「情報科学」 第7回(全15回) コンピュータの構造 画像処理技術 2 カラーディスプレイの画像処理 コンピュータで色を再現する方法 光の三原色を用いる 赤(Red) 三色を混ぜると白になる 青(Blue) 緑(Green) 参考 色の三原色 シアン(緑青) マゼンタ(赤紫) イエロー(黄) 三色を混ぜると限りなく黒に近くなる 黒・・・ っぽい 3 カラーの階調表現 24/32ビットカラー RGBそれぞれ8ビット、256階調 0000 0000~1111 1111 16進数表記で、00~FF 3色24ビットで、およそ4億色表現可能 000000~FFFFFF 残りの8ビットは表示以外に使用される カラーの階調表現 色の表現方法 Red Green Blue 00~FF(0~255) 00~FF(0~255) 00~FF(0~255) HTMLにおける階調表現の例 <background-color:#FF00FF> のように使用 CRTディスプレイの構造 電子銃から発射された電子を 蛍光体に当てて発光させる 陽極端子 収束コイル 電子銃 蛍光体 シャドーマスク 偏向コイル 液晶ディスプレイ(LCD)の構造 G B R (一般的に) 6つの要素で 一つの画素を構成 バックライト 偏光フィルタ 液晶 RGBフィルタ 電子ペーパー 特徴 低消費電力 応答速度 高視認性 薄くフレキシブル 電気を流すと、 インクが引き寄せ られる + 表示中ほとんど電力不要 液晶に較べ遅い 直射日光下でも視認できる 曲げられる + + - - - 8 カラーの画像 一つの画素(ピクセル)ごとに、階調表現 左のような32×32ピクセルの キャラクタの場合、 32ビットのデータが、1024集まって 一つの画像となる 9 カメラによる画像のデジタル化 ① ② ③ 1ピクセルずつ、 RGBの値を 読み取る 撮影 細かい点(ピクセル) に分割 ④ デジタルデータ (ペイントデータ) 画像データの種類 デジカメ等の データはこちら ペイントデータ ラスタ・データ、ビットマップ・データ ドローデータ ベクター・データ とも 簡単な直線や円などの要素で構成される とも アドビ社の イラストレータは こちら 静止画と動画 静止画 固定された画像 動画 1秒間に30枚ほどの 連続した画像 動画 全ての映像をデータ化すると、 ファイルサイズが莫大になる →データの圧縮 →差分データの抽出 比較 画像データの圧縮 データサイズをコンパクトにするための手法 JPEG、MPEGなどの手法がある 複雑な計算式を元にデータを圧縮 データ圧縮手法の一例 あああああいいい → あ5い3 繰り返される文字を指数を用いて表現している 14 画像処理技術の限界 人間の画像処理 ヒヨコだ! 認識 見た 脳の視覚野で処理 *視覚野: 海馬の記憶との マッチング *海馬: なんだっけ? 15 画像処理技術の限界 コンピュータの画像処理 ヒヨコ・・・ です? パターン マッチング、 データ検索 etc… 撮影 様々な処理の後・・・ 撮影された データを・・・ 輪郭などの データに置き換え 特徴を抽出 「目玉が二つ」 「クチバシがある」 ・・・など・・・ 16 画像処理技術の限界 動画処理 人間の場合 動く物体を認識することは容易 (むしろ、動かない物体を認識し続けられない) コンピュータの場合 画面を比較し、差を抽出して認識 動いた 画像処理技術 近年、画像処理記述の向上により、 「笑顔を認識してシャッターが切れるカメラ」 や 「指定した物体を追い続けるビデオカメラ」 など様々な機器が登場
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