民族ネタが嫌いな人間など この地球にいない!多分 本屋に行けば民族やカルチャーショックをネタに したジョークを集めた本に出会える。 国際化が進むこのご時世で、民族ジョーク集は端 的とはいえども、笑いを交えて効果的に他国民の ステレオタイプを知ることができる。 言い得て妙、というのが単純に面白い 自分たちの国が他国の人にどう思われているのか も分かる 例えば・・・ 「飛行機に乗せた手荷物が戻ってこない!」 手荷物を持った人が○○の国の人だったら・・・ アメリカの職員は、弁護士を連れ「当社に責任はな い」と言いながら来た。 インドの職員は、3日経ってからやってきた。 日本の飛行機会社の職員は、頭をペコペコ下げ、 「申し訳ありません」と言いながら来た。 一方その頃、イタリアの職員は・・・? 答.来るはずが無かった。 日本とドイツ WW2で同盟国だったこともある。この2国が ジョークのネタになったら・・・ ある時日本人とドイツ人が一緒に酒を飲んでいた ところ、ドイツ人が日本人に肩を組んで言った 「今度はイタリア抜きでやろうぜ! 」 オーネ イタリア ※ドイツ語で「Ohne Italia!」とい う。このギャグは現在でも一部で通用するらしい。 三国同盟の絆を感じるジョーク フランスVSイギリス ―ドーバー海峡は津軽海峡よりも狭かった―(嘘) 世界史を勉強すればわかるが、英仏間の仲の悪さは天下一である 貴方にとっての幸福とは? イギリス人がしみじみと言う。 「幸福とは、自分が仕事から疲れて帰ってくると、僕のスリッパが暖 められて、暖炉の側に揃っているのを見る時、感じるものだよ」 それを聞いたフランス人が言った。 「いいかい、幸福と言うのは、出張先で魅力的な女性と知り合い、そ して切なさを感じつつもさっぱりと彼女と分かれた時にこそ、感じる ものだ。 これだからイギリス人はロマンがないんだ! 」 ※この話のオチはイギリスの誇る「吸引力の劣らないただ一つのダイ ソン製掃除機」によって吸い込まれてしまいました イエスに立ち向かう国々 その1 イエスは罪を犯した女に石を投げる人々に向かってこういった。 「この中で、今まで一度も、心の中ですら姦淫の罪を犯したことのない者のみ石を投 げるがよい」 人々の反応は以下のようなものだった アメリカ人 「私は誇りを持って武器を取る!」と石をぶつける。 ついでに心の中というプライベートな問題に踏み込もうとしたイエスを告訴する。 日本人 人から責められたのでバツが悪くなって投石を止める。しかし、まわりのみんなが投 げているので再び投げ出す。集団行動は守ります。 韓国人だったら そもそも女に石など投げていない。女が罪を犯したのは日本人の所為だからと、日本 人に石を投げる。 フランス人 心の中の姦淫という罪なき甘美を責めるイエスに猛烈に石を投げ始める。 これが後のフランス革命である。 イエスに立ち向かう国々 その2 ドイツ人 辺りが一瞬、しーんと静まり返る。 そして「でも法律だから・・・」という誰かのひとり言に 目を覚まし、やっぱり石を投げる。 イギリス人 一同、「こいつは一本取られた」とばかりにワッハッハと 大笑いする。 そして石を投げる。紳士的に的確に投げる。 イタリア人 絶妙な「とんち」で騎士のごとく女を救い、そのハートを つかもうとしたイエスの手練手管に感心する。 しかし彼等には、そもそも最初から何が罪だったのかよく わかっていなかった。 まとめ グローバル化が進む昨今、文化の違いやその歴史 に触れる機会は増えている。他国との交流やそれ が与える影響、歴史などを知っていると、より親 しく深く関わりあえるかもしれない。 一方、民族多様化の進む中、民族のステレオタイ プ・ジョークがいつまで笑いをとれるのか、そこ もまた疑問である。 私たちはいつか真の意味で「同じ人間」になれる のだろうか?
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