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十三課
一人ぼっちでプライバシー
新しい言葉
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プライバシー(privacy):個人私密,私生活。
適切(てきせつ):適當.恰當.妥切。
見当たる(みあたる):找到.看到.看見
概念(がいねん):概念。
指摘(してき):揭示。
相互(そうご):互相.彼此.雙方。
補助(ほじょ):補助。
基盤(きばん):基礎.底子。
不可欠(ふかけつ):不可缺.必須。
しょうじ:屏風,隔扇。
ふすま :兩面糊紙的隔扇.拉門。
区切る(くぎる):隔開.劃分。
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採用(さいよう):採用.採納。
不可能(ふかのう):不可能。
素性(すじょう):出身.來歷.血統。
重要視(じゅうようし):重視。
構成(こうせい):構成.組織。
病歴(びょうれき):病歷 。
ありとあらゆる=あらゆる: 所有.一切。
そもそも: 最初. 原來. 本來。
実情(じつじょう):實情 。
文法
~どころか~ :哪談得上;豈止是…
~に至るまで~=~から~まで :從~到~
~というより:與其~不如~
解析
プライバシーという語に適切な日本語が見当たらないのは、
昔の日本にはプライバシーという概念がなかったからだとい
う指摘がある。
個人隱私這個詞在日本語裡沒有適當的說法,
對於從前的日本因為沒有隱私這個概念這樣的指摘。
相互補助を基盤に成り立つ村社会の日常生活には、プライバ
シーを守るどころか、いつどうしたといった情報を共有する
ことは必要不可欠なことであった。
日常生活以互相補助作為基礎成立的村社會,不用說守護個人隱
私、哪裡的誰、共同擁有什麼時候怎樣的情報是必要不可欠缺
的。
家の形から考えてみても、しょうじやふすま一枚で区切っ
ただけの部屋とも呼べないような空間で、個人が情報を守
って生活することなどとても不可能だった。
試著從家的形成考慮,房間只是以一張屏風和隔扇隔開不能說
是空間,保護個人生活隱私等等是非常不可能的。
さらに、雇用にしても、長い間、終身雇用制度を維持する
ために、採用に当たって個人の素性が重要視され、出身、
家族構成、宗教、学歴に始まり、本人はおろか身内の病歴
に至るまで、ありとあらゆる情報が求められた。
並且,以雇用而言,為了維持長時間、終身雇用制度,在採用時
個人的來歷是被重視的,以出身、家族構成、宗教、學歷為開
始,本人的自身病歷就更不用說了,所有的情報都是被要求的。
こうした歴史的環境の下では、プライバシーがなかったと
いうよりも、日本にはそもそもプライバシーの育つ土壌が
なかったというのが実情だったのである。
在這樣的歷史的環境下,與其說沒有隱私不如說在日本原本就
是一個沒有生長個人隱私的土壤是實情。