Albert Abraham Michelson(1852~1931)

Albert Abraham
Michelson(1852~1931)
略歴
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プロイセン王国でユダヤ人一家に生まれる
2歳のときに両親とアメリカに移住
1869年アメリカ海軍兵学校に入学
兵学校を卒業後、海軍入隊を経て兵学校の
教師になる
• 光速度の測定を行う
• 1887年マイケルソンモーリーの実験
• 1907年ノーベル物理学賞受賞(アメリカ初)
時代背景
• エーテル理論
エーテル=光を伝えるための媒質
空間中にエーテルが満ちている!?
• Maxwell方程式
→光は電磁波の一種
伝達速度は観測者の速度によらず一定
ガリレイ変換の相対性原理に従わない
エーテルの測定
• 地球はエーテルで満たされた空間内を動くの
だから『エーテルの風』が存在するはず
• 光の速さを調べれば地球のエーテルに対す
る相対運動を調べられる
• 期待された光の速さの変化は最大でも、光速
に対する地球の公転速度の比の一万分の一
程度であったためかなりの精度が必要
マイケルソンモーリーの実験
• 直行する2つの経路を光が進むのに要する時
間を比較
• エーテルの風を測定するための実験
• 結果はどの方向を測っても同じ速度であった
→大きな衝撃を与える
ローレンツの解釈
• エーテルに対して速度を持つとき、観測装置
や我々を含む全ての物体が 進行方向に対し
て
倍に 縮む←失敗
• Maxwell方程式の形を変えないローレンツ変
換を考案
• 時間も縮む??
アインシュタインの説明
• 光速度不変の原理(光の速度は光源の速度
によらない)
• 相対性原理(どんな慣性系でも物理法則は同
じ)
• この2つの原理からローレンツ変換を導くこと
ができる(ガリレイ変換の放棄)