2010年10月13日 第4章 空間解析 5. ラスタ(リモセン)データ の分析 小口 高 [email protected] 地理情報科学教育用スライド ©小口高 • ラスタデータはベクターデータと並 ぶGISの基本的なデータ • 特に自然環境や土地利用の解析で 多用 • リモセンデータは形式がラスター データと類似し,多様な解像度のも のが入手可能 • 土地利用・被覆の解析や,地図に 重ね合わせる画像として広く活用 地理情報科学教育用スライド ©小口高 地理情報科学教育用スライド ©小口高 ラスターデータの表示例 地理情報科学教育用スライド ©小口高 LANDSAT リモセンの データは 画像だが 構造は ラスタ データと 同じ 地理情報科学教育用スライド ©小口高 画像強調・空間特徴抽出(フィルタリング) 移動窓による近隣操作 地理情報科学教育用スライド ©小口高 平均化 地理情報科学教育用スライド ©小口高 分母省略 地理情報科学教育用スライド ©小口高 土浦市の 衛星画像 地理情報科学教育用スライド ©小口高 左: エッジ強調 右:ラプラシアン 地理情報科学教育用スライド ©小口高 ラスタ演算 地理情報科学教育用スライド ©小口高 Soil erosion: 土壌侵食 地理情報科学教育用スライド ©小口高 A [erosion rate 侵食速度] = R K L S C P R: rainfall (factor) 降水(のファクター), K: soil 土壌, L: slope length 斜面長, S: slope gradient 斜面勾配, C: cultivation 耕作物, P: protection 防止策 USLE: 汎用的な土壌侵食量の計算式 地理情報科学教育用スライド ©小口高 Topography, LS factor, soil factor 地形,斜面長×勾配,土壌特性 地理情報科学教育用スライド ©小口高 C factor (land use), R factor 耕作の要素(土地利用),雨の要素 地理情報科学教育用スライド ©小口高 「ラスター計算器」によるモデル適用 地理情報科学教育用スライド ©小口高 適用結果 地理情報科学教育用スライド ©小口高 地形分析(DEM/DTM)・差分解析 地理情報科学教育用スライド ©小口高 3×3の移動窓とDEMを 用いた地形の傾斜,斜 面方向,曲率(縦断・横 断)の計算 地理情報科学教育用スライド ©小口高 Finite differential (X) X方向差分 Finite differential (Y) Y方向差分 地理情報科学教育用スライド ©小口高 差分 差分 微分 地理情報科学教育用スライド ©小口高 データの特徴から 数学的に厳密な 微分(x = tの近傍) が難しい場合 Finite differential (X) X方向差分 Finite differential (Y) Y方向差分 0 0 0 0 1 0 -1 0 1 0 0 0 0 0 0 0 -1 0 -1 0 1 1 2 1 -2 0 2 0 0 0 -1 0 1 -1 -2 -1 前の式 地理情報科学教育用スライド ©小口高 日本と韓半島のDEM (GTOPO30, 約1 km解像度) 標高 地理情報科学教育用スライド ©小口高 傾斜 地理情報科学教育用スライド ©小口高 流域分析 地理情報科学教育用スライド ©小口高 「蓄積水量」の分布 地理情報科学教育用スライド ©小口高 抽出された水系 地理情報科学教育用スライド ©小口高 抽出された流域 地理情報科学教育用スライド ©小口高 可視領域分析 地理情報科学教育用スライド ©小口高 Mt. Diabloの 可視域 地理情報科学教育用スライド ©小口高 切り土・盛り土分析 A B C 多摩丘陵の1984~1990年代末の人工地形改変地域. ベクター等高線データと空中写真測量により2時期の 10-m DEMを作成.A~Cの3地域を分析. 地理情報科学教育用スライド ©小口高 1 2 3 90年代末 1 2 3 1984 地理情報科学教育用スライド ©小口高 標高の変化の例 改変前 改変後 地理情報科学教育用スライド ©小口高 標高差 赤:減少(切土) 青:増加(盛土) コスト・パス解析 地理情報科学教育用スライド ©小口高 推奨 ルート 地理情報科学教育用スライド ©小口高 ラスタ分類 ランドサットTMセンサの諸元 地理情報科学教育用スライド ©小口高 水 砂 森林 都 市域 モロコシ 地表物質別の各バンドの反射特性 地理情報科学教育用スライド ©小口高 草 砂 都市域 モロコシ 草 水 森林 地理情報科学教育用スライド ©小口高 最初に土地 利用が既知 の場所で調 べる 確率密度 楕円の利用 Maximum Likelihood Method 最尤法 地理情報科学教育用スライド ©小口高 地理情報科学教育用スライド ©小口高 セルラ・オートマトン(cellular automaton)モデル 地理情報科学教育用スライド ©小口高 生成された模様の例 地理情報科学教育用スライド ©小口高 参考文献 • 長澤良太・原慶太郎・金子正美 (編) 「自然環境解析のためのリ モートセンシング・GISハンドブッ ク」 古今書院,2007 • ヒャルト=ディカウ,ヘルムート= ザオラー 「GISと地球表層環境」 古今書院,2004 地理情報科学教育用スライド ©小口高
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