1402_kyodo_basic_hofu

行事から事業へ
これからの地域づくりを
どう進めるか
- 協働と総働の基礎を再確認する IIHOE[人と組織と地球のための国際研究所]
代表者 川北 秀人
http://blog.canpan.info/iihoe/
IIHOEって?

組織目的: 地球上のすべての生命にとって、
(1994年) 調和的で民主的な発展のために

社会事業家(課題・理想に挑むNPO・企業)の支援


「NPOマネジメント」(99年~11年)、「ソシオ・マネジメント」
育成・支援のための講座・研修
 地域で活動する団体のマネジメント研修(年100件)
 行政と市民団体がいっしょに協働を学ぶ研修(年60県市)


調査・提言:「NPOの信頼性向上と助成の最適化」
「協働環境」 「自治体の社会責任(LGSR)」
ビジネスと市民生活を通じた環境問題の解決

企業の社会責任(CSR)の戦略デザイン(年20社)

2020年の地球への行動計画立案

専従3名+客員1名、東京(新川)、約3900万円
原田課長のお話から
自治基本条例(10年)
→参画及び協働の推進に関する条例施行(13年4月)
市民等と行政が一緒にまちづくりに取り組むことが必要
基本原則(3条):市民の意思、行政は意見聴取、分担・対等
目的(1条):「豊かで活力あるまちづくりに資すること」
協働(2条):「市民等及び市長等が、それぞれの役割
及び責務を自覚するとともに、互いを尊重し、協力して
取り組むこと」
協働が進まない5つの理由
①目標と計画がない
→ トップも現場も本気じゃないから??
②流れもルールも決まっていない
→ 他地域研究や「協働スケジュール」がないから!
③推進するツールや体制がない
→ 中期的な目標も、ニーズ調査もないから!
④評価・監査されていない
→ 継続的な改善と、トップの関与がないから!
⑤NPOが協働していない
→ お互いに関心がなく、仲が悪いから!?
詳しくは「NPOマネジメント」第69号参照
協働の目的は「自治の回復」であり、
「まち・むらの課題を、
まち・むらの力で解決する」ために行う

1+1>2が必須
だから協働は、
→ 持続する相乗効果が期待できるか?
そもそも、相互が「自働」しているか?
 互いの強みを理解し、活かしているか?


だから失敗の3要因は、
「単年度」 、「思いつき」 、「官主導・依存」
「協働って、委託や補助とどう違うの?」

協働の手法として、委託も、補助もありえる。

まちのレストランにたとえると、
「行政がつくる定食を、食べるだけ市民」から
「行政と市民による共同経営」へ
営業時間は? 内装は? メニューは? 価格は? 材料は?
→ 「料理法」ではなく、「経営法」の問題
→ 仕様決定後に業務と責任を渡すのではなく、
ニーズ調査も仕様設計も実施も成果も協働で!
→ 「非協働的な委託・補助」から
「協働的な委託・補助」への転換を!
協働は、法が禁じること以外すべて可能
業務の
顧客
直接、市町村民に
(個人・法人)
産業、環境、教育、福祉、国際、広報、
建設、水道、交通、林業、税務・・
多老化(総数・比率とも)に伴う
「サービス需要増+税収減」状況を
支え続けるために、
協働できることをひとつでも
基本原則
より早く効果的に増やし続ける
原則として
すべて庁内
財政、人事、
監査・・
「より効果的に
市民と庁内に
貢献する」ために、
市民から意見・
協力を求めて
業務改善を
積み重ねる
中期目標+計画+実務(PDCAの対象に) 意見・協力募集
交流・表彰の機会:案件形成、相互学習 (例:効果測定、
具体的な
官民合同でスキルの向上
研修協力)
進め方
高齢者・外国人等への説明・支援協力!
(市民対象に「行政のしくみ」解説も)
すべての部署で、協働を前提に!
・広報・広聴:広報配布、市政モニタリング
・総合政策:総合計画の評価
・人事:職員研修の企画・実施(八王子市)
・管財:表示改善(大阪市)、一口オーナー(熊本城)、避難所運営
・市民税:ふるさと納税、外国人向け広報(静岡県)
・生活保護:セーフティネット(岩手・青森 消費者信用生協)
・障碍者福祉:当事者団体(ピアカウンセリング)、就労支援
・高齢者福祉:健康増進、見守り・寄り合い
・保育園:病児保育(在宅・派遣型)
・環境:分別指導、再生・販売、温暖化防止、環境保全
・観光・文化:ガイド・ウェブサイト多言語化(留学生)
・都市整備・建設:アダプト、自転車管理、まち歩きプログラム
・学校:総合学習、体育・理科(実験)、授業クラブ
・病院:学習支援、災害対応・上下水道:水源保全、節水、廃食油回収
・選管:投票啓発 ・消防:救急啓発、自主防災組織:避難+避難所運営
田上・長崎市長のお話から(管理職研修)

協働は「発想」から!





一人芝居から、プロデューサーに!


事業・業務の執行段階だけでなく、連携・紹介でも成果に
「自然環境を守る・育てる」課の目的→市民はパートナー
特別なことじゃなく、日常・普段の仕事の進め方として
行政「だけ」で事業・予算→成果を大きくするために転換を
周囲の人びとが資源に見えてくる→誰に何ができるか
市民とコミュニケーションする力!

市民が求めるのは「普通の言葉で会話できる職員」
「制度の説明だけ!」、「自分の担当だけ!」、「コロコロ異動する
職員より、自分のほうが詳しい!」
 「この申請に来たのはなぜか?」にまで遡ることで、より深い解決
や満足に結び付く


トラブルを減らす&市民の喜びを高める・増やす!
竹山・堺市長のお話(区長・局長・部長&中堅職員対象)
・憲法が保障する地方自治(第94条)
→ 他から干渉されない団体自治から住民自治へ
・自然権としての基本的人権(ルソー)同様に
地域も自治を志向した時点で地域主権(×地方分権)
・「基礎自治体優先」「自助+補完性」「近接性」原則
(欧州自治憲章:公的責務は、市民に最も身近な地方
自治体が優先的に履行する)→民主主義の基本
→ 権限と財源は現場に!→手が届く都市内分権を
・人が人を支える社会、お任せ民主主義からの脱却
→ 強力なリーダー待望論は日本を滅ぼす
→ 自立=相互依存(inter-dependent 阪大 鷲田教授)
・ドライバーは市民。職員はナビゲーター。知るため現場へ
・見て見ぬふりしない、おせっかいな市職員に!
2020年の世界・日本は?
中国のGDPは、日本よりいくら多い?
 原油、鉄、レアメタルなどの価格は?

日本の国民一人当たりGDPは何位?
 日本の高齢者率は?
 国債の残高は?
 既存インフラの補修コストは?





橋:15m以上が15万か所!→20年には25%以上が50年経過!
施設:700㎢以上!→市町村管理が半数以上、30年以上が3割!
下水道:陥没は年5000か所以上!
道路、ダム、住宅、上水道、電力、鉄道、・・・
社会保障(医療・介護)費は、いくら増える?
 消費税は、いくら必要?

延長線上で考えるな!

日本のGDPが世界に占める割合が最大だったのは?

2013年に日本のGDPが世界に占める割合は?

では、2018年には?

同年、中国のGDPは日本の何倍?

同年、ブラジルの1人当たりは、日本のいつと同じ?

それは、韓国のいつと同じ?
防府市も、これまで20年と、これから20年は違う
1990年
計(千人)
2000年
2010年
117.6 117.7 116.6
2020年
112.6
21.7
15~64歳(A)
78.6
17.5
15.7
14.1
(生産人口)
71.2
12.0
▲23%
▲27%
76.5
105.8
▲9%
▲0%
0~14歳
2030年
62.8
59.1
▲17%
▲9%
65歳~(B)
高齢者率
17.1
23.6
29.5
35.6
34.6
14.6%
20.1%
25.3%
+72%
31.6%
32.7%
+17%
A÷B
4.5人
3.2人
10.2
2.4人
14.8
1.7人
18.7
1.7人
22.5
+44%
+25%
+20%
75歳~
2020年の防府市は?

高齢者率は?→31.6%(全国より10年早い)!


高齢者1人を支える生産人口は、わずか1.7人!
75歳以上は?→1.8万人(6人に1人)!
ヘルパーなど、福祉の担い手をどれだけ必要?
 社会保障(医療・介護)費は、いくら増える?
 高齢者の健康 = 地域の資源+資産!


生産人口は?→11%減(00年比 17%減) !


既存インフラの補修コストは?


市税収入は?
道路、橋、公営住宅、上下水道、庁舎・施設、・・・・
市債残高は?
防府市の高齢者・後期高齢者のくらしは?
2000年
人口(人)
高齢者
後期高齢者
世帯数
高齢者単身
2005年
2010年
2015年
117,724 116,818 116,641 115,143
23,610 26,408 29,506 33,894
10,280 12,533 14,833 16,625
2020年
112,669
35,602
18,724
8.7%
10.7%
12.7%
14.4%
16.6%
43,367
3,628
44,958
4,419
46,766
5,169
47,169
6,047
46,657
6,417
688+2940
944+3475
1296+3873
1621+4426
1775+4643
後期高齢者
単身
1,791
2,456
3,094
3,558
4,063
247+1544
432+2024
614+2480
743+2815
868+3195
後期単身率
17.4%
19.6%
20.9%
21.4%
21.7%
高齢者夫婦
3,527
801
16.5%
4,250
1,172
19.3%
4,941
1,594
21.6%
5,764
1,895
25.0%
6,018
2,198
26.8%
後期 夫婦
高齢世帯率
防府市の後期高齢者のくらしは?
2000年
高齢世帯率
後期高齢者
(人口比)
男
女
単身世帯
男
女
(平均)
(男)
(女)
後期 夫婦
後期世帯率
16.5%
10,280
8.7%
3,480
6,800
1,791
247
1,544
17.4%
7.1%
22.7&
801
6.0%
2005年
19.3%
12,533
10.7%
4,436
8,087
2,456
432
2,24
19.6%
9.7%
25.0%
1,172
8.1%
2010年
21.6%
14,833
12.7%
5,476
9,400
3,094
614
2,480
20.9%
11.2%
26.4%
1,594
10.0%
2015年
25.0%
16,625
14.4%
6,218
10,407
3,558
743
2,815
21.4%
11.9%
27.0%
1,895
11.6%
2020年
26.8%
18,724
16.6%
7,060
11,664
4,063
868
3,195
21.7%
12.3%
27.4%
2,198
13.4%
防府市の財政はどう推移する?
単位:億円
05年度
歳入
市税(対 歳入)
個人(同)
法人(同)
固定資産(同)
地方債
388
163(42%)
40(10%)
16( 4%)
83(21%)
27( 7%)
歳出
職員給与
380
55
10年度(05比)
396
170(43%)
51(13%)
14( 3%)
82(20%)
32( 8%)
11年度(同)
372
165(44%)
52(14%)
12( 3%)
78(21%)
28( 7%)
15年度?
10年 個人住民税
44,472円/人
生産人口
10年比 - 7%
05年比 -11%
人件費・扶助費・
375
353
公債費を除く
47(-15%)
45(-19%)
職員数
872
763(- 12%)
754(-13%) 歳出額(≒調達額)
公債
155億円(44%)
48
39
36
公営事業繰入
43
44
45
後期高齢者
(国民健康保険)
( 8)
( 8)
(7)
10年比 +11%
(上下水道)
(14)
(10)
(10)
(他(介護保険等))
05年比 +32%
(19)
(25)
(26)
扶助費(対 歳出)
61(16%)
84(22%)
88(25%)
将来負担(対 税収・年) 377(2.3倍)
地方債残高
391
支出予定
64
積立金
78
460(2.7倍)
355( - 9%)
178(+177%)
73( - 5%)
445(2.7)
10年 395,024円/人
216( - 9%)
18(+170%)
36( + 4%)
協働から総働へ
中長期の視点で、
地域を耕す意欲としくみ
NPO
協
働
?
当事者
専門家
行政
学校
公共サービスを担う
(教員+生徒)
意欲とスキル
総
働
事業者
金融機関
行政
NPO
「1対1の業務・責任分担」から「多様な主体による協働」へ
「団体の支援」から「(小規模多機能)自治の確立・維持」へ
すべての部署・業務が、調達も含め、よりよい成果へ
→定義・ねらいも、進め方も抜本的に見直す「協働2.0」へ!
まちづくりは、誰のため? 何のため?
あいさつできる関係づくりのため
子どもたちの世代が誇りを持って
暮らし、働くため
 20年で人口が半減した町で、小中学生が
農畜漁林業の生産・販売を体験し、町長
に提言する年50時間以上の町おこし授業
(北海道・浦幌町、「NPOマネジメント」第63号参照)
災害時などの安心のため
 障碍者・高齢者のための「避難支援」と
「避難所の課題確認」訓練(別府市)
元気な地域は、人数ではなく姿勢が違う
 自分が住み続ける地域の未来の
ために、本当に大切なことを
実現できるように、全力を尽くす。
出し惜しみしない
できないフリしない
あきらめない
「誰かがどうにかしてくれる」なんて
甘えない
自治会・町内会は、
行事を半減して、事業=福祉+経済を!
【現在】
親睦も安全も福祉も行事の連続。。
→地域の住民が気軽に付き合い、
日常生活に必要な情報交換や
安全確保などを行なうとともに、
地域生活をより快適にするため、
自主的・自発的に共同活動しな
がら、まちづくりを進める。
問題解決 (交通安全、防火・防災、
防犯・非行防止、資源回収)
生活充実 (福祉、青少年育成、
健康増進、祭礼・盆踊り、
運動会、文化祭など)
環境・設備維持 (清掃・整備、
集会所管理など)
広報・調整
【今後】
「小規模多機能」自治!
→行政機能の集約化を補い、
住民減少・高齢化などに伴い
必要性が高まる安全・安心の
確保のための「適地適作(策)」
型の地域づくりを進める。
共通の「基本機能」と
独自の「魅力づくり」
・最小限の安全・安心の維持
・文化・伝統の継承
・経済的な競争力の維持・向上
雲南市の地域自主組織のすごさ
・「公民館」から「地域交流センター」へ
 共益的な生涯学習施設から、自治の拠点へ
・「小規模多機能」自治
 合併による「行政機能の集中・効率化」を補う
「適地適作(策)」型の地域づくり
 幼稚園放課後の預かり保育(海潮)
 閉店された農協跡で産直市&100円喫茶(中野)
 共通の「基本機能」と独自の「魅力づくり」
 最小限の安全・安心をどう維持するか?
 文化・伝統をどう残すか?
 経済的な循環・競争力をどう維持するか?
真地(まーじ)団地自治会(那覇市)
・1981年開設の市営住宅、400世帯
・車両部で買物支援
「移動も寄り道も生きがい」、今後は役所にも!
・2011年度に「地域福祉部」新設!
「第1次福祉計画」(11-13年度):
見守り、活性化、運行、資金造成
・見守り:同棟の支援者、新聞・宅配も協力
・木曜:「ふれあいデイサービス」(14-16時)
・金曜:「百金食堂」(100円昼食会)
・土曜:カラオケ!
参加・支援から、協働・総働へ
地域における市民と行政との協働の領域
政策立案(policy making)
(企画・財政部門が主導)
市民「参加」型の政策立案
市民「参画」型の政策立案と実現の協働
市民に「意見」を求める:public involvement
市民が提言し、実践で協働する
:public commitment (collaboration)
例:委員会、審議会
アンケート調査、関係団体へのヒアリング
パブリック・コメント
対話集会(意見交換会)、出前講座
例:介護保険事業(NPOがモデルをつくり、行政が制度化)
地域の環境保全事業(立案・調査から実施まで)
多文化共生のための条例づくりと支援事業
←単発・問題対処的(case based)
継続・基盤形成的(infrastructure oriented) →
「制度化された資金」の分配
事業の持続性の向上
市民は単なる利用者:policy consumer
市民の「担い手化」を支える:citizenship support
例:緊急雇用対策・ふるさと雇用再生事業
決定済み事業の執行のみ委託
(請負の発注)
地域活動団体への補助、運営資金交付
例:不登校児支援団体への補助の制度化
学校ボランティアの役割の拡大
総合学習を支援する団体との授業の開発
独居高齢者を支える活動への支援の制度化
業務執行(operation)
(事業・現業部門が担当)
横浜型地域貢献企業支援事業(07年~)
地域と企業を信頼とネットワークで結ぶ!
地域や社会を意識し、
地域貢献の視点を持って社会的事業に
取り組み、
地域とともに成長・発展をめざす。
地元ブランド販売
4.雇用:女性活躍促進(よこはまグッド
バランス賞)、出産育児 ・介護支援、
高齢者・障害者
5.環境:認証取得、地域活動、リサイクル
6.品質:認証取得、高齢者対応・健康配慮
・「最上位」「上位」「標準」の3段階
・公共工事におけるインセンティブ発注 【一般】
(認定企業であることが入札参加条件) 7.財務・業績:黒字、出納・帳簿作成分離
会計参与設置
・低利融資資格認定+保証料3/4助成!
(金利2.1%以内、最長7年、2億円まで) 8.労働安全衛生:認証取得(OHSAS等)、
健康・労務相談窓口設置
CSRマネジメントシステム(PDCA)評価 9.消費者・顧客対応:顧客対応窓口設置
+地域性評価((1)項目+(2)地域性基準) 顧客対応教育・訓練制度
10.情報セキュリティ:PC・文書管理、
(1)取り組み項目評価
Pマーク、顧客情報管理
【必須】
1.コンプライアンス:法令遵守宣誓書、 (2)地域性基準評価(下記のいずれか)
1.地域志向性:特性・文化を重視した取組
納税証明書、許認可
2.地域限定性:在住・所在限定の取組
【重要】
2.地域社会貢献:ボランティア、文化事業、3.地域性比率:対象者中在住者5割以上
地域への寄附
すでに200社以上!
28
3.地元活用・志向:業者選定(地元優先)、→「横浜スタンダード推進協議会」
行政は総働をどう促すか?
(団体自治偏重から、住民自治充実へ)
地縁団体は「行事・活動→事業」
「役割・運営→経営」へ
行政は「要望を聞いて対応
→事業と組織の経営支援:
定量情報の提供+基盤の整備」
(→地域が自ら現状を理解して、
小規模多機能化を進める支援を)
地域が「自治=経営」者として自ら現状を知り、
小規模多機能化を進めるために
まず行政がすべき準備
⓪小規模多機能自治の必要性を
首長・議会・職員に徹底する
← 長期見通し(±10年)をつくる
+地域状況を定量化・相対化する
+先進地域から学ぶ
①小規模多機能自治を促す制度
・施策をつくる
(例:公民館→自治拠点)
②小規模多機能自治の必要性を
住民に伝え、取り組みを促す
③「自慢大会」や「円卓会議」で
状況や知恵の共有を促す
④次世代育成を促すために、
雇用者に働きかける
地域が自ら進めるべき取り組み
①地域状況を長期的・定量的・
相対的に把握・共有する(知る)
②地域内外から学び続ける
地域の詳しい見通しをつくる
(後期)高齢者率、独居世帯率
→買物、移動、見守り、配食、
清掃・雪下ろし、耕作放棄 など
生活必須ニーズの推移予測
③行事・会議・組織を棚卸しする
地域の行事(小規模も含む)、
会議、組織をすべて書き出し、
労力(=時間)を可視化する
④多機能化の取り組みを進める
⑤組織づくりを進める
小規模多機能自治を進めるロードマップ
準備 →
導入(~50%) →
全域+拡充
知 (自治体アセスメント実施→)
(経過モニタリング)
る 自治連合会役員、首長、議員、
・ 行政幹部職員対象 研修・勉強会
学 ・市内外の事例
ぶ ・前後20年の経緯・見通し
同様他市と
推進連合
自治体:中長期基本方針策定 →
小規模多機能自治推進に向けて
・自治拠点の整備・拡充
備
・補助金制度改定
え
(集落アセスメント 詳細設計→)
る
行政事務
委託・移管
条例+計画化
地域貢献企業優遇
※総合評価入札活用
地域説明会開催
アセスメント実施
+共有研修
※組織・行事・役職 棚卸し
+小規模多機能 計画策定
「自慢大会」開催
相互視察
※市内全地域から5~7分で発表 ※自慢大会で好事例発掘
育
「○○円卓会議」開催
合同研修
て
※防災、福祉等テーマ・部会単位 ※人口・特性の似た集落で
る
若者のチャレンジ支援施策と連動
※上位と地縁団体とのマッチング
ふりかえり・
改善会議
業務・機能別
研修
ちょっと頭を整理してみましょう(~15:00)
ご所属の組織名
おなまえ
主な活動・業務内容
所属団体の活動・業務で
工夫していること
自慢できること
市民団体・行政・学校/企業・自治会
ご自身の色紙にご記入ください
組織・地域として
困っていること
(余白)
後ほどメモで
使用します
お互いの工夫と課題を共有しましょう(~15:30)
ご所属の組織名
所属団体の活動・業務で
おなまえ
工夫していること
全員から「自己紹介+工夫・自慢」を1分厳守で一巡、
主な活動・業務内容
自慢できること
「困りごと」も1分厳守でもう一巡、
全員からご発表ください。
その中から、全員で一緒に考える「困りごと」を
挙手で選んでください。
組織・地域として
困っていること
やりとりのメモに
お使いください
選ばれた方の「困りごと」について
総力を挙げて考えましょう
・その困りごとについて、補足説明(5分)
・他のメンバーは、説明を聞きながら、
「自分はこんなことができそう」
「こういう人を知っている・紹介できる」
といったことを付箋に書き、
口頭で伝えて発表者(=困っている人)に
渡してあげてください。
・16:00から、困りごとと提案を1分で発表
(特に参考になったアイディアをいくつか)
「困りごと」と「ヒント」
町会未加入:長期居住者対応から
班長の協力、パンフレット配布
メリットと義務感、住みやすさ
情報交換と声かけ、意欲
高齢者居場所:空家、学校、
人材活用のきっかけイベント
メンバー固定:いいところ発信
平日昼:体験会開催、チラシ作製
情報発信:若者:ウェブ、メール
中山間地:官設民営+温泉 道の駅
高齢者:紙→事業として官民協働 大学、女性
世代間交流:球技後の打上げ
歴史文化基本構想:詳しい人多数
→子ども、学校の巻き込み
市民活動センター経由で連携
後継者: 1人ではなく複数
×災害対策訓練→◎避難宴会
観光協会、飲食・宿泊施設とも
各地の宝物紹介 など
後継者:女性、他団体との連携
関係づくり:友達になる感覚
しっかり聞く、電話より直接対面、
在住歴
若者就労体験先:1次産業
若いリーダー:分割・負担軽減、
時間変更、言える雰囲気
「若い人」を巻き込むなら
「若い人」の都合も考える!
 早く決める、文句言わずまかせる
子どもの行事と連動する!
スポ少、おけいこ、PTAとの連携
料理好きな女性は活躍する!
伝統料理の勉強会は、
地域の先輩との交流機会!