10情報検索に関する基礎知識 最後のまとめ 1 10-1情報に向き合う態度 • (情報収集の準備) – 情報検索内容をキーワードを含む文章にできる – 情報収集の目的・目標を明確にすることができる • (情報検索) – – – – – – – – – 図書、雑誌、新聞記事など情報源の特徴を理解できる 基礎知識が必要なことを認識できる 必要な情報の情報源を推定できる 情報を探す方法を考え出せる 必要な情報に効果的かつ効率的にアクセスできる 適切なキーワードを選択できる 論理式を使って検索式を作成できる 書誌事項を認識・利用できる データベースの構造を理解できる 2 • (情報収集) – 情報を活用するには原文の入手が必要なことを 認識できる – 図書館を有効に利用できる • (情報の評価) – 情報を批判的かつ適切に評価できる – 情報源を評価できる – 情報が発信された背景を考えることができる – 情報の矛盾点を指摘できる – 目標を基準にして必要な情報を取捨選択できる 3 • (情報の活用) – 情報を目的の達成・問題解決に利用できる – 情報の活用には目的・目標の確認が必要なことを認識で きる – 情報を整理・加工することができる – 問題点(不確実な点)を認識した上で情報を活用できる – 創造的な情報を評価できる – 複数の情報を比較して考えることかができる – 複数の情報を目的に合わせ再構成できる – 新しい情報を既存の知識に組み込み新しい解釈ができる • (意思決定) – 情報は理性的で有効な判断材料になることを認識できる – 判断は行動を起こすために必要なことを認識できる – 過去の経験を計画の立案や判断に利用できる 4 10-2比較的効果的な情報源へのアプ ローチ事例 • 1)適切なキーワードを見つけたい – 検索エンジンに関連キーワードを入力しWeb情報から キーワードを探す – 新聞記事検索で関連記事の中からキーワードを見つけ る • 2)特定の話題が時代によりどのように変化してきた かを知りたい – 雑誌記事の遡及検索 • 3)就職活動で面接を受けるために企業の情報を知 りたい – 日経新聞のDBで企業の過去の情報を得る/企業のH Pから情報を得る 5 • 4)新しい専門知識を得たい – 専門雑誌の記事情報を検索する • 5)体系的な知識を得たい – 図書情報を収集する • 6)偏りのない知識や情報を得たい – 複数の図書や雑誌記事から情報を得る • 7)英語の適切なキーワードを見つけたい – 日本語と英語のキーワードを同時に使用し、英語・日本 語が共存するWebページから適切な英語のキーワードを 見つける • 8)信頼性の高いWeb情報を得たい – go.jp, ac.jpドメイン, co.jpドメインを参考にする 6 • 9)世界的に通用する専門的な情報を得たい – EBSCOhosts, ProQuest, Dialogを使用する • 10)レポート作成に役立つ情報を収集したい – 図書情報を探す(基礎知識が無い場合や詳しい情報が 必要な場合) – 新聞記事を探す(具体的な事例や特定の出来事に関 する情報が必要な場合) – Web情報を参考情報として使用し、Web情報だけでレ ポートを作成しない • 11)言葉の意味を詳しく知りたい – 百科事典を調べる/新聞記事を調べる – Wikipediaを100%信じないこと – Web情報だけで確認しない(参考にする) 7 • 12)不要な情報を除きたい – 検索式にnotを使用する • 13)自分で考えた事例: – 実際の情報検索では自分で情報源へのアプロー チ方法を考えることが重要なので、最後の欄には 自分で重要だと考えた事例を記入する。 – . . 8 10-3情報件検索における書誌事項の 有効な活用 • 情報検索に有用な書誌事項は、表題、著者、所属、 抄録、出版年、雑誌名、出版社などの他に、分類、 ソーラス、著者キーワードなどがある。 • 10-3-1表題, タイトルを使用した検索 – 表題中には情報の内容を的確,簡潔に表現する用語 が使用されている。 – キーワードによる検索件数が多い場合に、キーワード を追加して絞り込み検索を行っても効果的に絞り込め ない場合に表題に絞り込む – 主となるキーワードの検索対象範囲を表題(タイトル) に限定すると、有効な絞り込み検索が可能となる 9 • 10-3-2分類を使用した検索 – 分類はデータベースファイルを作成するときに分類の定 義に基づいて付与される。 – 分類は大分類、中分類、小分類といったように階層的に 付与されている。 – データベース全体で統一して付与されているので、ある分 野に関係する情報だけを検索したい場合や、関係のない 分野の情報を排除する場合に効果的である。 – フリーキーワードより情報のもれを少なくすることができる。 情報のもれが許されない特許情報の検索に分類は必須 である。 – 分類が利用できる場合には、フリーキーワードと分類を and検索で絞り込むと有効な場合が多い。 10 • 10-3-3統制語とシソーラスを使用した検索 – 新聞記事情報は一定のルールに基づいた統制語を使用 して作成している。 – 統制語の用語集を参照すると有効な情報収集が可能に なる。日本経済新聞や朝日新聞の新聞記事データベース で統制語を使った情報検索が可能である。 – 使用する用語を、意味する内容に従って上位概念から下 位概念に分類したものをシソーラスという。 – 分類より特定の情報を検索するのに有利で、フリーキー ワードで洩れる情報が検索できる。分類と同様にフリー キーワードと組み合わせても有効な検索が可能となる。 – MEDLINE データベースで使用されているMeSH(Medical Subject Headings)が代表的なシソーラスである。 11 10-4意思決定に役立つ情報の整理・ 加工・分析 • 複数の情報には矛盾する内容が含まれる – 情報の取捨選択、グループ化、ウエート付け、 グラフ化が必要となる。 – 情報検索により得られた複数の情報を使用し て情報の整理・加工・分析を行う。 • 情報の分析の結果から、目的や目標を実 現するための意思決定を行う。 – 大学などでは、レポートを作成することや、知 識を得ること自体が目的となる場合が多く、 意思決定を伴わない情報収集が多い。 12 忘れないうちに • 2)情報収集のために最も重要なことは何だ と思いましたか? – 情報検索のレポートを作成した体験をとおして学 んだ事 – 最後の空白に記述しておいてください。 13 レポートと提出レポートの確認 • レポート⑤UP 提出期限 – 7月20日 → 7月22日(木) • 但し、本日3限&18:00以降メンテナンスを行います – サーバの不具合により現在代替機 • 先週末登録のデータ&提出期限後提出データ未確認 • できれば再登録をお願いします • レポート提出の確認⑥UP 提出期限 – 7月26日までに(試験前日までに) – 先週末登録&提出期限後提出は必ず記入してく ださい。 14 試験 • 授業6回目の理解度テスト – Web情報の特徴 – 複数の検索エンジンを使うことのメリット – 論理式 • 授業11回目の理解度テスト(解答配布) – Q1 新聞記事情報DBのデータは? – Q2 新聞記事情報DBを利用すると、通常の新聞購読では得られな い、どのような情報が得られますか? – Q3 新聞記事情報DBはどのように利用できるか? – Q4 Web情報と、新聞記事情報の違いを考えてください。 – Q5 図書情報の特徴を記述してください。 – Q6 図書情報DBの特徴を記述してください – Q7 雑誌記事情報の特徴を記述してください。 – Q8 雑誌記事情報はどのように利用できるか? 15 最後に • 授業評価アンケートに回答してください。 – 今後も情報検索を積極的に活用してください。 – 授業終了後でも質問受け付けます。 16
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