1512_eco_pro_prepare_2030

延長線上ではない
未来に挑むために
- 2030年へのロードマップを描くIIHOE[人と組織と地球のための国際研究所]
代表者 兼 ソシオ・マネジメント編集発行人 川北 秀人
http://blog.canpan.info/iihoe/
Inspiring Social Innovations since 1994.
IIHOEって?
・組織目的: 地球上のすべての生命にとって、
(1994年) 調和的で民主的な発展のために
・社会事業家(課題・理想に挑むNPO・企業)の支援
・「NPOマネジメント」(99年~11年)、「ソシオ・マネジメント」
・育成・支援のための講座・研修
 地域で活動する団体のマネジメント研修(年100件)
 行政と市民団体がいっしょに協働を学ぶ研修(年60県市)
 「ソシオ・マネジメント・スクール」6テーマで開講(15年~)
・調査・提言:「NPOの信頼性向上と助成の最適化」
「協働環境」 「自治体の社会責任(LGSR)」
・ビジネスと市民生活を通じた環境問題の解決
・企業の社会責任(CSR)の戦略デザイン(年20社)
・2020年の地球への行動計画立案
・専従3名+非常勤1名、東京(新川)、約3900万円
小宮山先生のお話から
・(人工物の)飽和は循環&都市鉱山の扉
+エネルギー危機を改善・技術で乗り越えた
・量の満足の次は質→高QOL(生活品質)実現
・エネルギーの理論値と現実との乖離=可能性
→運輸+業務+家庭(例:暖房)理論値ゼロ!
・2050年 重量も燃費も半分で台数4倍可能!
← ’70s工業省エネ→サービス化→消費減
→消費55%減&再生可能エネ32%(45%の7割)
・IEA中位推計も「30年に再生可能40%=最多」
・再生:製錬 アルミ83倍、鉄27倍→回収+分離の問題
・温室効果削減目標が高いほど日本には有利
※飽和=市場の終わりではなく効率向上の機会!
結論を先に申し上げると、
持続可能性を高めるために、
(継続・維持ではなく)「進化」するしかない
・高齢化は第2幕へ(地域活動人材増→要支援者増)
・85歳以上の加速度的増加 + 生産人口&世帯人数減
→ 自動車製造・販売ではなく「モビリティ・サービス」業へ
・世界経済における存在感は、昭和30年代の水準に
・2016年は「調達・サプライチェーンCSR元年」
・ISO20400 持続可能な調達規格 16年秋発行見通し
・東京オリパラは「持続可能な運営」を公約して選ばれた
・2030年▲26%は、製造業も、事務所も、輸送も、家庭も
・エネルギー自給率は、寒い地域こそ改善できる!
→ 「電気・灯油で暖める」→「断熱+地中熱+バイオマス」
介護ニーズは80歳代で急増する→高齢化「第2幕」へ
2010年国勢
人数(千人)
介護+予防
計
65-69
70-74
75-79
80-84
85-89
90-94
95-
85-
29,484 8,272
7,018
5,992
4,376
2,454
1,029
342
3,825
318
620
969
1,004
620
268
1,892
3,968
170
人口比
13.5%
2.1%
4.5% 10.3%85歳以上の4人に1人が要介護3以上
22.1% 40.9% 60.2% 78.2% 49.4%
総数比
(100)
4.3%
8.0% 15.6%要介護3以上の2人に1人が85歳以上
24.4% 25.3% 15.6%
6.7% 47.7%
要介護3-
1,661
68
121
226
人口比
5.6%
0.8%
1.7%
3.8%
総数比
(100)
4.1%
7.3% 13.6% 21.1% 24.5% 18.7% 10.6% 53.9%
’15 +予防
4,865
200
352
655
1,110
1,309
860
378
2,547
要介護3-
2,068
80
135
239
402
531
432
249
1,212
10→15
+406
+12
+13
+13
+51
+124
+121
+73
+317
’20 +予防
5,742
168
415
731
1,186
1,531
1,151
559
3,241
要介護3-
2,489
67
159
267
430
621
578
368
1,567
15→20
+422
-13
+24
+28
+28
+90
+146
+119
+355
’25 +予防
6,529
146
349
869
1,334
1,660
1,384
788
3,832
要介護3-
2,879
58
133
317
483
673
695
518
1,887
20→25
+390
-9
-25
+50
+54
+52
+117
+150
+320
351
407
331
176
895
8.0% 16.8% 30.3% 51.5% 23.4%
これまで20年と、これから20年は違う!
日本の人口
1995年
2005年
2015年
計(万人)
12557
12776
12659
0~14歳
2001
15~64歳(A)
8716
2025年
12065
2035年
11212
▲11%
+0%
1752
1582
1324
1128
▲20%
8409
▲28%
7681
7084
91%▲11% 84%
(生産人口)
6342
75%
▲17%
1826
2567
3395
3653
3740
高齢者率
14.5%
20.1%
26.8%
+85%
30.3%
33.4%
+10%
75歳~
716
1160
1645
2178
2245
後期高齢者率
5.7%
9.1%
13.0%
+41%
18.1%
+32%
20.0%
+3%
65歳~
85歳~(B)
A÷B
157
292 174% 511
55.1人 28.7人 15.0人
736 346%1014
9.6人
6.2人
251%
日本の高齢者・後期高齢者のくらしは?
人口(千人)
高齢者
後期高齢者
世帯数
高齢者単身
後期高齢者
単身
後期単身率
高齢者夫婦
後期 夫婦
高齢世帯率
後期世帯率
2005年
2010年
2015年
2020年
2025年
127,767
25,760
11,639
128,057
29,245
14,072
126,597
33,951
16,458
124,099
36,123
18,790
120,658
36,573
21,785
9.1%
11.0%
13.0%
15.1%
18.1%
49,566
3,864
51,950
4,790
52,560
5,719
52,133
6,193
50,988
6,325
1051+2813 1385+3405
1698+4021
1861+4331
1912+4412
1,966
2,592
3,114
3,617
4,229
435+1531
573+2019
688+2425
799+2818
934+3295
16.9%
3,583
944
15.0%
5.9%
18.4%
4,339
1,358
16.9%
7.6%
18.9%
5,125
1,692
20.6%
9.1%
19.3%
5,522
1,998
22.5%
10.8%
19.4%
5,625
2,356
22.1%
12.9%
延長線上で考えるな!
(IMF WEO@1504)

日本のGDPが世界に占める割合が最高だったのは?

2014年に日本のGDPが世界に占める割合は?

では、2020年には?

同年、中国のGDPは日本の何倍?

同年、ASEAN5の1人当たりは、日本のいつと同じ?

同年、中国+インド+ASEAN5の世界シェアは?
延長線上で考えるな!
EU
アメリカ
日本
中国
(IMF WEO 2015.4)
ASEAN5
インド
1980
1人あたりGDP
世界シェア
後10年成長率
$9,130
33.6%
2.1%
$12,575
25.7%
3.0%
$8,359
9.8%
4.4%
$302
2.8%
9.7%
$1,407
2.0%
5.3%
$566
1.7%
5.5%
1990
$16,743
31.9%
2.1%
$23,913
26.3%
3.2%
$19,110
13.6%
1.4%
$954
1.8%
10.0%
$2,893
1.4%
5.0%
$1,177
1.4%
5.7%
2000
$24,144
26.6%
1.7%
$36,432
31.0%
1.8%
$25,519
14.3%
0.5%
$2,846
3.6%
10.2%
$4,738
1.5%
4.8%
$2,041
1.4%
6.9%
2010
$33,518
26.0%
1.4%
$48,309
22.9%
2.5%
$33,713
8.4%
1.1%
$9,012
9.1%
7.4%
$8,379
2.5%
5.5%
$4,495
2.6%
7.3%
2015
$37,607
22.1%
$56,421
24.3%
$38,215
5.6%
$13,801
15.0%
$10,866
2.8%
$6,265
3.1%
2020
$44,922
20.8%
$67,697
22.9%
$44,405
5.0%
$20,003
16.5%
$14,603
3.2%
$9,327
3.7%
中国+ASEAN5+インド=23.4%
製造業就業者:12年12月998万(16%)←92年10月1603万(25%)
月平均給与総額:13年314,054円← 97年371,670円
パート労働者:29.41%(史上最高)
主要企業の2013年度
連結売上高と海外売上比率
省エネを、地球のためではなく、
自分自身の経済のために見てみると?
世帯
あたり
暖房
1965(S40)
1973(S48)
年度
第1次石油ショック
5386(30.7%)
給湯
5930(33.8%)
厨房
2807(16.0%)
動力・ 3334(19.0%)
照明
88(0.5%)
冷房
計
17545 MJ
2009(H21)
9050(29.9%)
9583(25.1%)
+3664(+ 68%)
+533(+ 5%)
9595(31.7%) 10957(28.7%)
+3665(+ 61%) +1362(+14%)
4268(14.1%)
3131(8.2%)
+1461(+ 52%) ▲1137(▲26%)
6962(23.0%) 13859(36.3%)
+3628(+108%) +6897(+99%)
393(1.3%)
687(1.8%)
+306(+348%)
+294(+74%)
30268
38179
+12723(+72%) +7911(+26%)
熱供給が
5割以上
家電・ITは
どこまで?
断熱も
換気も
省エネを、地球のためではなく、
自分自身の経済のために見てみると?
世帯
あたり
電気
都市
ガス
LPガス
灯油
石炭
太陽熱
等
1965
1973(S48)
(S40)年度
第1次石油ショック
4000
(22.8%)
2597
(14.8%)
2105
(12.0%)
2649
(15.1%)
6193
(35.3%)
-
2009(H21)
8536(28.2%)
19280(50.5%)
+4535(+113%) +10745(+125%)
5146(17.0%)
+2549(+ 98%)
7865(20.6%)
+2719(+52%)
5267(17.4%)
+3161(+150%)
3894(10.2%)
▲1372(▲26%)
9474(31.3%)
+6825(+257%)
6720(17.6%)
▲2754(▲29%)
1846(6.1%)
-(0.0%)
▲4347(▲70%) ▲1846(▲100%)
0(0.0%)
382(1.0%)
2割は
熱に?
2千万kl
→2兆円!
電気・灯油・ガソリンの使用量「偏差値」上位は?
電気
灯油
青森 88.9(110)
札幌 83.2( 97)
福井 73.8(153千円) 秋田 74.3( 77)
盛岡 70.2( 67)
67.6(147)
67.3( 61)
松江 63.2(142)
63.0(142)
和歌山 61.0(140)
60.8(139)
60.7( 45)
福島 60.2(139)
徳島 59.0(138)
福島 57.7( 39)
静岡 58.9(137)
仙台 55.5( 34)
岐阜 56.5(135)
長野 54.9( 32)
54.5( 31)
ガソリン
山口 73.1(128)
63.3(105)
62.7(104)
62.6(104)
水戸 61.9(102)
宇都宮 61.9(102)
浜松 61.6(101)
松江 61.2(100)
大分 59.6( 96)
長野 59.5( 96)
電気・灯油・ガソリンの使用量「偏差値」上位は?
電気
灯油
青森 88.9(110)
札幌 83.2( 97)
福井 73.8(153千円) 秋田 74.3( 77)
盛岡 70.2( 67)
金沢 67.6(147)
山形 67.3( 61)
松江 63.2(142)
富山 63.0(142)
和歌山 61.0(140)
山形 60.8(139)
富山 60.7( 45)
福島 60.2(139)
徳島 59.0(138)
福島 57.7( 39)
静岡 58.9(137)
仙台 55.5( 34)
岐阜 56.5(135)
長野 54.9( 32)
金沢 54.5( 31)
ガソリン
山口 73.1(128)
山形 63.3(105)
金沢 62.7(104)
富山 62.6(104)
水戸 61.9(102)
宇都宮 61.9(102)
浜松 61.6(101)
松江 61.2(100)
大分 59.6( 96)
長野 59.5( 96)
電力ならスマートグリッド、
燃料なら地産地消(適地適発+産地直用)
降らない
【関東・東海・関西・中四国・九州の
県庁所在地市・政令市】
暖房・給湯の1割改善を!
雪
降る
【北海道・東北・甲信越・北陸・山陰の
県庁所在地市】
暖房・給湯・融雪の2割改善を! 高
右記に加えて、
・断熱(壁も内窓も!)徹底!
・換気(パッシブソーラー)徹底! ・発電導入施設に直流併用!
・燃料電池発電も
・地中熱の最大活用!
【関東・東海・関西・中四国・九州の
県庁所在地市・政令市 以外】
い
人
口
【北海道・東北・甲信越・北陸・山陰の 密
度
県庁所在地市 以外】
林産資源の最大活用により、 暖房・給湯・融雪を業務用でも!
業務用暖房・給湯 2割改善を! 上記に加えて、
低
・バイオマス(木質以外も!)、 い
小水力、風力の最大活用!
→ 特に農業・福祉・教育施設!
(ハウス、畜舎、ホーム、校舎)
【吉野】発電88%:輸入化石燃料
→自給25%(再生可能13+原子力11)
+電力コスト現状微減
+温室効果欧米並み(13年比▲26%)
50百万kl=産業10+業務12+運輸16
+家庭11=石油ショック時並み必要
供給自由化+再生可能買取4兆
【田中】移動拡張・利便⇔環境負荷
+大部分の国が化石に高く依存
自由・快適・安全・持続的なモビリティ
使用時CO2ゼロ、製造手法多様、
貯蔵・輸送容易、用途多様
現状ではガソリン燃費向上も重要
→次の100年に備えFCV開発
充填3分で航続650km
【崎田】ごみアジア中心に50年まで倍増
個性・心豊かなくらし:地域循環共生圏
20年東京オリパラを契機に
発題・討論から(敬称略)
ロンドン:持続可能な社会実現の好機
+関係機関・事業者・市民の協働
持続可能性専門チーム:①気候変動
②廃棄物 ③生物多様性
④インクルージョン ⑤健康な生活
+イベント・マネジメント国際規格化
供給企業・スポンサーと協働→誇り!
【牧】西粟倉村 1500人なのに社会増!
材を加工して出荷:林業の6次産業化
製材・家具・ジビエ・染色など次々創業
灯油2000万円をバイオマス転換!
低コスト高性能の移住者向け住宅開発
週末に遠出しなくて済む
【末吉】犠牲→エシカル:環境・人・地域
緊急課題:貧困・人権・気候変動
法的縛りはなくても、多くの人が「正しい」
影響をしっかり考える:おかげさま、
おもてなし、おたがいさま
「ISO20121イベント・サステナビリティ・マネジメント・
システム認証に沿って、2020年東京大会は、
持続可能な社会、環境、経済に関する新しい基準を
遵守していく。」(東京オリパラ最終提案書 P8 )
「2012年に開催されたロンドンオリンピック・パラリンピックは、
スクラップ&ビルドではない『持続可能性(サステナビリティ)』
をめざす大会として運営され、史上最も環境に優しい大会と
して高い評価を得ました。その大会を支えたのが、持続可能
なイベント運営のためのマネジメントシステム規格である
ISO20121です。」(BSI website)
→東京組織委員会に「調達ワーキンググループ」設置!
+ ISO20400(「持続可能な調達」国際規格)16年秋発行予定!
【吉野】家庭省エネ 30年までに4割!
新築ゼロエネ、LED100%、・・
バイオマス:輸入<国内のしくみづくり
【田中】供給技術:普及で進化
最後の「気合い入れた」チャレンジ
【崎田】都も水素推進⇔CO2排出?
爆発などリスク管理?
【田中】海上風車、北九州下水汚泥、
炭素固定してレタス畑に
安全に使えばガソリン同様
【吉野】需要量?【崎田】オリパラで
【末吉】選ぶ意識=責任がなかった
(騙されないように守る)→教育必要
欧米では小学校から 不買も
バングラディシュ縫製工場の大事故
20-50代女性「わからなきゃ買わない」
フェアトレード大学サークル60団体
発題・討論から(敬称略)
【牧】将来の消費者に出資してもらった
→SNSで発信→先頭打者ホームラン
【崎田】ビジネスモデルも発信
技術とくらしの連携コーディネート
オリパラ2500万食の調達:基準・管理
【田中】理念に共感+満足に結びつくか
琴線に触れるものにできるか
【吉野】省エネ:快適・健康も
地域の取り組みにきめ細やかな支援
【牧】「やってやる」人材の徹底的支援
【末吉】6割が個人消費⇔企業の支援も
一人の応援の声から動くことも
格付:動物・環境・人権・政治・持続性
【崎田】基礎的材料不足+対話→開発
50-60歳代の男性の参加
【田中】aqua ソーシャルフェス
必要とされなければ生き残れない
【田中】まち一番の企業に⇔信任の証
【吉野】バランス良いエネルギー供給
再エネがすべて良いわけではない
太陽光1500時間/年⇔石炭で補填
【田中】チャレンジ2050
「ライフサイクルでCO2ゼロ」部品も
【崎田】技術とくらし、都心と郊外 連携
2020年に向けスポンサー以外も
小型家電回収(八戸市など)
【牧】消費が変わるかも?実感
【末吉】ロンドン以上に!
企業の経営者も消費者
買うことは個人的な営みだけでない
東3ゾーンに
発題・討論から(敬称略)
「ISO20121イベント・サステナビリティ・マネジメント・
システム認証に沿って、2020年東京大会は、
持続可能な社会、環境、経済に関する新しい基準を
遵守していく。」(東京オリパラ最終提案書 P8 )
「2012年に開催されたロンドンオリンピック・パラリンピックは、
スクラップ&ビルドではない『持続可能性(サステナビリティ)』
をめざす大会として運営され、史上最も環境に優しい大会と
して高い評価を得ました。その大会を支えたのが、持続可能
なイベント運営のためのマネジメントシステム規格である
ISO20121です。」(BSI website)
→東京組織委員会に「調達ワーキンググループ」設置!
+ ISO20400(「持続可能な調達」国際規格)16年秋発行予定!