生活指導の理論 リーダーの育成と集団活動 これまでの復習 • システムそのもののストレス要因 – 同心円構造の社会的特質→いじめの温床 – ゲゼルシャフトのゲマインシャフト的運用→日本 独自の学級運営 – スクールカーストの存在 • ハンナ・アレントの人間の条件 – オープンなコミュニケーションの場・差異の容認・ 平等性の認識 – 集団形成的課題意識は希薄 生活指導の現実的課題 • 基本的生活習慣 • 集団生活の習慣(集団で守る規律・協調性) • 上記の点が侵害される状況の解決 いじめ、学級崩壊的状況・不登校 • 日常的・問題発生時の解決能力・解決姿勢 情緒的感動性、知性、実践能力の現状は 3つの方法 • 生活指導とは、子どもたちが、自分たちの問題を、 自分たちの力で解決するよう、子どもたちに働きか けていくことをとおして、子どもたちの問題解決能力 を高めていく学校教育の教育機能の一つである。 • 問題解決能力は、情緒的感動性、知性、実践能力 の三つが不可欠である。 • 生活指導の方法には主なものとして「受容主義」、 「問題解決主義」「集団主義」がある。 (以上第一法規『教育学事典』の木原孝博執筆より) 集団主義の生活指導論-以前 (全国生活指導研究協議会) • 民主主義的集団として機能することをめざす。 (社会的人間としての人間関係構築) • 集団にはリーダーが必要。 • リーダーは自然に成長するわけではない。 → リーダーを見いだし育てる教師の実践 • リーダー(核)を中心に班活動 集団主義生活指導論の論点 • • • • • 集団として機能することは必要か 集団としての機能にリーダーは必要か リーダーは自然に生まれるのか、育てるのか リーダーをどのように選ぶか 班活動で班員をどう選ぶか 全生研とスクールカースト • 全生研 スクールカースト • 階層 班長会と班(改組)上・中・下(固定的) • 対 班競争 支配と服従 • 内部 相互援助 内部での交流 ブリキの勲章 • 1978.2 根本転校 3月まで先生たちが個別指 導(これほど先生に面倒見てもらったことない • 4 笠原の班に • 風紀委員に立候補 • 5 中ラン事件 修学旅行(ブリキの勲章) • 6 合唱祭 • 7 スポーツ大会(バレーボール) • 9 もう一人の転校生 • 10 文化祭の劇をめぐって(本物の文化) ブリキの勲章が示すもの • • • • 子どもの主体性と教師の指導の緊張関係 班(集団)による子どもの協力関係の構築 リーダーの育成 教師と子どもたちの信頼関係
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