Epart

梅津 直紘
大西 慶
木下 怜央
出来 大和
堀内 亘
村瀬 哲平
プレゼンの流れ

歴史
 債券とは?
 公共債
 国債
 地方債
 社債
制度・法律
 現状
 数量的側面

債券とは?
債権者⇔債務者の関係
 公共債

 国債
 地方債
社債
 利払い方式

 利付債
 割引債
国債とは

国が発行する最も信
用度の高い債券

信用度が高いため金
利も低い

国債の金利に注目す
れば、その国の経済
の動向を知ることが
できる
国債の誕生の歴史
国債が誕生した大きな要因は?
徳川幕府での多様な貨幣の流通による幣
制の混乱と、それによる旧幕藩の累積債
務の処理、武士への家禄支給、ハリス・
ショックインフレーションといった財政
の問題
・廃藩置県による徴税権の全国化
・地租改正による税の現金納付化
一時財政は回復したが・・・
反発が起き、西南戦争勃発、またその戦争
に必要な軍資金を得るために政府紙幣のさ
らなる発行
財政の問題に対する対処法1
太政官札という政府紙幣を発行することにより 戦
争などで必要なお金を得た
But
・政府の信用が薄い
・紙幣に不慣れ
・偽札の流通
流通は困難であった
財政の問題に対する対処法2
御用金制度
財政窮乏を補うため臨時に農民、
商人などにお金を課す制度
日本では貸借を絶対の秘密として恥辱の
ごとく思っているところがあった
御用金はひそかに行うべきとされていた
が、多くの商人に繰り返し上納を求めて
いたため、限界に達していた
太政官札・御用金では当時の財政難を切
り抜けるには限界であった
国債による資金工面
(外債)
明治維新直後の政府は財政基盤が極めて
脆弱であったため、国債を取り入れた当
初は金利がとても高かったり、担保の提
供を求められたりした
金本位制度、日清・日露戦争の勝利、国
債の日銀引受などにより、低金利の安定
化を成し得た
資金工面の問題は外債によって解決した
が
・旧体制の累積債務の処理
・武士階級に支給されてきた家禄支給
の問題が・・・
内国債の誕生
廃藩置県によってすべての藩債を明治政
府が直接負担することになった
内国債の誕生と、それによる支
払い
地方債

地方債のいくつかの定義
地方債とは、地方自治体が資金調達により形成
した債務である。この種の債務は、通常資金の
流動を伴う(ただし交付公債は例外である)
2. 地方債は、主に証書借入または証券発行の2 種
類の形式による。資金供給者とは地方債の引き
受け者でもあって、これを流通、転売しようと
する時は、通常証券の式を選択する。
3. 地方債とは、その債務履行が通常一会計年度を
超えて行われるものをいい、当年度内での不足
資金を臨時に補てんするための一時借入金は除
外する。
1.
地方債の役割
1.
2.
3.
4.
5.
6.
地方債の役割は社会基盤の建設と地域
経済の発展を促進する
現地住民の世代間負担の公平化を促進
する
地方財政支出と地方財政収入の年度間
での調整が可能となる。
財政管理と政策的な主導に有利に働く
マクロ的な景気調整に役立つ
災害応急時の補充のための重要な財源
地方債の歴史
第二次大戦以降の地方債の発行規模の増加
 1950 年代

 地方の財政支出が急激に増加→中央政府の政策

1960 年代
 高度成長時代における地域開発政策の拡大
○ 日本の地方行政機関の財政赤字

1970 年代
 2回の世界的石油危機の勃発による深刻なスタ
グフレーションの発生
社債

目的
 一般公衆から資金を調達することを目
的として、株式会社が発行した分割債
務証券

種類
 普通社債
 転換社債
社債
明治元年7月:維新政府が東洋銀行横浜支店
からの借款
 明治3年: 九分利付英貸公債
 明治23年:旧商法が公布された
 明治29年:日本勧業銀行法および、府県農工
銀行法を公布
 明治32年には旧商法が改正→新商法
 明治44年:商法改正
→ 委託募集、総額引受等の基底を挿入して、
日本における現行社債制度の体系を確立した。

債券に関する重要な法律
証券取引法
 金融商品取引法
 社債、株式等の振替に関する法律
 資産流動化法

証券取引法
国民経済の適切な運営及び投資者の保護に
資するため、有価証券の発行および売買そ
の他の取引を公正ならしめ、且つ、有価証
券の流通を円滑ならしめることを目的とさ
れている
金融商品取引法
企業内容等の開示制度を整備するとともに、
金融商品取引業を行う者に関し必要な事項
を定め、金融商品取引所の適切な運営を確
保すること等により、有価証券の発行及び
金融商品等の取引等を公正にし、有価証券
の流通を円滑にするほか、資本市場の機能
の十全な発揮による金融商品等の公正な価
格形成等を図り、もって国民経済の健全な
発展及び投資者の保護に資することを目的
とする
社債、株式等の振替に関する法律
社債、株式その他の有価証券に表示され
るべき権利の振替に関し、振替を行う振
替機関及び口座管理機関、振替に関する
手続並びに権利を有する者の保護を図る
ための加入者保護信託その他の必要な事
項を定めることにより、社債、株式その
他の有価証券に表示されるべき権利の流
通の円滑化を図ることを目的とする
資産の流動化に関する法律
金融機関と一般企業の資金調達を円滑にし
て財務構造議件全盛を高めて長期的な住宅
資金の安定した供給を通じて住宅金融基盤
を拡充するために資産流動化に関する制度
を確立して、資産流動化により発行される
流動化証券に投資した投資者を保護するこ
とにより国民経済の健全な発展に寄与する
ことを目的とする
債券に関する重要な制度
格付制度
 国債振替決済制度
 一般債振替制度
 発行登録制度
 国債市場特別参加者制度
(プライマリーディーラー制度)

格付制度
格付は、米国おいて一般に普及した制度だが、我が国で
も公社債市場の国際化、社債発行の多様化、投資家層
の拡大等を背景に、その重要性が高まり、まず、社債
発行時の資格要件ルールへの導入が進められた。それ
まで、公募社債の発行については、投資家保護の観点
から純資産額や自己資本比率などの数値をもとに発行
適格条件を定め、その条件を満たす会社のみに発行を
認めていた。1987年7月に無担保債の適債基準に格付基
準が導入され、1988年11月には有担保債の適債基準に
格付基準が導入された。1990年11月の数値基準の撤廃
により、国内公募債の適債基準は、格付基準に一本化
され、1996年1月には適債基準そのものが完全に撤廃さ
れた。この適債基準の撤廃により、格付制度の重要性
は増している
国債振替決済制度
国債振替決済制度とは、銀行・証券会社等
を介して行われた国債の売買等に伴う証券
の受け渡しを日本銀行に設けられた振替口
座簿上の振替で行う制度である
一般債振替制度
証券会社等を介して行われた地方債、特
別債、社債、円建て外債といった、国内
で発行された国債以外の公社債の売買等
に伴う証券の移転を、証券保管振替機構
に設けられた振替口座簿上で行う制度で
ある
発行登録制度
発行体があらかじめ、債券等の発行予定
額等を各監督財務局に対して登録してお
けば、一定期間内は改めて発行届出を行
うことなく、有利な時期を選び適宜何回
かに分けて発行できる制度である
国債市場特別参加者制度
(プライマリーディーラー制度)
すべての国債の入札において「3%以上の
額を応札する」「国債ごとに決められた
一定割合以上の額を落札する」といった
条件を満たす証券会社や銀行などの希望
者からの申請により、財務大臣が国債市
場特別参加者に指定することで、国債の
安定的な消化の促進ならびに国債市場の
流動性の向上等を図ることを目的とする
債券の現状

流通市場:
市場で自由に売買される時点でのさまざま
な制度や仕組みに関すること

発行市場:
債券を発行するに際して、発行者から投資
家に当の債券が渡るまでの市場のこと






どのような条件で発行されるか(とくにクー
ポン、発行価格、満期までの期間)
募集あるいは売り出しが行われる期間はいつ
からいつまでか
発行者が直接売り出すのかそれとも代理人が
販売を請け負うのか
利子の支払いや元金の払い戻しはどのように
行われるのか
償還は満期に一括して行うのかそれとも途中
で繰り上げて償還されることがあるのか
担保は付いているのかいないのか
発行形態

直接発行:
引受会社なしに、債券の発行者が直接投資
家に対して債券を発行する

間接発行:
引受け会社などの仲介者を通じて一般の顧
客から債券購入の申し込みを受け付け、こ
れに応じて債券を発行する
様々な発行形態

募集発行:
あらかじめ債券発行額、申込み証の作成、
払い込み金の徴収などが行われた後で実際
には債券を交付するという方法

売出発行:
発行総額をあらかじめ確定することなく、
一定の売出期間中に一般の投資家に対して
売り出し、結果的に売れた額を発行総額と
する方法

公募入札:
債券の発行条件について入札し、その応募
状況いかんによって発行条件ならびに発行
総額を決定するという方法
引受会社社債管理会社

引受会社:
債券を通常不特定多数者にたいして募集あ
るいは売出しまたは私募の方法で販売し、
売れ残りが生じたときにはその残額を自ら
の責任によって引き取ることを主な業務と
する
社債管理会社

社債管理会社:
社債権者のために弁済を受けたり、債券の
保全に必要な業務の一切を行なう権限を有
している会社のこと
債券市場の戦後の動向
昭和40年、戦後初債券発行
高まる債券依存体質

政府の景気刺激策

公共投資拡大

49年度約2兆国債発行→現在約44兆
(財務省HPより)

バブルの前後

失われた10年

国債流動化

国債化する債券投資
参考文献
奥田考一(1988)『現代公社債市場総論』 ミ
ツワ印刷株式会社
 佐藤昇、高橋元、相沢幸悦(1993)『入門 現
代の証券市場』東洋経済印刷
 浅野純次(1996)『公社債市場の新展開』
東洋経済印刷
 富田俊基(2006)『国債の歴史』東洋経済新報
社
 「ウィキペディア」<
http://ja.wikipedia.org/wiki/メインページ>
 「金融大学」<
http://www.findai.com/index.html>

参考文献2
債券取引の知識 堀之内朗 武内浩二
1996 日本経済新聞社
 東京国際金融市場 日本経済新聞社19
87年
 公社債流通市場 同上
 財務省HP
