2016センター英語分析

2016年1月 大学入試センター試験(英語)
4,297 words
筆記試験は引き続き長文易化傾向
(昨年度プラス47単語)
大問
分野
word数
60wpm
120wpm
1
単語の発音・アクセント
28
00分28秒
00分14秒
2
文法・語法問題
409
06分49秒
3分25秒
3
読解問題(対話文)
1131
18分51秒
9分26秒
4
長文読解(図表)
1,083
18分03秒
9分02秒
5
長文読解(資料読み取り)
877
14分37秒
7分19秒
6
長文読解(説明文)
769
12分49秒
6分25秒
合計
80分
4,297
71分
37秒
36分
19秒
(うち本文のみで695単語)
(うち本文のみで542単語)
※60wpm: 平均的な受験生のスピー
ド※120wpm: 読解に必要なスピード
【大問6】目安20分のうち
60wpm⇒ 解く時間7分強
120wpm⇒ 解く時間14分
解く時間が2倍確保できる!
【全体】80分のうち
60wpm⇒ 解く時間9分
120wpm⇒ 解く時間44分
解く時間が約5倍に!
2016年はリスニングの傾向に変化
より日常会話に沿った出題に
センター試験史上初、3者間の会話形式
一方的にスピーカーが説明口調で語る設問が減り、会話形式が増加。
テーマは専門的なものではなく、日常生活で想定できるテーマが増加。
「英語の授業でのディベート」をテーマにした設問では、
初めて「3者間の会話」を聞き取る内容であった。
【例)一部のリスニング出題テーマ】
・宅配ピザのチラシを見ながら相談する夫婦の会話
・ロブスターをお土産にもらった際の体験談
・英語の授業中にディベートを行う3人の会話
“500万円の予算で行いたい学校の改善”についての討論では、自分の
思考を論理的に発しつつ、さらに相手の意見を理解した上で賛成・反
対の意見を述べる必要がある。
このようなアウトプットを意識させるテーマ選定は、2020年から開始さ
れるSpeakingテストの導入をイメージさせるものである。
使われる単語自体は易化しているため、英語の基礎力が重要である。
また多種多様な状況下での日常会話に
普段からどれだけ耳が慣れているかどうかがポイントとなる。
クエスチョンについても、よく考えて解答しなくてはいけない問題が増え
「聞いて答える」から「考えて答えるリスニング」へシフトしている。
参考文献: Toshin.com
http://www.toshin.com/center/
4技能化に向けた内容の変化でさらに英語の基礎力が問われるようになる
易しいレベルの日常会話から、しっかりと確実に聞き取れるリスニング力は
速読英語で長文読解力と一緒に鍛えられる