研修会開催日 : 2014年 12月 18日(木) 9:35~ 済 ところ : 大垣市ソフトピアジャパンセンタービル3Fソピアホール 大雪の中、ご来場いただき、誠にありがとうございました。 この書は、本研修での実施内容と 相違がございますが、QC ストーリーの各項目において 何を書き表すかの参考としてい ただければ幸いです。 サークルメンバー 役割分担 氏名 会社名 リーダー Aさん ㈱○○ タイムキーパー Bさん ○○事務所 書記① Cさん ○○㈱ 書記② Dさん ○○病院 発表者 Eさん ×× 質問者 Fさん △△ ガイドライン(グループ約束事) No 項 目 ① 時間厳守 ② 5S をしっかりと行う ③ 一人一発言(発言を多くする!) ④ あいさつをしっかりと 判 定 ○ 全員が納得し たも の を 選定する ○ ○ ・ 全員が意見を 出し 合い、 納得し て進める ・ グループ 研修が楽し く 進めら れる よ う な ○ ガイ ド ラ イ ン を 考えま し ょ う 。 作業工程の分担 氏名 工程 トライアル① トライアル② けがき A さん C さん 切断 B さん A さん 曲げ C さん B さん 組立 D さん F さん 塗装 E さん Gさん 検査・補修 Fさん E さん 梱包・出荷 Gさん D さん Page.# Page.# 何を いつまでに どうする 切断と組立の合計時間 580秒 TRY② 343秒以内でつくる または、下記でのよい。 何を いつまでに どうする 箱製作合計時間 950秒 TRY② 712秒以内でつくる (25%短縮) Page.# 道具を 探す 次工程は 待っている もろい 針切れ 綴じられない 雑な塗り 何回も塗る ホチ キス針 机の上が乱雑 箱や道具が 取りにくい 物を置く所がない 配置を決めていない 1箱ずつ作れない 3箱完成し ないと次工程 へ渡せない 切込み過ぎる 真っ すぐ切れない 切れ味が悪い ハサミ 小さい 大きい 変更できない 決められている 作業順 渡し方が 決まっていない 神経質 ・几帳面 ズレる 順序がバラバラ 基準が曖昧 前工程が遅い マイペース 不器用 すぐに 諦める 過剰品質 視線が気になる 周囲が注目する 真っ す ぐ切れな い 緊張 塗り残し 道 具 かすれる 切る量が少ない 針が打てない 針が出ない 確認不足 工 程 リ (良 ー品 ド タを )つ イ ムく がる 長 い 3 つ の 箱 特性 グループ 図が離れている けがき 細かく書いている けがく線が多い 図面通り書いている 時間を計測されている ズレる 初めての作業 普段使わない道具 経験 作業が雑 手順がない 書き方が バラバラ 手が震 える 作業が遅い 細かい作業を したことがない 時間を計測されている 手順がない 手で折っている 検査 性格(適性) せっかち ミスをする 集中できない 時間を意識する を ミスをする 次工程へ早く渡 そうとする 焦り 道具がない 箱の受け渡 し 席が離れている 渡し方を 決めていない 箱が取りにくい 持ちにくい 小さい 机の上が 乱雑 箱を渡しにくい 人 手順なし 破線(点線)が書きにくい 線の種類がある 曲げ が 打ちにくい ホチキス マジック 線に合わせて 糊代部がズ レる 細い 曲げ ら れない 短い 黄色は ホチキスが 曲げた部分が 戻る ホチキスが 品質不良 品質不良 色ムラになる 何回も塗る 目視合わせ 角に当たる 角に 当たる 曲げが 弱い 力が ホチ キス 組立 ズレる 小さい 慎重 入ら ない はみ出すと不良になる バラバラに渡される 角にあたる 品質 切込み部分 持ちにくい 定規 重視 慎重 箱を持ち替える 切る所が多い 大きい 切込み過ぎる 力が入らない 短い 長い ホチキス針が 切断 力が入らない 糊代部がズレる 小さい 塗りにくい 何回も塗る 金属 線が見えない 一度に線が 箱が柔らかく不安定 手順を決めていない 芯切れ 線にあわせながら線が薄い 扱いにくい 引けない 芯が折れる 細かく塗っている 箱が持ちにくい 凸凹してる 切っている 道具なし シャープ えんぴつ 塗装 真っ すぐ ペン 塗り方が雑 色ムラ 曲げ 切れない マジックがズレる ボールペン 色がはみ出る 塗り直す 塗られて 品質不良 インクがかすれる いない 作業環境 流し方 同時に作業していない 待ち時間がある 方 法 訂正版 ☆ 要因解析・・・特性要因図を使って重要要因を抽出 ☆ Page.# 要因の検証 ☆ 要因の検証 ☆ 重要要因 グループ 事実の確認 特性値への影響 判定 【流し方】 同時に作業していない 各工程が3個つくってから次工程に渡し 待ち時間が発生して、リードタイムが長く なっている ている ◎ 【けがき】 けがく線が多い 図面指示通りに、実線・点線(破線)を書 ・作業時間が長くなっている いている ◎ 【切断】 真っすぐ切れない ・けがき線を見ながら、線に沿って慎重 に切っている ・切込み過ぎることがある 【曲げ】 線に合わせて曲げられない 線からズレないよう目視で線に合わせて 慎重に曲げている 【組立】 糊代部がズレる 【塗装】 力が入らない ・作業時間が長くなっている ・形状不良になる ・曲げ時間が長くなっている ・形状がズレて不良品になる ・曲げ方が弱いとズレてしまう ・曲げ時間が長くなっている ・ホチキスが角部に当たってズレる ・糊代部がズレて不良品になる 箱が紙でフニャフニャしているため、軽く押し 当てて塗っている ・塗装時間が長くなっている ・色ムラになって不良品になる ◎ ◎ ◎ ◎ Page.# Page.# 3 つ の 箱 リ( ー良 品 ド タ) を イ つ ム く を る 縮 め る カッターと定規を使って切る 道具を使う ホチキスを箱内側に当てない 立体の状態で塗らない 真っすぐ切る 線に合わせて曲げる 糊代部のズレを無くす 力を入れて塗る (系統図) 作図方法を変更する 流し方を変更する 5 5 組立工程の前に塗るように、工程順を変 更する 太く長いマジックで、はみ出ないように型紙 を使って線を引くように塗る 3 3 幅の狭いホチキスを使用する ホチキスを斜めに当てて打つ 5 5 金属性の150mm定規を使って曲げる 線に合わせて軽く曲げた所で、定規に 倣って指で強く押し付けながら曲げる 5 5 線に合わせた定規に倣って切る 糊代部は切込み過ぎないよう内側から 外側に向かって切る 3 5 用紙の端を利用して作図するために、 型紙(治具)を作って書く 線を共通化するために作図レイアウトを作 る 1 5 果 効 次工程が引き取る 全工程が1箱完成したら次工程へ渡す (1個流し) 効 果:短縮効果が大きい(5) やや大きい(3) 小さい(1) 実現性:すぐに出来る(5) 1時間以内で出来る (3) 1時間以上かかる(1) 品 質:悪影響がない(5) ややある(3) ある(1) 評価基準 けがく線を減らす 同時に作業する グループ ☆ 対策立案② ☆ 5 5 5 5 5 5 5 5 5 3 5 5 質 品 15 15 13 13 15 15 15 15 13 13 11 15 価 評 (マトリックス図) 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 性 現 実 対策案評価 採 採 採 採 採 採 採 採 採 採 採 採 定 判 大きいハサミで切 る 大きいハサミを準 備しておく 大きいハサミで切る 箱づくりゲームのポイント! 部分最適の考え方では効果激減となる場合がある 問題点 けがきに時間がかかる 改善案 書く線を少なくする為に、糊代の部分 は ポイント(点)だけを付ける メリット デメリット 切断:真っすぐ切れない 曲げ:線が見えないので折りにくい けがき:大幅な時間短縮ができる 組立:慎重に組むので時間がかかる 品質:はみ出し部分が増える 品質:はみ出しペナルティが加算される 単一工程の時間短縮ではなく、どれだけ次工程の作業をやり易くするかを考えることも重要! 『後工程はお客様』の考えを忘れない! 全体最適の考え方で、次工程の作業をやりやすくする改善案を実施する 問題点 けがきに時間がかかる 改善案 紙の端を利用して書く線を少なくする 為に、 型紙を作って線を書く メリット デメリット けがき:時間短縮ができる けがき:型紙をセットする時間がかかる けがき:寸法を確認しなくても書ける けがき:型紙をセットする方法の検討 切断:切る箇所が少なく時間が短縮できる 品質:寸法通りの箱が作れる リードタイムを短縮するには、どれだけ同時に作業している時間を作れるかがポイントになります! ・各工程の作業時間を平均化する ・早く次の工程が作業できるように、全ての工程が1 個ずつ作る(1 個流し) 重要工程:曲げ ・唯一、道具を使わない設定になっているので、道具を使って『曲げる』という発想も必要。どれだけ強く折り目を付けるかが、最大のポイント! ・目視で確認しながら線に合わせて曲げるのは難しいので、定規を線に合わせて曲げれば、速く・正確に・強く曲げることができて時間も短縮できる ポイント:工程順序の変更 (塗装工程 → 組立工程) ・組立られた箱は色を塗りにくいので、組立工程前に塗っておくと大幅に時間短縮ができる Page.# Page.# Page.# 発表の仕方 ◎発表はこの用紙を参考にして、5分以内で発表して下さい。 ◎発表の仕方も研修の一つです。グループで相談してまとめて下さい。 № ステップ 1 グループの紹介 2 ガイドライン 発表のポイント それでは 「○○班」の発表を行います。 私たちの班では 「時間厳守」と 「一人一言」を 約束事として決め、すすめました。 その結果は 「みんなが決めた通り守ることができました」 でした。 資料 1 2 1 現状把握 第1回目のトライアルの結果は 「リードタイム 7 3 6 秒 」 でした。 3 4 目標設定 そこで、目標を 「リードタイム1 8 4 秒」 に設定しました。 5 5 要因解析 要因解析の結果 「作業スペースが狭い」「待ち時間がある」 「マジックが細い」「切りにくい」 を重要要因として抽出しました。 6 6 要因検証 重要要因を検証したところ 「全て影響は“大”であると断定しました」 7 対策の実施 実施した対策は 「机のレイアウト変更」「1 個流しにする」 「太いマジック」「カッターを使用する」 です。 3 4 7 8 9 効果の確認 標準化と 管理の定着 ①第1回目トライアル「リードタイム 7 3 6 秒」 ②目標値 「リードタイム 1 8 4 秒」 第2回目トライアル「リードタイム 1 8 4 秒」 ③改善度 「7 5 % 」 という結果になり 目標は 「達成」でした。 標準化は 「対策実施計画表を各自テキストに書き写す」 管理の定着は 「マニュアルを秘策備蓄の為更新する」 に決めました。 8 9 3 4 5 10 Page.#
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