10章

第10章
目と色
13t5005a
犬飼 颯太
目次
目の仕組み
光と色
三種類の錐体
加法混色
順応
色の恒常性
まとめ
参考文献
目の仕組み
光が入射してくる側から角膜→水晶体→硝子体→網膜
角膜:眼球の保護、光線を屈折させるレンズ機能
水晶体:網膜に映る像のピントを合わせる
硝子体:屈折された光線を網膜まで送る
網膜:光を感じ、その強さ、色、形
などを識別する視細胞がある
目とカメラの違い
カメラ→フィルム
目→網膜
大きな違い
カメラ
・フィルム上に物体の形を正確に写す
目
・網膜に写った像ではなく、網膜で情報処理を行い、大脳に送ら
れ物が認識される
網膜像は忠実である必要はない
光と色
光
の
強
さ
波長(nm)
光スペクトルA,Bは異なった特性を示しているが、同じ色に見える
440,550,700nmの3つの単色光を使ってA,Bと同じ色にすること
ができる
光と色
色が物理的な光の性質ではなく、目の性質
である
光に色があるのではなく、光は色の感覚を
起こす性質がある
視細胞
錐体:明るいところで働く、感度が低い
色覚を生んでいる
桿体:暗いところで働く、感度が高い
色覚には直接関係していない
視神経:眼球(網膜)で集められた外界から光の情報を脳
に伝える神経線維の集まり
三種類の錐体
錐体には、L,M,Sと呼ばれる三種類の錐体があり、光を吸収する
分光感度が異なる
Lは長波長、Mは中波長、Sは短波長側でピークを持つ
L,M,Sは光が入射すると電気的な応答を出す光検出器と考えると
分かりやすい
分光感度曲線
同じエネルギーの光が入射しても、波長によって応答がことなり、
この応答の大小を示したのを分光感度曲線
応答の強さの組み合わせ
光の色
加法混色
赤、青、緑の3色の組み合わせや光の強弱などで、原理
的にあらゆる色を再現することができる
加法混色
「すべての色は3つの色で表現できる」という事実
等色の原理
測色学上の最も基本的な原理
3色を客観的に測定したり、表現するため
の学問
順応
錐体は環境に適応して感度を変える
例えば…
照明光が白色光
赤色光
応答を元に戻そうと働く
順応
色の恒常性
人が物の色を見る時、照明光の条件が変わっても、白
色光で見た時の色で見える
錐体モザイク
3種類の錐体の網膜上の配列
L:M=2:1であり、Sは錐体全体の10%
エイリアシング
白丸(L錐体),黒丸(M錐体)
デジタル画像を作成したときに発生する虚像またはそ
の現象
エイリアシング
代表例
ジャギー:斜め線や曲線部に発生
まとめ
目は外の情報の知的な入力センサー
光に色はない
3種類の錐体が色を決める
3つの色ですべての色ができる
物の色は常に同じに見える
参考文献
目のしくみとはたらき
http://www.ajoc.or.jp/vc_avenue/eye/
IROUSE
http://www.geocities.jp/net_t3/color/harmony01_2.html
色の恒常性
http://web2.chubu-gu.ac.jp/web_labo/mikami/brain/25-7/index-257.html
Cyber Librarian
http://www.asahi-net.or.jp/~ax2s-kmtn/pict.html