第59回日本臨床検査医学会近畿支部総会 RCPC 【症例1】27歳 女性 妊娠28週から黄疸が出現し、近医産婦人科から当院受診し入院となった.入院時の検査結果を表1 に示す. 入院後,緊急帝王切開を施行した.術中から出血があり,術後も不正出血,ドレーンからの出血が持 続し赤血球,FFPの輸血を施行した.7日目より出血は落ち着いた.8日目の検査結果を表1に示す. その後も出血傾向は見られなかったが凝固系データの異常が続き血液内科受診となった.その際 の採血結果を表 2に示す. 【症例2】 労作時呼吸困難のため受診した72歳女性 第1病日 RBC Hb Ht MCV MCH MCHC 血小板 白血球 4 (370-500×10 /μl) (11.5-14.5 g/dl) (36-45 %) (84-99 fl) (27-34pg) (31-35 %) (15-35×104/μl) (3500-8000/μl) 桿状核球 (1-3 %) 分葉核球 (45-70%) 好酸球 (1-3%) 好塩基球 (0-1%) 単球 (1-7 %) リンパ球 (20-45 %) CRP (<0.2 mg/dl) PT (10.5-13.3 sec) APTT (23-35 sec) フィブリノーゲン (170-370 mg/dl) D-dimer (<1.0 μg/ml) 尿素窒素 (7-19 mg/dl) クレアチニン (0.5-0.9 mg/dl) 尿酸 (2.7-6.0 mg/dl) 234 6.9 21.3 91 29.5 32.4 17.7 6460 0 79 0 0 8 13 <0.2 31.6 32.6 308 0.8 21.5 1.7 5.0 血糖 コリンエステラーゼ 総蛋白 アルブミン グロブリン LD AST ALT 総ビリルビン 直接ビリルビン γ-GTP ALP Na K Cl Ca P ハプトグロビン IgG IgA IgM (65-110 mg/dl) 113 (215-460 U/l) 221 (6.7-8.1 g/dl) 8.1 (4.0-5.0 g/dl) 4.0 (2.6-3.2 g/dl) 4.1 (100-225 U/l) 3547 (11-32 U/l) 144 (3-30 U/l) 16 (0.2-1.0 mg/dl) 3.8 (%) 13 (10-40 U/l) 24 (100-335 U/l) 185 (139-147 mmol/l) 141 (3.5-4.8 mmol/l) 3.7 (101-111 mmol/l) 107 (8.4-10.0 mg/dl) 9.2 (2.2-4.2 mg/dl) 2.8 (19-170 mg/dl) <1.0 (870-1700 mg/dl) 2392 (110-410 mg/dl) 116 (35-220 mg/dl) 38
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