度の高い債券

信用度が高いため金
利も低い

国債の金利に注目す
れば、その国の経済
の動向を知ることが
できる
国債の誕生の歴史
国債が誕生した大きな要因は?
徳川幕府での多様な貨幣の流通による幣
制の混乱と、それによる旧幕藩の累積債
務の処理、武士への家禄支給、ハリス・
ショックインフレーションといった財政
の問題
・廃藩置県による徴税権の全国化
・地租改正による税の現金納付化
一時財政は回復したが・・・
反発が起き、西南戦争勃発、またその戦争
に必要な軍資金を得るために政府紙幣のさ
らなる発行
財政の問題に対する対処法1
太政官札という政府紙幣を発行することにより 戦
争などで必要なお金を得た
But
・政府の信用が薄い
・紙幣に不慣れ
・偽札の流通
流通は困難であった
財政の問題に対する対処法2
御用金制度
財政窮乏を補うため臨時に農民、
商人などにお金を課す制度
日本では貸借を絶対の秘密として恥辱の
ごとく思っているところがあった
御用金はひそかに行うべきとされていた
が、多くの商人に繰り返し上納を求めて
いたため、限界に達していた
太政官札・御用金では当時の財政難を切
り抜けるには限界であった
国債による資金工面
(外債)
明治維新直後の政府は財政基盤が極めて
脆弱であったため、国債を取り入れた当
初は金利がとても高かったり、担保の提
供を求められたりした
金本位制度、日清・日露戦争の勝利、国
債の日銀引受などにより、低金利の安定
化を成し得た
資金工面の問題は外債によって解決した
が
・旧体制の累積債務の処理
・武士階級に支給されてきた家禄支給
の問題が・・・
内国債の誕生
廃藩置県によってすべての藩債を明治政
府が直接負担することになった
内国債の誕生と、それによる支
払い
地方債

地方債のいくつかの定義
地方債とは、地方自治体が資金調達により形成
した債務である。この種の債務は、通常資金の
流動を伴う(ただし交付公債は例外である)
2. 地方債は、主に証書借入または証券発行の2 種
類の形式による。資金供給者とは地方債の引き
受け者でもあって、これを流通、転売しようと
する時は、通常証券の式を選択する。
3. 地方債とは、その債務履行が通常一会計年度を
超えて行われるものをいい、当年度内での不足
資金を臨時に補てんするための一時借入金は除
外する。
1.
地方債の役割
1.
2.
3.
4.
5.
6.
地方債の役割は社会基盤の建設と地域
経済の発展を促進する
現地住民の世代間負担の公平化を促進
する
地方財政支出と地方財政収入の年度間
での調整が可能となる。
財政管理と政策的な主導に有利に働く
マクロ的な景気調整に役立つ
災害応急時の補充のための重要な財源
地方債の歴史
第二次大戦以降の地方債の発行規模の増加
 1950 年代

 地方の財政支出が急激に増加→中央政府の政策

1960 年代
 高度成長時代における地域開発政策の拡大
○ 日本の地方行政機関の財政赤字

1970 年代
 2回の世界的石油危機の勃発による深刻なスタ
グフレーションの発生
社債

目的
 一般公衆から資金を調達することを目
的として、株式会社が発行した分割債
務証券

種類
 普通社債
 転換社債
社債
明治元年7月:維新政府が東洋銀行横浜支店
からの借款
 明治3年: 九分利付英貸公債
 明治23年:旧商法が公布された
 明治29年:日本勧業銀行法および、府県農工
銀行法を公布
 明治32年には旧商法が改正→新商法
 明治44年:商法改正
→ 委託募集、総額引受等の基底を挿入して、
日本における現行社債制度の体系を確立した。

債券に関する重要な法律
証券取引法
 金融商品取引法
 社債、株式等の振替に関する法律
 資産流動化法
など

証券取引法
目的は?
*国民経済の適切な運営
*投資家の保護
そのための“取引の公正と流通の円滑化”
証券取引法
歴史
1947年に最初の証券取引法(施行されず)
アメリカ法を母法とする現行の証券取引法が
1948年 5月 6日から施行
証券取引法
歴史
1998年の「金融システムの改革のための
関係法律の整備等に関する法律」
(=金融システム改革法)
の成立に伴い、大改正
証券取引法
歴史
金融システム改革法とは
1.資産運用手段の充実
2.活力ある仲介活動を通じた魅力あるサービスの提供
3.多様な市場と資金調達のチャンネル整備
4.利用者が安心して取引を行うための枠組みの構築
証券取引法
歴史
1998年の「金融システムの改革のための
関係法律の整備等に関する法律」
(=金融システム改革法)
の成立に伴い、大改正
金融商品取引法
目的は?
*国民経済の健全な発展
*投資家の保護
そのための“取引の公正と流通の円滑化”
金融商品取引法
証券取引法から金融商品取引法への移行
金融システム改革法により
1999年から2005年にかけ毎年改正
2007年には「金融商品取引法」として大改正
金融商品取引法
証券取引法から金融商品取引法への移行
*金融先物取引法
*外国証券業者に関する法律
*有価証券に係る投資顧問業の規制等に関する法律
*抵当証券業の規制等に関する法律
⇓
金融商品取引法
金融商品取引法
証券取引法との違い
1.有価証券の定義の拡大
2.デリバティブ取引の規制
3.規制対象を証券業以外にも拡大
金融商品取引法
証券取引法との違い
1.有価証券の定義の拡大
2.デリバティブ取引の規制
3.規制対象を証券業以外にも拡大
債券に関する重要な制度
格付制度
 発行登録制度
 国債市場特別参加者制度
(プライマリーディーラー制度)

格付制度
*公社債市場の国際化
*社債発行の多様化
*投資家層の拡大
⇓
格付の重要性が高まる
⇓
まず社債発行の資格要件ルールへの導入
格付制度
1987年7月無担保債の適債基準に格付基準が導入
1988年11月有担保債の適債基準に格付基準が導入
1990年11月数値基準の撤廃
⇓
国内公募債の適債基準は、格付基準に一本化
⇓
1996年適債基準そのものが完全に撤廃
格付制度
格付機関による
*スタンダード&プアーズ
*ムーディーズ
*株式会社格付投資情報センター
などにより
国や企業の信用リスクの判断基準が示される
発行登録制度
あらかじめ債券等の発行予定額等を
各監督財務局に対して登録
⇓
改めて発行届出を行うことなく、
有利な時期に適宜何回かに分けて発行できる
国債市場特別参加者制度
(プライマリーディーラー制度)
*3%以上の額を応札する
*国債ごとに決められた
一定割合以上の額を落札する
以上の条件を満たす証券会社や銀行などの
希望者からの申請により、
財務大臣が国債市場特別参加者に指定
国債市場特別参加者制度
(プライマリーディーラー制度)
狙いは?
国債の安定的な消化の促進
+
国債市場の流動性の向上
債券の現状

流通市場:
市場で自由に売買される時点でのさまざま
な制度や仕組みに関すること

発行市場:
債券を発行するに際して、発行者から投資
家に当の債券が渡るまでの市場のこと






どのような条件で発行されるか(とくにクー
ポン、発行価格、満期までの期間)
募集あるいは売り出しが行われる期間はいつ
からいつまでか
発行者が直接売り出すのかそれとも代理人が
販売を請け負うのか
利子の支払いや元金の払い戻しはどのように
行われるのか
償還は満期に一括して行うのかそれとも途中
で繰り上げて償還されることがあるのか
担保は付いているのかいないのか
発行形態

直接発行:
引受会社なしに、債券の発行者が直接投資
家に対して債券を発行する

間接発行:
引受け会社などの仲介者を通じて一般の顧
客から債券購入の申し込みを受け付け、こ
れに応じて債券を発行する
様々な発行形態

募集発行:
あらかじめ債券発行額、申込み証の作成、
払い込み金の徴収などが行われた後で実際
には債券を交付するという方法

売出発行:
発行総額をあらかじめ確定することなく、
一定の売出期間中に一般の投資家に対して
売り出し、結果的に売れた額を発行総額と
する方法

公募入札:
債券の発行条件について入札し、その応募
状況いかんによって発行条件ならびに発行
総額を決定するという方法
引受会社社債管理会社

引受会社:
債券を通常不特定多数者にたいして募集あ
るいは売出しまたは私募の方法で販売し、
売れ残りが生じたときにはその残額を自ら
の責任によって引き取ることを主な業務と
する
社債管理会社

社債管理会社:
社債権者のために弁済を受けたり、債券の
保全に必要な業務の一切を行なう権限を有
している会社のこと
債券市場の戦後の動向
昭和40年、戦後初債券発行
高まる債券依存体質

政府の景気刺激策

公共投資拡大

49年度約2兆国債発行→現在約44兆
(財務省HPより)

バブルの前後

失われた10年

国債流動化

国債化する債券投資
参考文献
奥田考一(1988)『現代公社債市場総論』 ミ
ツワ印刷株式会社
 佐藤昇、高橋元、相沢幸悦(1993)『入門 現
代の証券市場』東洋経済印刷
 浅野純次(1996)『公社債市場の新展開』
東洋経済印刷
 富田俊基(2006)『国債の歴史』東洋経済新報
社
 「ウィキペディア」<
http://ja.wikipedia.org/wiki/メインページ>
 「金融大学」<
http://www.findai.com/index.html>

参考文献2
債券取引の知識 堀之内朗 武内浩二
1996 日本経済新聞社
 東京国際金融市場 日本経済新聞社19
87年
 公社債流通市場 同上
 財務省HP

参考文献3
新法学ライブラリ-37
金融商品取引法
岸田雅雄 著
新世社
新法学ライブラリ-37
証券取引法
岸田雅雄 著
債券の基礎知識
新世社
橋本正明 著
ビジネス教育出版
http://www.mof.go.jp/jouhou/tuuhou/houritu/syasaitou.html
http://www.moj.go.jp/MINJI/minji130.html
http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Icho/3904/sisanryuudouka.html