資本論読書会 第10-12章 @HIDESYS 1 第10章 相対的剰余価値の概念 • 「労働の生産力の増大というのは……労働の生産力を高 め、労働の生産力の増大によって労働力の価値を低下さ せ、」p408 • 「またかくして、この価値の再生産に必要な労働日部分 を、短縮するためには、労働過程の技術的および社会的 諸条件を、したがって生産様式そのものを、変革しなけ ればならない。」p408 2 絶対的剰余価値と相対的剰余価値 • 「労働日の延長によって生産される剰余価値を、私は、 絶対的剰余価値と名づける。」p409 • 「これにたいして、必要労働時間の短縮およびそれに応 じて、労働日の両構成部分の量的比率が変化することか ら、生ずる剰余価値を、――相対的剰余価値と名付け る」p409 3 相対的剰余価値の源泉 • 生活に必要な物資の価値が下がる=生産力が増大するこ とが必要。p409 4 特別剰余価値 • • • • 企業の技術革新に対するインセンティブ p411-413 「新たな方法を用いる資本家」p412 「かくして、改良された生産様式を用いる資本家は、他 の同業資本家に比して、より大きい労働日部分を剰余労 働として自分のものにする。相対的剰余価値の生産にお いて、資本が全体的に行なうことを、彼は個別的に行な うのである。」p413 5 商品の低廉化 • 「商品の絶対的価値は、それを生産する資本家にとっては、 それ自体としてはどうでもいいことである。彼が関心をもつ のは……剰余価値のみである。……そこで、相対的剰余価値 は、労働の生産力の発展に正比例して増大するのに、商品の 価値は、同じ発展に反比例して低下するのであるから、した がって、同じく同一の過程が、商品を低廉にするとともに、 それに含まれる剰余価値を、高めるのであるから、交換価値 の生産のみを問題とする資本家が、絶えず商品の交換価値を 低下させることに努力するという謎が、解けるのである。」 p415 • 「かくて、労働の生産力の発展による労働の節約は、資本主 義的生産においては、決して労働日の短縮を目的としな い。」p415 6 第11章 協業 • 「比較的大きい労働者数が、同じ時間に、同じ空間で (あるいはこう言ってもいい、同じ労働場所で)、同じ 商品種類の生産のために、同じ資本家の指揮のもとで働 くことは、歴史的にも概念的にも、資本主義的生産の出 発点をなす。」p417 7 小親方 • 「12人の労働者のうち二人ずつが、一人の小親方によっ て使用されるならば、各個々の親方が、同じ価値量を生 産し、したがって、一般的剰余価値率を実現するかどう かは、偶然となる。」p418 • 「労働熟練の一定の最低限度は、前提されている」 p419 8 協業 • 「価値増殖の法則そのものは、個々の生産者にとっては、 彼が資本家として生産し、多数の労働者を同時に使用し、 したがって、初めから社会的平均労働を動かすにいたっ て、初めて完全に実現されるのである。」p418 • 「生産手段の節約は、~」p421 読む 9 協業は結合労働力 • 「それ自体が集団力……一生産力の創造が問題なのであ る。」p422 • 「結合労働日の特殊なる生産力は、労働の社会的生産力、 または社会的労働の生産力なのである。それは協業その ものから生ずる。他人との計画的な協業(ガットヴソグ スフエルメーゲソ)において労働者は、彼の個体的諸制 限を脱して、彼の社会的能力を展開するのである。」 p426 10 協業の条件 • 「一般に労働者は、一緒にいることなくしては、直接に 協働することはできず、したがって、一定の場所におけ る彼らの集合が、彼らの協業の条件であるとすれば、賃 金労働者は、同一の資本、同一の資本家が、彼らを阿時 に充用することなくしては、したがって、彼らの労働力 を同時に買うことなくしては、協業することはできな い。」p426 • 「個別資本の一定の最小限度量……は転化させるための 物質的条件である。」p427 11 資本の指揮 • 「元来は……形式的結果であった。」p427 • 「生産条件に発展」p427 • 「資本家の指揮は、一面では生産物の生産のための社会 的労働過程であり、他面では、資本の価値増殖過程であ るという、指揮さるべき生産過程そのものの二重性のた めに、内容から見れば二重的であるとしても、形式から 見れば専制的である。」p429 12 結合労働力と賃金 • 「資本家は、一○○の独立した労働力の価値を支払うの であって、一○○という結合労働力の価値を支払うので はない。」p430 13 結合労働力と資本主義 • 「この生産力は、資本の内在的生産力として現れる。」 • 「資本主義的協業が……ひとつの歴史的形態として現れ る。」p432 14 第12章 分業と工場手工業 • • • • • 第一節 第二節 第三節 第四節 第五節 工場手工業の二重の起源 部分労働者とその道具 工場手工業の二つの基本形態 工場手工業内の分業と社会内分業 工場手工業の資本主義的性格 15 第一節 工場手工業の二重の起源 • 「特殊作業に分割」 • 「彼の旧来の手工業を、その全範囲にわたって営む習慣 が、次第に失われてくるとともに、彼の一面化された行 為が、いまや、狭められた活動領域にたいして、もっと も目的に合致した形態をとってくる」p435 • 「最も単純な形態における協業」p435 16 第二節 部分労働者とその道具 • 「終生一つの同じ単純作業に従事する労働者は、彼の全 身を、この作業の自動的一面的器官に転化するのであり、 したがって、一連の諸作業を、つぎつぎに行なう手工業 者よりも、その作業のために消費する時間が少ない」 p437 • 「増大する生産性は……労働強度の増大に負うものであ る」p439 • 「一様な労働の連続は、活動そのものの転換で、のその 回復と刺激とを得ている活力の緊張力と高揚力とを破壊 する。」p440 17 第三節 工場手工業の二つの基本形態 • 「この二重性は、製品そのものの性質から生ずる。製品 は、独立した部分生産物の単に機械的な結合によって作 られるか、またはその完成態容が一系列の関連ある諸過 程や諸操作によってつくられる。」p441 • 相互に独立・分解 と • 有機的な関係・直接的な協業 18 第四節 工場手工業内の分業と社会内分業 • 「社会内の分業と、それに対応する個人の特殊職業部面 への限定とは、工場手工業内の分業のように、反対の出 発点から発展する。一家族の内部に、さらに発展しては、 一種族の内部に、性と年齢の差異から、したがって、純 粋に生理的な基礎の上に、自然発生的な分業が発生」 p453 • 人口の大いさと密度が物質的前提 p454 • p456をみせる 19 第五節 工場手工業の資本主義的性格 • 原料の増加・使用労働者数の増加 • 「エ場手工業労働者は、その自然的性質からいって、独 立したものを作る能力を奪われていて、ただ資本家の作 業場の付属物としてのみ、生産的活動を展開する。」 p463 • 半白痴、分業、過去の進歩の結果であり将来の進歩の原 因、資本主義的生産様式の意識的・計画的・体系的な形 態、労働用具の革命の結果。 20
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