「クライ」の分類 クライB班 b1,b2,b7の分類 • b1:名詞・熟語の一部 「位」「最高位」など • b2:動詞 「位する」、「くらう」の連用形「くらい」など • b7:疑問 「どのクライ」「いつクライ」など b3:概数 • 数量詞+クライ でおおよその数量を表す。 ex)学び始めて一年クライ経つ。 その後、壇上の十人グライが祝辞を述べました。 b4、b5の分類(低評価・高評価) • 以下の例文の「クライ」の役割は同じでしょうか? ・ラテンアメリカでは日本人のサッカー下手は常識だ。ブラジルで以前、 カズこと三浦知良が活躍したクライでは、それは覆らない。 → 低評価 ・忙しくて自分のことなどする暇がないクライだ。 → 高評価 b4:低評価 • 前節要素を低く評価する。 ex)おいらにだってそのクライわかるよ。 • 「三浦知良が活躍したくらい」は、問題になっている事態、つまり日本 人のサッカーに対するブラジル人の評価を覆らせることを目的とする 事態の程度としては、低すぎて役に立たないものとして評価されて いる。(田中聡子(2003)、p.282) b5:高評価 • 事態の程度を強調する。 ex)羨ましいクライ ストレスが少ない。 b6:程度 • 前節要素と大きさ、量などが同様であること・近しいことを表す。 ex)手のひらに入るクライの大きさ。 取材陣の人数と同じクライになる。 低評価・高評価・程度の分類1 • 「程度」での置き換え (高評価と低評価・程度の選別) b4)三浦知良が活躍した程度では、それは覆らない。 b5)?忙しくて自分のことなどする暇がない程度だ。 b6)手のひらに入る程度の大きさ。 低評価・高評価・程度の分類2 • 「ほど」での置き換え (低評価と高評価・程度の選別) b4)?三浦知良が活躍したほどでは、それは覆らない。 b5)忙しくて自分のことなどする暇がないほどだ。 b6)手のひらに入るほどの大きさ。 資料2 分類チャート右下 概数と程度の区別 • 前述要素に数字が含まれていれば概数で分類。 Ex) • 半分クライの量(程度) / 二分の一クライの量(概数) • 日露戦争クライまでは……(程度) / 1904年クライまでは……(概数) 今後の課題 • 概数をどこまで区別すべきか。 ・程度と概数の分け方 ・概数の中からさらに低評価・高評価を分けるかどうか
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