A0671204 藤巻 一也 1 1 研究概要 2 背景 3 研究方法 ◦ 1.1 目的及び意義 ◦ 2.1 地産地消 ◦ 2.2 Life Cycle Assessment ◦ ◦ ◦ ◦ 3.1 3.2 3.3 3.4 研究方法概要図 モデル・定式化 シミュレーション 結果 4 考察 2 本研究の目的 ◦ 農業生産における環境負荷軽減の提言 本研究の意義 ◦ 環境を定量的に捉える ◦ 地産地消の再検討 ◦ 環境負荷の低い農作物の生産・購入の促進 3 農作物生産エネルギーの割合 農薬 5% 肥料 12% 生産エネルギー 輸送 20% 生産エネルギー 輸送エネルギーを減らすことが 生産その他 農作物生産の排出量を減らせるのか? 輸送エネルギー 光熱動力 43% A県産 20%輸送エネルギー B県産 吉川直樹,天野 耕二,島田 幸司“野菜の生産・輸送過程における環境負荷に関する定量的評価” ,2006,http://www.ritsumei.ac.jp/se/rv/amano/pdf/2006S-yoshikawanaoki.pdf 4 新地産地消 旧地産地消 モデル化 モデル化 小規模実験 比較 小規模実験 面積 最低生産量 大規模実験 計算 大規模実験 データ作成 最低需要 生産排出量 利益 比較・分析 輸送排出量 輸送コスト 5 従来手法による地産地消 排出量軽減重視の農業体系 利益を考慮した農業体系 6 農作物生産エネルギーの割合 輸送段階排出量 ◦ 排出量=排出原単位×輸送量×輸送距離 農薬 トラック 5% 生産段階排出量 肥料 12% 輸送 20% ◦ 排出量=(耕作E +加温E +肥料E)×生産量×排出係数 電気・軽油 生産その他 光熱動力 20% 43% 吉川直樹,天野 耕二,島田 幸司“野菜の生産・輸送過程における環境負荷に関する定量的評価” ,2006,http://www.ritsumei.ac.jp/se/rv/amano/pdf/2006S-yoshikawanaoki.pdf 7 3.2.2 既存モデル定式化:輸送量最小化モデル I:生産県の集合 minimize yijk (1) iI jJ kK j i J:仕入県の集合 K:品目の集合 y djk:j地点における品目kの需要量(t) ijk y ijk xi , iI jJ kK pik:i地点における品目kの最低生産量(t) j i xik:i地点における品目kの生産量(t) i I , k K , (2) 輸出量 = 生産量 y ijk d jk , j J , k K , subject to jJ iI 輸送量 yijk:i地点からj地点への品目kの輸送量(t) a≧i :i地点の生産可能量(t) (3) 輸入量 需要量 pik xik , i I , k K , (4) 最低生産量 ≦ 生産量 x i I , (5) ≦ 生産可能量 生産量 kK ik ai , xik 0, i I , k K , yijk 0, i I , j J , k K . (7) 8 ( 6) 単位排出量:20 需要:20 最低生産量:30 利益:30 面積:150 3.2.3 提案モデル定式化1:排出量最小化モデル minimize sik xik uij yijk iI kK (8) iI jJ kK I:生産県の集合, J:仕入県の集合, K:品目の集合, x , i sI ,ik k xK, ik (9) uij yijk djk:j地点における品目kの需要量(t), subject to y ijk y ijk jJ iI pik:i地点における品目kの最低生産量(t), ik iI kK d jk , 生産段階 j J , k K, pik xik , x kK ik ai , i I, i I, sik:i地点における品目kの生産に伴うCO2 iI の単位排出量(kg/生産量1t), jJ kK (10) (11) (12) xik 0 , i I,k K, yijk 0 , i I,j J,k K . (14) 9 (13) 輸送段階 xik:i地点における品目kの生産量(t), uij:i地点からj地点への輸送に伴うCO2の 単位排出量(kg/輸送量1t), yijk:i地点からj地点への品目kの輸送量(t), ai :i地点の生産可能量(t), 3.2.4 提案モデル定式化2:利益最大化モデル maximize ik xik eik ij wij I:生産県の集合 (15) J:仕入県の集合 K:品目の集合 djk:j地点における品目kの需要量(t) subject to y jJ ijk ik xik eik ij wij xik , i I , k K, yijk d jk , j J , k K, (17) iI 生産利益 排出コスト i I , k K, (18) pik xik , x (16) i I, (19) eik sik xik uij yijk , i I , k K, (20) wij yijk , i I , j J, (21) kK ik ai , jJ kK xik 0 , yijk 0, 10 i I , k K, pik:i地点における品目kの最低生産量(t) sik:i地点における品目kのCO2の単位排出量 (kg/生産量1t) xik:i地点における品目kの生産量(t) 輸送コスト uij:i地点からj地点への輸送に伴うCO2の単 位排出量(kg/輸送量1t) yijk:i地点からj地点への品目kの輸送量(t) ai :i地点の生産可能量(t) ei :i地点のCO2排出量(t) wij :総物流量 (t) (22) i I , j J , k K . (23) α :CO2の排出量価格(円/kg) β ik :生産利益係数 ε ij :輸送コスト係数 データに関して -47地点・20品目生産可能量 ・その地点において生産できる最大の量 最低生産量 より現実的な ・最低限生産しなければならない量 シミュレーション 最低需要 生産排出量 ・各地点が各品目に対し,最低限必要な量 ・各地点,品目ごとに1t生産することによるCO2排出量 排出量比較 輸送排出量 所得 ・各地点間ごとに1t輸送することによるCO2排出量 ・各地点,品目ごとに1t生産することによる所得 利益比較 輸送コスト ・各地点間ごとに1t輸送することによるコスト 11 以下の三点の評価尺度についてそれぞれ考慮 ◦ 輸送量 他地点輸送量,自地点消費量 ◦ 排出量 生産排出量+輸送排出量 ◦ 利益 生産利益-排出コスト-輸送コスト 12 利益最大化 排出量最小化 輸送量最小化 輸送量(t) 4.88・106 5.05・106 3.71・106 自地点消費(t) 2.42・106 1.74・106 3.47・106 輸送量 (t) 6.00E+06 5.00E+06 transport 輸送量 4.00E+06 自地点消費 3.00E+06 2.00E+06 1.00E+06 0.00E+00 利益 最大化 排出量 最小化 輸送量 最小化 13 CO2排出量 利益最大化 輸送量最小化 生産排出量(kg) 5.26・1010 2.77・1010 5.77・1011 輸送排出量(kg) 1.26・10 9 9.56・10 8 1.35・10 9 総排出量(kg) 5.38・1010 2.87・1010 5.78・1011 輸送量 最小化 7.00E+11 6.00E+11 emission of 輸送排出量 5.00E+11 排出量 (kg) 排出量最小化 transport 4.00E+11 emission of 生産排出量 production 3.00E+11 2.00E+11 1.00E+11 利益 最大化 排出量 最小化 0.00E+00 14 利益最大化 排出量最小化 輸送量最小化 生産所得(円) 1.73・1012 1.01・1010 1.11・1012 排出コスト(円) 1.08・1011 5.74・1012 1.03・1011 輸送コスト(円) 1.00・1011 7.60・1010 1.07・1011 利益(円) 1.53・1012 8.81・1011 8.96・1011 1.80E+12 1.60E+12 1.40E+12 利益(円) 1.20E+12 1.00E+12 8.00E+11 6.00E+11 4.00E+11 2.00E+11 0.00E+00 利益 最大化 排出量 最小化 輸送量 最小化 15 排出量 利益最大化 1 20 排出量最小化 輸送量最小化 輸送量 利益 16 排出量 250万t 利益最大化 排出量最小化 = 500億円 輸送量最小化 輸送量 利益 6500億円 17 成果 ◦ 大幅な排出量削減 ◦ 同時に利益の確保 課題・今後の展開 ◦ 一様ランダムデータの実データ化 18 19
© Copyright 2024 ExpyDoc