2015 年度 英 語

2015 年度
英 語
■ 大学・学部(日程):首都大学東京(前期・文系(人文・社会系,法学系,経営学系 A 区分))
■ 出題構成(時間/配点):120 分/配点は系・コースによって異なる。
大問
1
2
形 式
長文読解
長文読解
3
和文英訳
4
和文英訳
分野・内容 等
語 数
エッセイ「高校時代の数学の思い出」
約 730 語
論説「書物の重要性」
約 610 語
「生活の質の向上と地球の限りある資源につ
いて」
英文(約 60 語)中,1箇所の下線部英訳(32
字)
「音楽研究について」
英文(約 50 語)中,2箇所の下線部英訳((1)41
字,(2)69 字)
難易度
標準
標準
変化
→
→
標準
→
標準
‐
※難易度変化…↑難化/→昨年並み/↓易化
※難易度は首都大受験生を母集団とする基準で判定しています。
■ 出題傾向
・長文読解と英作文から成る。
・長文読解問題の設問形式はほとんどが記述式であり,下線部和訳,内容説明が中心である。記号選
択式の問題は,空所補充問題,文中の語(句)の同意語選択などである。また,(「本文中の空所
に適切な単語1語を入れる」などといった)短答式の問題が出題されることもある。
・英作文は,(例年,)会話文やインタビュー,小説の一部など,題材やテーマはさまざまだが,下
線部英訳という形式は一貫している。2013 年度は3種の異なる日本文の下線部英訳であったが,
2014 年度・2015 年度は,英文の論説文中の日本文になっている箇所を英訳する問題が出題された。
英作文は,2008∼2011 年度は大問2題,2012∼2014 年度は大問1題,2015 年度は再び大問2題,
と大問数に変化が見られるが,書かせる分量としては大きな変化はない。
■ 2015 年度入試の特記事項
・長文読解の総語数は昨年とほぼ同程度。
・大問 1,2 とも読み易い英文。2014 年度は 35∼50 字程度の日本語で内容を説明する問題が多く出
題されたが,2015 年度の説明問題はいずれも字数制限がなかったため,解答すべき範囲とポイン
トを的確に見きわめて解答をまとめることが求められた。
・和訳箇所はどの設問も難しい構文は使われておらず,大体どのような意味になるかはつかみやすか
った。文脈に合う自然な訳出ができたかどうかがポイントとなった。
・英作文は,論説文の一部を英訳する問題であったが,基本的なイディオムや関係詞などを正しく使
って訳出できたかどうかがポイントとなるだろう。
■ 求められる力とその養成
・長文読解は,全体の流れをつかむと同時に,指示語の内容や設問に関わる部分を緻密に把握しなが
ら読んでいくことも要求される。英文和訳と説明問題は,実際に解答を自分で書いて,第三者に見
てもらう練習をして,答案の作り方をマスターしよう。
・英作文は年度により口語的な表現も文語的な表現も出題され,題材・テーマもさまざまであり,日
本文を英訳する/英文の一部が日本文になったものを英訳するといったように,出題の形式もさま
ざまである。基本的な構文の知識をしっかりと身に付けた上で,幅広いジャンルの英作文に取り組
み,語彙や表現を蓄積していくことが重要である。