シナリオ概要 - SAP Help Portal

債務管理
SAP Best Practices Baseline Package
(日本)
SAP Best Practices
シナリオ概要 – 1
目的と利点:
目的

このシナリオには、債務管理への仕入先の会計データの転記が記述されています。
利点



債務管理は購買管理システムの不可欠な一部です。
債務管理での転記はすべて総勘定元帳にも直接記録されます。
支払プログラムにより支払処理を自動的に実行することができます。
主要なプロセスフロー範囲
 購買伝票の転記
 未消込明細のマニュアル/自動消込
 支払プログラムによる前払金の転記
 マニュアル/自動銀行支払の転記
シナリオ概要 – 2
必須 SAP アプリケーション:
必須

SAP ECC 6.03
プロセスフローに関連するロール


債務管理担当者 1
債務管理担当者 2
シナリオ概要 – 3
プロセスの詳細説明:
債務管理

債務管理にデータを転記すると、伝票が登録され、入力されたデータが総勘定元帳
に渡されます。その後、取引に関連する仕入先支払活動 (債務、前払金、クレジット
メモなど) にもとづいて、G/L 勘定と仕入先コードが更新されます。すべての取引は
勘定に転記・管理されますが、そのための仕入先マスタも登録必要があります。ワ
ンタイム仕入先を使用することで、マスタデータの巨大化を回避できます。
プロセスフローダイアグラム
マスタレコード
前払金
伝票入力
消込
仕入先マスタ
レコードの登録
前払金請求
の登録
仕入先請求書
の転記
支払保留請求書
の確認とリリース
債務管理担当者 1
イベント
債務管理
前払金あ
り
はい
いいえ
前払金消込
債務管理担当者 2
仕入先
クレジッ
トメモあ
り
クレジットメモの転
記
(請求書参照あり)
はい
支払対象請求書
の選択
支払プログラムに
よる前払金
の転記
請求書の確認と
支払の保留
(必要な場合)
支払方
法の選
択
支払媒体ワークベンチによる
支払媒体の登録
マニュアル銀行支払の転記
マニュアル
銀行報告書
の処理
凡例
<機能>
シンボル
説明
用途のコメント
バンド: 債務管理担当者や営業員などのユーザロールを示
します。このバンドを使用して、特定ロールではなく、組織ユ
ニットやグループを示すこともできます。
ロールバンドには、
そのロールに共
通するタスクが含
まれます。
この表の他のプロセスフローシンボルは、これらの行に記入
します。シナリオのすべてのロールをカバーするために必要
な行を使用します。
フロー線 (実線): 線は、シナリオにおけるステップの標準順
序とフローの方向を示します。
フロー線 (点線): 線は、シナリオでほとんど使用されないタス
クまたは条件付きタスクへのフローを示します。線は、プロセ
スフローに含まれる文書にもつなげることができます。
シナリオプロセス
またはステップの
ないイベント内の
2 つのタスクを接
続します。
業務活動/イベント: シナリオに入る/シナリオから出るアク
ション、またはシナリオ中に発生する外部プロセスを示しま
す。
文書内のタスクス
テップには対応し
ません。
SAP 以外
単一プロセス
サブプロセ
ス参照
プロセ
ス決定
説明
用途のコメント
次のダイアグラムへ/前のダイアグラム
から: ダイアグラムの次/前ページにつ
ながります。
フローチャートは前/次ページで継続し
ます。
ハードコピー/文書: 印刷された文書、レ
ポート、またはフォームを示します。
文書内のタスクステップに対応しませ
ん。タスクステップで生成された文書の
反映に使用されます。この形状には、
出力フロー線はありません。
財務会計の実績: 財務会計転記伝票
を表します。
文書内のタスクステップに対応しませ
ん。タスクステップで生成された文書の
反映に使用されます。この形状には、
出力フロー線はありません。
予算計画: 予算計画伝票を表します。
文書内のタスクステップに対応しませ
ん。タスクステップで生成された文書の
反映に使用されます。この形状には、
出力フロー線はありません。
マニュアルプロセス: マニュアルで行う
タスクを扱います。
通常、文書内のタスクステップに対応し
ません。倉庫でのトラックの荷渡など、
マニュアルで実行されるタスクの反映
に使用され、プロセスフローに影響しま
す。
既存のバージョン/データ: このブロック
では外部プロセスから送信されるデー
タを扱います。
通常、文書内のタスクステップに対応し
ません。この形状は外部ソースからの
データを反映します。このステップには
、入力フロー線はありません。
システムパス/エラー判定: このブロック
では、ソフトウェアによって行われる自
動判定を扱います。
通常、文書内のタスクステップに対応し
ません。ステップ実行後のシステムに
よる自動判定を反映するために使用さ
れます。
財務会計の実績
予算計画
単一プロセス: シナリオにおいて段階的に扱われるタスクを
示します。
プロセス参
照
ダイアグラム
接続
ハードコピー/
文書
外部イベント: シナリオを開始または終了するイベントや、シ
ナリオにおけるイベントの過程に影響を及ぼすイベントが含
まれます。
業務活動/
イベント
シンボル
文書内のタスクス
テップに対応しま
す。
マニュアル
プロセス
プロセス参照: シナリオが別のシナリオ全体を参照する場合、
シナリオ番号と名前をここに記入します。
サブプロセス参照: シナリオが別のシナリオを部分的に参照
する場合、そのシナリオのシナリオ番号、名前、ステップ番
号をここに記入します。
プロセス決定: 決定/分岐点を示し、エンドユーザによる選択
を表します。線は、菱形の各部分から生じる各種選択肢を示
します。
文書内のタスクス
テップに対応しま
す。
文書内のタスクス
テップに対応しま
す。
通常、文書内のタ
スクステップに対
応しません。ステ
ップ実行後に行わ
れる選択を反映し
ます。
既存の
バージョン/
データ
システム
パス/エラー
判定