情報基礎II/情報工学II 第一回目

情報基礎Ⅱ
(第1回)
月曜4限
担当:北川 晃
この講義で扱う内容
• アルゴリズムとは何か
• Microsoft Visual Basicを用いた
初歩的なプログラミング
 Visual Basicの基本的な文法
 アルゴリズムの実装の仕方
 判断・分岐,飛び越し,繰り返しの処理の仕方
 ソースコードを実際に入力し,動作を確認
• 様々な日常問題への応用
情報基礎実習I(木4・5)にて,問題演習を行う
評価
• 中間試験(もしくはレポート):30%
• 定期試験:70%
その他,出席状況などを加味して総合的に判断する.
参考書
Visual Studio 2015のインストール
https://www.visualstudio.com/ja-jp/products/visual-studio-community-vs.aspx
‘vs_community_JPN.exe’をダウンロードし,セットアップする.
Visual Studio 2015のインストール(続き)
ダウンロードしながらセットアップが進む.
Visual Studio 2015の起動
初回起動時に,Microsoftアカウントでのサインインが促される.
情報処理を学ぶ意義
理工系において…
数学を用いて
方程式を解く
•手で解けない問題も多い
例:cos x 
x の解を求めよ.
実験を行い,
データを取る
•膨大なデータを,素早く整理したい
例:1000個以上あるデータを,
小さい順に並べ替えよ.
計算機(コンピュータ)を用いて,効率的に問題を解決する.
•ユーザーの指示により,動作する(自発的には動かない).
•機械は繰り返しなど,単純操作は得意.
•用途に合わせて,最適な方法を適用する.
アルゴリズム
• 数学,コンピューティング,
言語学などの分野にお
いて,問題を解くための
効率的手順を定式化した
形で表現したもの.
流れ図,フローチャート
プログラム
• コンピュータの行う処理(演算,動作,通信,
等)の手順を指示したもの
上底A,下底B,高さHの
台形の面積Sを求める
Visual Basicプログラム
Sub Main()
Dim a, b, h, s As Single
Console.WriteLine("上底の値を入力して下さい")
a = Console.ReadLine()
Console.WriteLine("下底の値を入力して下さい")
b = Console.ReadLine()
Console.WriteLine("高さを入力して下さい")
h = Console.ReadLine()
s = (a + b) * h / 2
Console.WriteLine("台形の面積はs={0}", s)
End Sub
プログラミング
• アルゴリズムを元に,プログラムを作成
(流れ図などを利用)
アルゴリズム
プログラム言語
プログラム
話の内容(文脈)
対応
言語
文章
プログラミング言語
• コンピュータに対する一連の動作の指示を記述するた
めの人工言語の総称
※自然言語(日本語,英語,ドイツ語…)との違い
論理的,厳密
•構文上の間違いは許されない
•文脈によって意味が変わることがない
•設計者の意図と作業によってのみ変更される
主なプログラム言語
BASIC
Java
C
JavaScript
C++
Lisp
COBOL
Pascal
FORTRAN
Prolog
• BASIC: Beginner’s All-purpose Symbolic Instruction Code
(初心者向け汎用記号命令コード)
• 英語を基礎とした,初学者にも分かりやすい文法
• 非常に多くの方言がある
→
Visual Basic (Microsoft)
情報処理の流れ
外部記憶装置
(ハードディスク,
USBメモリ)
入力装置
(キーボード,
マウス)
記憶装置
(メモリ)
出力装置
(モニタ,
プリンタ)
演算装置
(CPU)
処理装置
(CPUが行う)