FCALの最適な位置を探す - SAGA-HEP

FCALの最適な位置を探す
FCALの最適な位置を探すため
に、FCALを取り外し、図のように
Optional Detectorを配置した。
下表に+Z側の分だけ詳しい位
置を記載してある。
Nominal Pairからe+,e-合わせて
70000個(1bunch分)のデータを
使用した。
水色:Beam Pipe
緑色:Interaction Region
Anti-DID使用。
青色:Optional Detector
Z
ΔZ
R
ΔR
OptDet 1
230.000
0.001
0.00
9.23
OptDet 2
230.000
0.001
9.25
26.74
OptDet 3
230.002
54.997
30.00
5.99
R[cm] vs. cos(theta)
運動量からcos(theta)を算出した。
後方散乱はRが小さい領域ではほとんど
z軸に水平方向の運動量を持っている。
またRが大きくなるにつれて垂直方向の
運動量を持つようになる。
1~2cmの間でいろいろな運動量を持って
いるのはBeam Line上であることと関係
があるのかもしれない。Z=230cmでは
x=1.61cmの位置にビームラインがある。
Z [cm]vs. cos(theta)
Zが大きくなるにつれて垂直方向の運動
量が増える。
cos(theta)からはほとんどZ軸に対して
水平に後方散乱粒子が運動している様
子がわかる。
各領域での粒子種
Beam Pipeの中はpair粒子が主で、
Beam Pipeの外はフォトンが主である。
R[cm] vs. total energy[GeV]
後方散乱粒子はz軸に対してほとんど水平で、IP付近のBeam Pipeを叩いて測定器に入
るものが多いのでは?
↓
後方散乱のうち、直接測定器に入るものと、IP付近のBeamPipeを叩いて出てくるものの
割合を調べる。
FCALのバックグラウンドのための最適化としてはBeam Pipeをなるべく多く覆うこと大切
になりそうである。