早稲田大学・上智大学 第4回 合同ゼミ 2012年6月19日@早稲田大学 今日のゼミの進め方 開会の挨拶(菊池先生) ゼミの進め方(永野) 早稲田大学・上智大学代表者によるプレ報告 ワールド・カフェ方式による全員参加型ディスカッション 各グループによる結果発表 閉会の挨拶(菊池先生) 過去のテーマ 第1回:後期高齢者制度の改正案を考える! 第2回:子育て家庭への支援策を考える! 第3回:【判例研究】 永住外国人への生活保護の適用・準用問題 ワールド・カフェ方式 ワールド・カフェとは、「知識や知恵は、機能的な会議室の中で生ま れるのではなく、人々がオープンに会話を行い、自由にネットワーク を築くことのできる『カフェ』のような空間でこそ創発される」という考 えに基づいた話し合いの手法のことを言う。 【特徴】 ワールド・カフェは、比較的多人数の集まりで、設定したテーマに関 して、ダイナミックで協働的な話し合いの場を作りだすのに効果的! 【目的】 ①本物の「カフェ」のようにリラックスした雰囲気の中で、オープンに本 音を語り、初めて会う人とも気軽に話して、ネットワークを広げよう! ②「カフェ的会話」の中で、良いアイデアを発見しよう! 【 プレ報告 】 「短時間労働者に対する厚生年金の適用拡大の是非を考える!」 報告者:菊池ゼミ代表者(岸本、黒田、野口)/永野ゼミ代表者(金森、塩出、徳山) 第1ラウンド (20分程度) 自己紹介(名前、興味を持っていること等々) テーマについて、それぞれの考えについて話してもらう。 テーブル・ホストを残して、他のテーブルに移動する。 (注)移動に際しては、メンバーが重ならないよう注意する! 第2ラウンド (20分程度) 再び自己紹介(名前、興味を持っていること等々) それぞれが、第1ラウンドで話されたことのうち、特に、伝えたいと 思ったこと(印象に残っていることや面白いと思ったこと等)を厳選 して紹介する。 第1ラウンドのテーブルに戻る。 第3ラウンド (20分程度) 第1・第2ラウンドでの話し合いを踏まえて、テーブルにおける 意見をまとめる。 ①各人が、全てのラウンドを通じて感じたことや大事だと思ったことを書く。 (後日、PDFファイルにして配布!) ②最後に、テーブルの代表者(ホストでなくても良い)が、3つのラウンドを通じて最終的 に得られたテーブルの意見をまとめて発表する!!! 1班:拡大に反対:拡大には、将来の年金が増えるというメリットがあるが、今、生活が厳しい人にとっては、 現在の手取りが多いことが重要。非正規が多い会社では、加入対象とならない学生を多く雇うことになりかね ない。雇用の受け皿が減少する可能性がある。労働条件の悪化も起きうる。 2班:大反対!!!雇用環境が悪化する。雇用される人が減ると、一人当たりの労働時間が多くなる。しわ寄 せが、労働者に行ってしまう。将来のお金より、現在のお金がほしい人が多い。そこで・・・選択方式を採用す ることを提案!!!働いている人が、加入するか否かを決めるようにする!そうすると、年金に入りたいと 思った人が、採用されない可能性が生じるが、企業は、年金に加入することを理由に差別してはならない!と いう規定を設ければよい。年金加入者を多く雇用する企業を報償する制度も設けては良いのではないか。 3班:賛成:確かに、拡大にはデメリットはある。学生ばかり雇ったり、1年以内の契約しかしない企業も発生 する可能性がある。また、働き口が減少する可能性もある。しかし…すべての働く人に、等しい権利を保障す ることが重要なのでは!?!?政府案は、理想的な社会に向けた段階的施策の一歩として、妥当なので は! 4班:反対:企業の負担が増大する。保護すべき個人を守ることにならない可能性が高い。非正規労働者は、 将来的にもらえるかわからない年金より、今、お金が欲しいのではないか。非正規労働者は、必ずしも適用 拡大を望んでいない。 5班:どちらかというと反対:適用対象企業が、今後、中小企業にも広がる可能性がある。そうすると、企業が 負う負担が大きくなり、中小企業には厳しい。また、拡大すると、企業は、優秀な労働者のみを雇うことにつな がらないか?雇用期間が1年未満の労働者は、適用対象にならないので、企業は、1年未満の契約ばかり 締結して、短時間労働者の保護にならないのでは? 6班:賛成:非正規労働者の保護が重要。フリーターの数が増大しているが、彼らが、将来生活保護に陥る可 能性がある。正規社員の夫も、いつ失業するか分からない・・・。離婚も増大している。非正規労働者も、ある 程度、社会的に保護された形で働くほうが良いのでは?正規社員と非正規労働者との間の格差は、解消す べきだと考える。しかし、企業の負担が大きいことは確か。。。非正規労働者が、厚生年金と国民年金の双方 に25年間加入し続けられるか…も疑問。 7班:反対:適用拡大すると、適用されない非正規労働者が増える結果となるのでは?使用者側が、雇用期 間を調整したり、学生を雇用する可能性がある。3年以内に適用を拡大すると、企業側が、仕事ができる人を より長時間で働かせることになる可能性もある!結果として、雇用数が減るリスクがある。そして、過労死等 の発生が増えるのでは!?!?
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